株式会社免疫生物研究所は、抗体関連事業と化粧品関連事業を展開する。抗体関連事業は、診断試薬サービス、検査サービス、TGカイコサービスで構成する。診断試薬サービスは、抗体を基盤とした研究用試薬、体外診断用医薬品・原料の製造・販売、試薬関連受託サービス、医薬シーズライセンス導出を行う。抗体作製に関する技術力の高さを強みとし、ISO13485認証を取得する。検査サービスは、「世界で唯一」の高感度ゲルろ過高速液体クロマトグラフィーを用いた血中リポタンパク質詳細プロファイリングサービス「LipoSEARCH®」を中核とし、臨床研究、基礎研究、動物医療、自由診療領域で解析サービスを提供する。TGカイコサービスは、遺伝子組換え手法によりカイコの繭中に目的タンパク質や抗体を効率よく大量生産する技術を有し、受託サービスや試薬原料、ヒト型コラーゲンを製造・販売する。遺伝子組換えカイコで生産したラミニン511-E8(iMatrix-511 silk)は機能および価格的優位性から広く利用され、Xeno-freeなフィブロネクチン生産技術も開発する。化粧品関連事業は、遺伝子組換えカイコ由来の化粧品原料「ネオシルク®-ヒト型コラーゲンⅠ」を配合した化粧品の製品開発・販売を行う。
競争優位性(Moat)として、43年以上蓄積された抗体作製ノウハウとコア技術、LipoSEARCH®の「世界で唯一」の最先端解析技術、遺伝子組換えカイコによる効率的・安全なタンパク質生産技術、および「c-KIT陽性腫瘍特異的抗体断片」に関する特許取得が挙げられる。これらの技術的優位性とISO13485認証による品質マネジメントシステムが参入障壁を形成する。LipoSEARCH®は「世界で唯一」の技術であり、ニッチ市場での支配的地位を確立する。体外診断用医薬品は規制・許認可が参入障壁となる。
1982年9月、医薬品及び医薬部外品の免疫学的研究、開発、製造及び販売を目的に設立する。1986年8月、群馬県藤岡市に藤岡研究所を新設し、研究所を移転する。2007年3月、大阪証券取引所ヘラクレス(現東京証券取引所グロース市場)に株式を上場する。2009年1月、診断薬の品質管理及び品質保証を目的にISO13485認証を取得する。2013年7月、株式会社スカイライト・バイオテック(LipoSEARCH®事業)を完全子会社化する。2016年7月、遺伝子組換えカイコ事業のGMP対応パイロットプラントである前橋研究所を新設する。2023年3月、株式会社AI Bioを子会社化する。
当社グループは、市場規模が大きい診断用医薬品市場への本格参入と海外における研究用試薬市場の拡大を目標とする。成長ドライバーとして、体外診断用医薬品の上市を推進する。外リンパ瘻診断用CTP測定試薬、糖尿病診断用Glucagon ELISA「コスミック」Ⅱ(製造販売届出受理、海外販売開始)、神経筋疾患診断・モニタリングマーカーとしてのタイチンELISA(2026年3月期販売承認申請目標)、赤痢アメーバ抗体ELISA-IBL(製造販売承認取得、2025年12月までに保険適用見込み)の開発を進める。シスメックス株式会社との業務提携により、抗体ライブラリの最適化供給やグローバル市場向け抗体開発を通じて診断薬市場向け事業を拡大する。海外診断薬メーカーへの体外診断用医薬品原料提供も決定済みである。医薬シーズライセンス導出では、SFTS治療抗体医薬品候補「ACT101」の独占的実施許諾契約を締結し、GIST診断・治療抗体医薬品に関する特許を取得する。化粧品関連事業では、インバウンド需要回復やECサイトシフト、中国を中心とした海外販路開拓を図る。
世界の医薬品関連市場は高齢化社会や高ストレス社会の進展により需要が伸び、治療法未確立疾患に対する医薬品開発の重要性が高まる。タイチンはサルコペニア、フレイル等との関係も示唆され、対象疾患の広がりが期待される。
2025年3月期(current)の売上高は969,533千円、営業利益は209,345千円、純利益は249,047千円を計上する。研究開発費は当連結会計年度で119,028千円を計上する。
2025年3月期(current)の総資産は1,845,390千円、純資産は1,514,358千円である。現金及び現金同等物は770,563千円、有利子負債は204,227千円である。自己資本比率は約82.06%と高く、財務健全性は良好である。
当社グループは、収益の拡大と財務の安定化を図り、株主への還元の早期実現を目指す方針である。
当社グループは、43年以上の抗体作製技術と遺伝子組換えカイコ技術という独自の技術プラットフォームを競争優位性の源泉とする。「世界で唯一」のLipoSEARCH®によるリポタンパク質詳細解析サービスは、ニッチ市場での支配的地位を確立する。体外診断用医薬品市場への本格参入は、規制による高い参入障壁を乗り越えることで、安定的な収益源となる可能性を秘める。シスメックス株式会社との業務提携や海外診断薬メーカーとの共同研究は、グローバル市場での事業拡大と技術的シナジーを生み出す成長ドライバーである。SFTSやGISTといった難病に対する医薬シーズ開発もパイプラインを強化する。一方で、他社との業務提携・合弁事業の不確実性、知的財産権侵害リスク、機密情報・個人情報流出リスク、特定人物への依存、海外展開に伴う地政学的・経済的リスクは事業遂行上の課題である。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 13.0B | 52.3倍 | 8.6倍 | — | 1,398.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 970M | 817M | 795M |
| 営業利益 | 209M | 104M | 57M |
| 純利益 | 249M | 187M | -290M |
| EPS | 26.7 | 20.1 | -31.1 |
| BPS | 162.6 | 135.8 | 115.8 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 清藤 勉 | 0.12% |
| 株式会社SBI証券 | 0.02% |
| 林 ラヒム | 0.02% |
| 株式会社トランスジェニックグループ | 0.02% |
| 楽天証券株式会社 | 0.02% |
| 中沢 祥子 | 0.01% |
| 株式会社東和銀行 | 0.01% |
| 石山 純 | 0.01% |
| 平田 真悟 | 0.01% |
| 小野寺 昭子 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2021-12-22 | 株式会社ウィズ・パートナーズ | 5.77% | (5.36%) |
| 2021-12-22 | 株式会社ウィズ・パートナーズ | 0.00% | (5.77%) |
| 2021-10-19 | 株式会社ウィズ・パートナーズ | 11.13% | +5.36% |
| 2021-09-30 | 株式会社ウィズ・パートナーズ | 5.77% | (5.36%) |
| 2021-04-27 | 株式会社ウィズ・パートナーズ | 11.13% | +5.36% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-17 | TDNet | その他 | G-免疫生物研究所 | 監査等委員会設置会社への移行に関するお知らせ | 1,425 | +3.44% |
| 2026-02-16 | TDNet | その他 | G-免疫生物研究所 | 「抗HIV抗体及びその製造方法」に関する特許取得(韓国)のお知らせ | 1,625 | +24.62% |
| 2025-11-27 | TDNet | IR | G-免疫生物研究所 | 2026年3月期(第44期)第2四半期(中間期)決算説明資料 | 2,619 | +19.13% |
| 2021-12-22 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ウィズ・パートナーズ | 大量保有 5.77% | — | — |
| 2021-12-22 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ウィズ・パートナーズ | 変更 | — | — |
| 2021-10-19 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ウィズ・パートナーズ | 大量保有 11.13% | — | — |
| 2021-09-30 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ウィズ・パートナーズ | 大量保有 5.77% | — | — |
| 2021-04-27 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ウィズ・パートナーズ | 大量保有 11.13% | — | — |