Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社カイオム・バイオサイエンス (4583)

株式会社カイオム・バイオサイエンスは、独自のADLib®システムとTribody®技術を核に、アンメットニーズの高い疾患領域で抗体医薬品候補を創出する創薬事業を展開しています。製薬企業への導出で収益を得る一方、抗体作製・精製サービスを提供する創薬支援事業で安定収益を確保し、創薬事業の研究開発に充当するビジネスモデルです。短期間で高親和性ヒト抗体作製を可能にするADLib®システムは国内外で特許成立。 [本社]東京都渋谷区 [創業]2005年 [上場]2011年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社カイオム・バイオサイエンスは、抗体医薬品の創薬と創薬支援を主たる事業としています。創薬事業では、アンメットニーズの高い疾患領域において、独自の技術で抗体医薬品候補を創出し、製薬企業等へ導出することで、契約一時金、マイルストーン、ロイヤルティを獲得します。特に、CBA-1205やCBA-1535といった主要パイプラインは、収益最大化のため初期臨床試験後に導出する戦略をとっています。

一方、創薬支援事業では、製薬企業やアカデミア等に対し、抗体作製・精製サービス等を提供し、受託サービス料を得ます。この事業は、創薬事業の研究開発投資を支える安定収益基盤であり、セグメント利益率50%確保を目指す高付加価値型ビジネスです。

同社の最大の競争優位性は、独自の抗体作製技術プラットフォームにあります。「ADLib®システム」は、抗原があれば約10日間で直接ヒトIgG抗体を取得可能で、高親和性化を連続的に行えます。自己抗原への免疫寛容の影響を受けず、あらゆる配列のタンパク質を認識する抗体を取得できる可能性があり、国内外で基盤技術特許が成立し、知的財産権による排他性を確保しています。

さらに、「Tribody®作製技術」は、3つ以上の異なる抗原結合部位を持つ多重特異性抗体のデザイン・創薬開発を可能にします。これらの独自技術に加え、汎用技術も統合的に運用し、抗体作製力を最大化しています。医薬品候補の創製から初期臨床開発までを迅速に進める機能と人材も強みであり、医薬品開発特有の多額な投資、長期期間、規制といった新規参入障壁を乗り越える体制を構築しています。

2. 沿革ハイライト

2005年2月、国立研究開発法人理化学研究所等との共同研究で開発されたADLib®システムの実用化を目的に設立されました。2011年12月には東京証券取引所マザーズに上場。2018年12月にはがん治療用候補抗体Tb535H(現CBA-1535)および抗体改変技術Tribody®の譲受契約を締結し、多重特異性抗体技術を強化しました。2020年7月には初の臨床開発品CBA-1205の第1相臨床試験を開始し、2022年6月にはTribody®の世界初の臨床試験としてCBA-1535の第1相臨床試験を開始しました。2024年11月にはPFKRを旭化成ファーマ株式会社へライセンス導出しています。

3. 収益・成長戦略

同社の収益モデルは、創薬事業における契約一時金、マイルストーン、ロイヤルティ収入と、創薬支援事業における受託サービス料収入の二本柱です。創薬支援事業は、セグメント利益率50%確保を目標に掲げ、創薬事業の研究開発投資を支える安定的な収益基盤として機能します。

成長ドライバーとしては、抗体医薬品を中心とするバイオ医薬品市場の拡大が挙げられます。次世代型抗体の開発・販売も進展し、さらなる市場拡大が期待される中、同社はアンメットニーズの高い疾患領域に特化することで、この市場の成長を取り込む戦略をとっています。

パイプラインの拡充も重要であり、自社創薬活動に加え、外部からの新規パイプライン導入や共同研究を推進します。現在、臨床段階にあるCBA-1205(肝臓がん等)とCBA-1535(固形がん)の臨床開発を進め、第1相臨床試験終了後の導出を目指します。特にCBA-1205は、メラノーマでの腫瘍縮小を伴う安定評価が長期継続しており、適応症拡大の可能性も探り、製品価値の最大化を図った後の導出を想定します。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VI6N | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
5.6B -5.7倍 5.1倍 0.0% 82.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 147M 593M
営業利益 -232M -980M
純利益 -233M -983M
EPS -3.3 -14.5
BPS 16.2

大株主

株主名持株比率
小川 恭弘0.02%
渡邊 賢二0.02%
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.01%
太田 邦史0.01%
江平 文茂0.01%
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
野村證券株式会社(常任代理人 株式会社三井住友銀行)0.01%
巻幡 俊0.01%
山戸 福太郎0.01%
大和証券株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-05-26グロース・キャピタル株式会社 8.51
2026-05-26グロース・キャピタル株式会社 9.57
2026-04-06グロース・キャピタル株式会社 11.36
2026-03-25グロース・キャピタル株式会社 12.36
2026-03-12グロース・キャピタル株式会社 13.19
2026-02-26グロース・キャピタル株式会社 14.29
2026-02-03グロース・キャピタル株式会社 15.03
2026-01-16グロース・キャピタル株式会社 16.18
2025-12-22グロース・キャピタル株式会社 16.67
2024-12-09グロース・キャピタル株式会社 4.38
2024-12-04グロース・キャピタル株式会社 5.55
2024-12-02グロース・キャピタル株式会社 6.81
2024-11-29グロース・キャピタル株式会社 7.91
2024-11-14グロース・キャピタル株式会社 8.29
2024-10-28グロース・キャピタル株式会社 9.52
2024-09-30グロース・キャピタル株式会社 10.62
2024-09-17グロース・キャピタル株式会社 12.19
2024-09-06グロース・キャピタル株式会社 13.34
2024-08-27グロース・キャピタル株式会社 14.38
2024-08-19グロース・キャピタル株式会社 15.21

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-26TDNetHolding change by グロース・キャピタル株式会社
2026-05-26TDNetHolding change by グロース・キャピタル株式会社
2026-04-06TDNetHolding change by グロース・キャピタル株式会社
2026-04-01TDNet第23回新株予約権(行使価額修正条項付)の月間行使状況に関するお知らせ
2026-03-27TDNet(訂正・数値データ訂正)「2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」の一部訂正に関するお知
2026-03-25TDNetHolding change by グロース・キャピタル株式会社
2026-03-23TDNet事業計画及び成長可能性に関する事項
2026-03-19TDNet第23回新株予約権(行使価額修正条項付)の大量行使に関するお知らせ
2026-03-17TDNetヒト化DLK-1抗体・レンバチニブ併用に関する欧州における特許査定についてのお知らせ
2026-03-12TDNetHolding change by グロース・キャピタル株式会社
2026-02-26TDNetHolding change by グロース・キャピタル株式会社
2026-02-10TDNetearnings: 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2026-02-10TDNet2025年12月期業績の前期実績との差異、創薬支援事業業績と業績予想値との差異並びに営業外費用の計上
2026-02-10TDNet2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2026-02-10TDNet決算補足資料 2025年12月期
2026-02-10TDNet第22回定時株主総会の議案付議に関するお知らせ
2026-02-03TDNetHolding change by グロース・キャピタル株式会社
2026-01-16TDNetHolding change by グロース・キャピタル株式会社
2026-01-05TDNet第23回新株予約権(行使価額修正条項付)の月間行使状況に関するお知らせ
2025-12-22TDNet(開示事項の経過)エーザイ株式会社との共同研究の延長に関するお知らせ