Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

住友ファーマ株式会社 (4506)

住友ファーマは、医療用医薬品の研究開発、製造、販売をグローバルに展開する。精神神経およびがん領域を重点とし、医薬品と再生・細胞医薬で価値創造を図る。北米では進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」等基幹3製品の価値最大化を推進し、連結売上収益の37%を占める。住友化学と連携し、iPS細胞由来製品の実用化を目指す。構造改革と財務体質改善を優先し、2033年までにグローバル・スペシャライズド・プレーヤーの地位確立を目指す。 [本社]大阪府大阪市中央区 [創業]1897年 [上場]1949年

1. 事業概要と競争優位性

当社グループは、医療用医薬品の研究開発、製造、販売を日本、北米、アジアでグローバルに展開しています。日本では医療用医薬品に加え、オーソライズド・ジェネリック品(AG品)の製造・販売も手掛けています。再生・細胞医薬分野では、住友化学との合弁会社が開発受託・製造受託、研究・開発を担い、北米やアジアでも現地法人を通じた事業活動を展開しています。

競争優位性として、精神神経領域およびがん領域を重点疾患領域とし、医薬品と再生・細胞医薬による多様なアプローチで価値創造を図る研究開発基盤を有しています。特に、住友化学との連携によるiPS細胞由来製品の実用化は、技術的優位性と将来の特許による参入障壁を構築する可能性を秘めています。医療用医薬品事業は、厳格な許認可、大規模な設備投資、高度な研究開発ノウハウの蓄積が不可欠であり、高い参入障壁を形成します。また、物質特許に加え、用途、製法、製剤などの関連特許を含むパテントポートフォリオを構築し、知的財産権による競争優位性を確保しています。

2. 沿革ハイライト

1897年5月、大阪製薬株式会社として設立され、1949年5月に株式上場しました。2005年10月には住友製薬株式会社と合併し、大日本住友製薬株式会社に商号を変更しました。2009年7月以降、米国企業の買収等を通じてグローバル事業展開を加速させました。2022年4月には商号を住友ファーマ株式会社に変更し、東京証券取引所のプライム市場へ移行しました。近年は事業再編を進め、再生・細胞医薬事業の再編も実施しています。

3. 収益・成長

研究開発を基盤とする医薬品事業は、新薬開発の成功が収益を大きく左右します。成長ドライバーとして、北米市場における基幹3製品(進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」、子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「マイフェンブリー」、過活動膀胱治療剤「ジェムテサ」)の早期価値最大化に最注力しています。特に「オルゴビクス」は進行性前立腺がん治療における標準治療薬としての位置付け獲得とシェア拡大を目指しており、これら基幹3製品は連結売上収益の37%を占めています。

日本市場では、持効性抗精神病剤「ゼプリオン」「ゼプリオンTRI」や非定型抗精神病薬「ラツーダ」、2型糖尿病治療剤「ツイミーグ」の価値最大化を図っています。将来の成長シーズとして、がん領域のenzomenib(急性骨髄性白血病)およびnuvisertib(骨髄線維症)の開発を最優先で推進し、早期の承認取得と価値最大化を目指しています。精神神経領域では、iPS細胞由来製品の実用化を推進しています。

2024年度は抜本的構造改革を断行し、コア営業利益および最終損益の黒字化を達成しましたが、一過性の収益が含まれており、実態としては依然厳しい経営状況が続いています。2025年度を研究開発型ファーマとしての真価を示す年と位置付け、「価値創造サイクル」の循環と「力強い会社」への再始動を目指しています。

4. 財務健全性

2025年3月31日現在の有利子負債残高は3,104億4,000万円です。シンジケートローン契約の財務制限条項への抵触は、リファイナンスにより解消済みです。過去の北米事業見直しに伴う大規模な減損損失計上や、当連結会計年度においても55億円の減損損失を計上したことを受け、当面は財務体質の改善を優先する必要があります。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W63T | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
737.9B 31.2倍 4.6倍 0.0% 1,854.5円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 398.8B 314.6B 555.5B
営業利益 28.8B -354.9B -77.0B
純利益 23.6B -315.0B -74.5B
EPS 59.5 -792.8 -187.6
BPS 400.0 272.8 1,699.8

大株主

株主名持株比率
住友化学株式会社0.52%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
日本生命保険相互会社0.02%
株式会社SMBC信託銀行(株式会社三井住友銀行退職給付信託口)0.02%
稲畑産業株式会社0.01%
住友生命保険相互会社0.01%
UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
MORGAN STANLEY & CO. LLC(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-06-05住友化学株式会社 51.68%--
2021-10-22稲畑産業株式会社 4.19%(1.01%)
2021-06-24稲畑産業株式会社 4.19%(1.01%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-06TDNetその他住友ファーマ日本における非自己iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞「アムシェプリ」の製造販売承認取得に関するお知ら1,920-2.19%
2026-03-02TDNet資本政策住友ファーマ新株式発行に係る発行登録に関するお知らせ2,422-19.10%
2026-03-02TDNetその他住友ファーマBoost 2028 ―力強い住友ファーマの加速― の策定について2,422-19.10%
2026-03-02TDNetIR住友ファーマBoost 2028 ―力強い住友ファーマの加速― 説明会資料2,422-19.10%
2026-03-02TDNet業績修正住友ファーマ2026年3月期業績予想の修正に関するお知らせ2,422-19.10%
2025-07-31TDNetその他住友ファーマ金融費用(為替差損)の計上に関するお知らせ1,324-6.65%
2025-07-31TDNet決算住友ファーマ2026年3月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)1,324-6.65%
2025-07-31TDNetM&A住友ファーマ(開示事項の経過)アジア事業の会社分割(簡易吸収分割)ならびに丸紅グローバルファーマ株式会社との株式1,324-6.65%
2025-07-31TDNetIR住友ファーマ2025年度(2026年3月期)第1四半期決算 決算説明会資料1,324-6.65%
2025-07-31TDNetその他住友ファーマ2025年度(2026年3月期)第1四半期決算(IFRS)補足資料1,324-6.65%
2025-06-26TDNetその他住友ファーマ支配株主等に関する事項について922+6.62%
2025-06-26TDNetその他住友ファーマ米国主要製品に関連する資産のグループ内譲渡のお知らせ922+6.62%
2023-06-05EDINET大量保有住友化学株式会社大量保有 51.68%
2021-10-22EDINET大量保有稲畑産業株式会社大量保有 4.19%
2021-06-24EDINET大量保有稲畑産業株式会社大量保有 4.19%