Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

持田製薬株式会社 (4534)

持田製薬は医薬品関連、ヘルスケア、バイオマテリアルを主たる事業とする。核酸医薬分野で高度な専門性と創薬技術による競争優位性を有し、siRNA医薬の連続創製能力を目指す。ヘルスケアでは「コラージュフルフル」「コラージュリペア」の2大ブランドを確立する。医薬品開発は多額の研究開発投資と厳格な法規制が参入障壁となる。新薬開発、核酸・細胞医薬、バイオマテリアル事業への継続投資、アライアンスを通じたパイプライン拡充、グローバル展開を成長ドライバーとする。 [本社]東京都新宿区 [創業]1913年 [上場]1963年

1. 事業概要と競争優位性

持田製薬グループは、医薬品関連、ヘルスケア関連の製造及び販売を主たる業務とする。医薬品関連事業は当社が子会社へ製造を委託し、製品の仕入及び販売を行う。ヘルスケア事業は子会社持田ヘルスケアが製品の製造を委託し、仕入及び販売を行う。バイオマテリアル事業は次世代の柱の一つである。

競争優位性として、核酸医薬分野で高度な専門性と創薬技術を獲得し、競争優位性のある創薬研究を推進する。siRNA医薬の連続的な創製能力を有する「siRNA医薬のリーディングカンパニー」を目指す。再生医療等製品分野では間葉系幹細胞を用いたプロジェクトを進める。バイオマテリアル事業では神経再生誘導材「ReFeel」が米国で510(k)許可を取得し、臨床データの収集を目的とした販売を開始する。ヘルスケア事業では「コラージュフルフル」と「コラージュリペア」の2大ブランドを確立し、収益力強化を図る。

参入障壁として、医薬品の研究開発には多額の資金と長期間を要し、医薬品関連法規等の厳格な規制を受ける。製造・仕入れに関する品質問題や供給遅延、特定の取引先への供給依存もリスク要因となる。

2. 沿革ハイライト

1913年4月、医薬品製造を開始し創業する。1945年4月、持田製薬株式会社を設立する。1963年5月、東京証券取引所市場第二部に上場する。2003年4月、持田ヘルスケア株式会社及び持田製薬工場株式会社を設立し、事業を承継する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分の見直しによりプライム市場へ移行する。

3. 収益・成長

成長ドライバーとして、25-27中期経営計画では「成長戦略加速の3年間」と位置づけ、コア事業の収益力強化と成長事業への継続投資を重点テーマとする。

コア事業の収益力強化では、医薬事業において主要新薬の製品価値を最大化し、導入を通じてパイプラインを拡充する。フラッグシップ医薬品(高純度EPA製剤、ジエノゲスト製剤)の価値拡大とバイオシミラーの拡充に努め、売上高を伸長させる。ヘルスケア事業では「コラージュフルフル」と「コラージュリペア」の2大ブランドを確立し、収益力強化を図る。

成長事業への継続投資では、バイオマテリアル事業の早期上市により収益を確保し、事業基盤整備と生産性向上に取り組む。核酸医薬分野では「siRNA医薬のリーディングカンパニー」を目指し、医療的価値の高いsiRNA医薬を連続的に創製する能力を有する。細胞医薬分野では早期事業化を目指し、提携を通じて研究開発や製造体制の確立を進める。

グローバル展開では、海外事業室を中心とした連携を強化し、エパデール、ジエノゲスト製剤及びバイオマテリアル事業を中心とした海外展開の進展を図る。中国で高純度EPA製剤「MND-21」の新薬承認申請が受理され、米国で神経再生誘導材「ReFeel」の販売を開始する。

当連結会計年度の研究開発費は11,676百万円、設備投資は1,609百万円である。25-27中期経営計画期間の累計で研究開発費360億円、設備投資50~100億円を計画する。

4. 財務健全性

当連結会計年度末(2025年3月31日)の現金及び現金同等物は48,151百万円、有利子負債は0百万円であり、実質無借金経営を維持する。設備投資の所要資金は全て自己資金で賄う。総資産は160,121百万円、純資産は130,694百万円である。

5. 株主還元

当連結会計年度の年間配当金は80.0円である。当連結会計年度末の自己株式数は939,500株である。財務戦略として、利益水準向上と将来への投資を両立させ、ROEやPBRの向上を目指す。

6. 注目ポイント

25-27中期経営計画では「成長戦略加速の3年間」と位置づけ、成長事業からの利益貢献は2028年度以降に期待されるため、この期間はコア事業が成長を支える計画である。核酸医薬分野において「siRNA医薬のリーディングカンパニー」を目指す目標を掲げ、高度な専門性を持つ人財と創薬技術の獲得を推進する。バイオマテリアル事業は次世代の柱の一つと位置付けられ、神経再生誘導材「ReFeel」の米国での販売開始や、軟骨修復材「dMD-001」等の開発が進展する。医薬品の安定供給と適正品質維持を徹底し、製品の品質管理と製造力の強化に取り組む。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W7OB | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
125.5B 12.2倍 0.9倍 2.5% 3,450.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 126.0B 117.0B 115.5B
営業利益 10.5B 10.1B 9.5B
純利益 10.0B 7.9B 8.4B
EPS 282.1 223.0 236.9
BPS 3,958.5

大株主

株主名持株比率
公益財団法人持田記念医学薬学振興財団0.16%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
公益財団法人高松宮妃癌研究基金0.05%
株式会社三菱UFJ銀行0.04%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託みずほ銀行口 再信託受託者株式会社日本カストディ銀行0.04%
株式会社ニッスイ0.03%
持田 直幸0.03%
持田 健志0.03%
持田 和枝0.02%
大正製薬ホールディングス株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.72
2022-11-08株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.95
2022-10-07株式会社みずほ銀行 0.04

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-06TDNet売出価格等の決定に関するお知らせ
2026-03-30TDNet「ユリス錠」の製造販売承認の承継および資産譲受のお知らせ
2026-03-30TDNet株式の売出しに関するお知らせ
2026-03-30TDNet自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-03-30TDNet2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)
2025-09-22TDNetアンドファーマ株式会社の第三者割当増資の引受けおよび株式の取得(持分法適用関連会社化)に関するお知ら
2025-06-27TDNet当社株式の大規模買付行為に関する対応方針(買収への対応方針)の継続の承認及び特別委員会の委員の変更に
2024-07-29TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2022-11-08TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2022-10-07TDNetHolding change by 株式会社みずほ銀行