ブライトパス・バイオは、新規がん免疫治療薬の開発に領域を定める創薬ベンチャーである。探索研究から早期臨床試験までを手掛け、国内外の製薬会社に開発製造販売権をライセンスアウトし、契約一時金、開発マイルストン収入、販売ロイヤリティ収入を得る事業モデルを採用する。医薬品開発の長期性と多額の資金要件に対応し、開発投資の早期回収と継続的収入の実現を図る。
主要パイプラインは細胞医薬、抗体医薬、がんワクチンの3モダリティで構成する。
細胞医薬の中核はiPS細胞由来再生NKT細胞療法(BP2201)である。当社は国立研究開発法人理化学研究所(理研)から全世界独占ライセンスを取得し、日米欧で登録済みの広範かつ排他的な「特許」、臨床上の安全性と有効性の示唆が期待される「マスターiPSセルバンク」、高純度で大量に分化誘導させる「製造法」の3つで構成されるプラットフォームを保有する。このプラットフォームは、CAR遺伝子改変iPS-NKT細胞医薬(BP2202)へ展開する土台となる、当社の重要な競争優位性である。BP2201は頭頸部がん対象の臨床第Ⅰ相医師主導治験を2024年1月に終了し、忍容性、安全性、初期的な臨床活性が確認された。BP2202はSTAR-CRISPR™遺伝子編集技術を導入し、多発性骨髄腫を標的とするBCMA CAR-iPSNKTとして米国での第Ⅰ相臨床試験準備を進める。HER2 CAR-T細胞療法(BP2301)は、幹細胞様免疫記憶型細胞を用いることで、固形がんにおけるCAR-T細胞の疲弊という課題解決と持続的抗腫瘍効果が期待される。
抗体医薬では、がん免疫抑制分子を標的とするリード抗体を有し、担がんマウスモデルで有効性を確認し、非臨床コンセプト証明に至る。がんワクチン(BP1209)は、当社オリジナルのリンカー技術により、樹状細胞へワクチン抗原を効率よく送達することで、ネオアンチゲンを標的とするT細胞を強力に惹起させることを担がんマウスモデルで証明する。
医薬品開発は各国の薬事関連法規・法令(薬機法、GLP、GCP、GMP等)による厳格な規制が存在し、高度な専門性を持つ研究員と充実した研究施設が不可欠である。これらは新規参入に対する高い参入障壁を形成する。
当社は2003年5月に福岡県久留米市で設立され、がんペプチドワクチンの研究成果を承継した。2015年10月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場する。2016年8月には神奈川県川崎市殿町地区に川崎創薬研究所を開所し、抗体医薬、細胞医薬へと研究領域を拡大した。2017年7月にブライトパス・バイオ株式会社へ社名変更する。2018年4月には理研のiPS細胞由来再生NKT細胞療法開発プロジェクトに参画し、2022年11月に全世界での独占的開発製造販売権の導入オプションを行使した。2019年6月には本店を神奈川県川崎市川崎区殿町に移転する。
当社のライセンスアウト型事業モデルは、創薬コンセプト証明に集中し、後期臨床試験以降は製造販売網を有する製薬企業にライセンスアウトすることで早期収益化を図る。収益は契約一時金、マイルストン収入、販売ロイヤリティ収入等から構成される。販売ロイヤリティ収入はストック型収益の性質を持つ。
がん免疫治療薬分野は世界の医薬品市場の成長を牽引する領域であり、アンメットメディカルニーズを満たす大きなフロンティアが依然として存在する。当社はこの市場拡大を主要な成長ドライバーと捉え、がん免疫治療薬に開発領域を特化する。最先端のサイエンスへのアクセスを可能にするため、国内外のアカデミアやベンチャー企業とのオープンイノベーションを推進する。開発ポートフォリオの継続的な更新を重視し、既存パイプラインの開発推進に加え、新規パイプラインの自社創製、導入、共同創出も積極的に進める。
中長期的には、開発領域はがん免疫治療薬に軸足を置き続けるが、創薬プラットフォームを感染症など他の疾患治療薬に応用する可能性や、新しいモダリティの採用も視野に入れる。将来的に資金力がついた際には、後期臨床試験以降まで開発を進め、製薬企業への転換を図ることも想定する。M&A等を活用した事業規模の拡大も検討する。
研究開発活動は多額の資金を必要とし、2025年3月期の研究開発費は888,064千円である。
当社の財務状況は、創薬ベンチャー特有の長期研究開発投資を反映する。
2025年3月期末の総資産は1,120,612千円、純資産は924,987千円、現金及び現金同等物は810,470千円、有利子負債は25,000千円である。
研究開発活動には今後も多額の資金が必要となる見通しであり、中長期的な視点から財務基盤強化のため、様々な資金調達の可能性を検討する。新株予約権の発行により、2025年5月31日現在、発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は19.27%であり、将来的な株式価値の希薄化リスクが存在する。
提供された情報には、株主還元に関する具体的な方針や実績の記載はない。
当社は「一人ひとりが自らの力でがんを克服する世界を実現する」ことを経営理念とし、がん免疫治療分野の最先端を拓くことを目指す。iPS細胞由来NKT細胞療法における理研からの全世界独占ライセンスと、そのプラットフォームを基盤としたCAR-iPSNKT細胞療法への展開可能性は、当社の技術的優位性を示す。オープンイノベーションとライセンスアウト型事業モデルは、持続可能な開発と早期収益化を可能にする戦略である。一方で、多額の研究開発費とそれに伴う資金調達の必要性、小規模組織ゆえの人材確保・育成、経営体制強化は、持続的な企業価値向上に向けた重要な課題である。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 6.5B | — | 7.2倍 | — | 72.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1M | 72,000.0 | 5M |
| 営業利益 | -1.2B | -1.2B | -1.5B |
| 純利益 | -1.2B | -1.2B | -1.5B |
| EPS | -14.1 | -18.2 | -24.9 |
| BPS | 10.0 | 13.5 | 24.6 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 楽天証券株式会社 | 0.02% |
| 株式会社SBI証券 | 0.01% |
| 湯 細亜 | 0.01% |
| 三菱UFJ eスマート証券株式会社 | 0.01% |
| BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACC FOR THIRD PARTY(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.01% |
| 岸間 健 | 0.01% |
| 中里 武彦 | 0.01% |
| 松井証券株式会社 | 0.01% |
| BNPパリバ証券株式会社 | 0.01% |
| 明尾 寛 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-02-19 | フィリップ証券株式会社 | 4.88% | (1.41%) |
| 2026-01-29 | フィリップ証券株式会社 | 6.29% | (1.00%) |
| 2026-01-21 | フィリップ証券株式会社 | 7.29% | (1.95%) |
| 2026-01-20 | フィリップ証券株式会社 | 9.24% | (9.70%) |
| 2026-01-06 | フィリップ証券株式会社 | 18.70% | (1.10%) |
| 2026-01-06 | フィリップ証券株式会社 | 18.94% | (0.86%) |
| 2025-12-18 | フィリップ証券株式会社 | 19.80% | +17.80% |
| 2025-12-18 | フィリップ証券株式会社 | 19.57% | (0.23%) |
| 2025-12-17 | フィリップ証券株式会社 | 24.68% | +19.68% |
| 2025-12-17 | フィリップ証券株式会社 | 24.32% | (0.36%) |
| 2025-07-11 | Evo Fund | 4.62% | (3.10%) |
| 2025-07-10 | Evo Fund | 7.72% | (2.73%) |
| 2025-06-27 | Evo Fund | 10.45% | (3.55%) |
| 2025-06-24 | Evo Fund | 14.00% | (0.88%) |
| 2025-05-27 | Evo Fund | 14.88% | (0.59%) |
| 2025-05-23 | Evo Fund | 15.47% | (0.80%) |
| 2025-05-08 | Evo Fund | 15.47% | (0.80%) |
| 2025-04-17 | Evo Fund | 16.27% | (0.64%) |
| 2025-03-31 | Evo Fund | 16.91% | (0.76%) |
| 2025-02-27 | Evo Fund | 17.67% | (0.68%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-13 | TDNet | 業績修正 | G-ブライトパス | 業績予想の修正に関するお知らせ | 69 | +4.35% |
| 2026-03-04 | TDNet | 資本政策 | G-ブライトパス | 第三割当による第20回新株予約権(行使価額修正条項付)の大量行使、月間行使状況および権利行使完了に関 | 63 | +0.00% |
| 2026-03-02 | TDNet | 資本政策 | G-ブライトパス | 第三者割当による第20回新株予約権(行使価額修正条項付)の月間行使状況に関するお知らせ | 64 | -3.12% |
| 2026-02-27 | TDNet | 資本政策 | G-ブライトパス | 第三者割当による第20回新株予約権(行使価額修正条項付)の大量行使に関するお知らせ | 66 | -3.03% |
| 2026-02-19 | EDINET | 大量保有 | フィリップ証券株式会社 | 大量保有 4.88% | 72 | -6.94% |
| 2026-02-02 | TDNet | 資本政策 | G-ブライトパス | 第三者割当による第20回新株予約権(行使価額修正条項付)の月間行使状況に関するお知らせ | 63 | +1.59% |
| 2026-01-29 | EDINET | 大量保有 | フィリップ証券株式会社 | 大量保有 6.29% | 63 | +1.59% |
| 2026-01-26 | TDNet | 資本政策 | G-ブライトパス | 第三者割当による第20回新株予約権(行使価額修正条項付)の大量行使に関するお知らせ | 69 | -4.35% |
| 2026-01-21 | EDINET | 大量保有 | フィリップ証券株式会社 | 大量保有 7.29% | 73 | -9.59% |
| 2026-01-20 | EDINET | 大量保有 | フィリップ証券株式会社 | 大量保有 9.24% | 72 | +1.39% |
| 2026-01-19 | TDNet | 資本政策 | G-ブライトパス | 第三者割当による第20回新株予約権(行使価額修正条項付)の大量行使に関するお知らせ | 75 | -4.00% |
| 2026-01-06 | EDINET | 大量保有 | フィリップ証券株式会社 | 大量保有 18.7% | 49 | +4.08% |
| 2026-01-06 | EDINET | 大量保有 | フィリップ証券株式会社 | 大量保有 18.94% | 49 | +4.08% |
| 2026-01-05 | TDNet | 資本政策 | G-ブライトパス | 第三者割当による第20回新株予約権(行使価額修正条項付)の月間行使状況に関するお知らせ | 49 | +0.00% |
| 2025-12-18 | EDINET | 大量保有 | フィリップ証券株式会社 | 大量保有 19.8% | 47 | +0.00% |
| 2025-12-18 | EDINET | 大量保有 | フィリップ証券株式会社 | 大量保有 19.57% | 47 | +0.00% |
| 2025-12-17 | EDINET | 大量保有 | フィリップ証券株式会社 | 大量保有 24.68% | 48 | -2.08% |
| 2025-12-17 | EDINET | 大量保有 | フィリップ証券株式会社 | 大量保有 24.32% | 48 | -2.08% |
| 2025-12-08 | TDNet | 資本政策 | G-ブライトパス | 第三者割当による第20回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行価額の払込完了に関するお知らせ | 52 | +5.77% |
| 2025-11-21 | TDNet | 資本政策 | G-ブライトパス | 第三者割当による第20回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行及び新株予約権の買取契約の締結に関する | 58 | -8.62% |