中国塗料グループは、塗料の製造・販売を主事業とし、日本、中国、韓国、東南アジア、欧州・米国に跨るグローバルネットワークを展開する。海外売上割合が国内を上回る。主力は船舶用、工業用、コンテナ用塗料であり、売上高の8割以上を船舶用とコンテナ用が占める。中期経営計画では、船舶用塗料の販売シェア及び船底防汚塗料の供給による船舶の温暖化ガス削減貢献の両面で「世界トップ」となることを主眼とする。
競争優位性は、技術革新と製品開発力に根差す。経営理念に「最高の品質で、顧客の信頼と満足を確保する」「世界的視野に立ち、常に技術革新を行い新製品の開発に努める」を掲げ、地球環境負荷低減と高品質・高収益製品のタイムリーな供給を基軸に研究開発を行う。
船舶用塗料分野では、低燃費技術を兼備する高付加価値船底防汚塗料の研究開発に注力し、温暖化ガス削減に貢献する。船舶の燃費性能解析技術サービス「CMP-MAP」も提供する。VOC規制や国際海事機関の塗装標準化に対応した長期耐久性と環境対応を兼備する高性能防食塗料も開発する。
工業用塗料分野では、植物由来原材料使用塗料や抗菌・抗ウイルス機能付与塗料を展開。重防食分野では、社会インフラの長期防食性や超耐候性を有し、VOC削減に寄与する水性・ハイソリッド・無溶剤塗料を開発。洋上風力発電などの海洋構造物向け製品開発にも注力する。
コンテナ用塗料分野では、世界のコンテナ生産の90%以上を占める中国市場のVOC規制に対応した製品開発を行う。塗料用樹脂原材料の自社研究開発も行い、塗料製品の高性能化、環境負荷低減、安定供給、コスト変動抑制に寄与する。独自技術の権利化を推進し、グローバルな戦略的特許網の構築と各国の化学品法規遵守体制強化も図る。研究開発体制は、日本の研究開発部門が基幹技術を担い、グローバルネットワークで補完する。
1917年5月、中国化学工業合資会社として創業し、船底塗料の製造を開始した。1923年5月に中国塗料株式会社に改組。1949年7月広島証券取引所、1961年10月東京証券取引所に上場した。1970年代以降、香港(1973年)を皮切りに、シンガポール、英国、台湾、インドネシア、韓国、タイ、マレーシア、米国、中国、インド、イタリア、ミャンマーと、世界各地に連結子会社を設立し、グローバル展開を加速させた。1994年3月には広島県大竹市に研究センターを新設し、技術開発体制を強化。2022年4月には東京証券取引所のプライム市場に移行した。2025年3月にはイタリアの塗料製造会社Italo Belge Colori S.r.l.を連結子会社化し、事業拡大を図る。
当社グループは、2022年3月期~2026年3月期の中期経営計画「CMP New Century Plan 2」を策定し、「サステナブルで高収益なグローバル・ニッチ・トップ企業」を長期ビジョンのキーメッセージとする。
成長ドライバーとして、「環境・社会貢献による提供価値拡大」を重点テーマとし、温暖化ガス及び揮発性有機化合物(VOC)の削減につながる製品の拡販に努める。2025年3月期には高性能船底防汚塗料の供給による温暖化ガス削減貢献量が153万トン(中計目標比118%)を達成し、低VOC塗料の拡販によるVOC排出削減量も3,234トンに達した。船舶塗料分野の技術を再生可能エネルギーなどの海洋開発分野や工業分野へ水平展開し、新市場開拓を進める。事業買収・業務提携・合弁事業を通じた事業拡大や収益力向上も成長戦略に含める。
収益性改善に向けては、「利益体質の改善と安定化」を掲げ、製造コストに見合った販売価格の改定に取り組み、採算を大幅に改善した。原材料調達における価格変動リスク抑制のため、一部原材料で金融ヘッジ手法の活用を2023年度から開始しているが、市場価格が目標水準まで下落しなかったため実行には至らなかった。
2025年3月期の連結業績は、売上高131,152百万円、営業利益15,381百万円、純利益13,721百万円を計上した。
2025年3月31日時点の連結財務状況は、総資産144,777百万円、純資産89,435百万円である。現金及び現金同等物は32,174百万円を保有し、有利子負債は19,786百万円である。当連結会計年度の設備投資総額は2,169百万円であり、上海第2工場の譲渡により固定資産売却益約2,500百万円を計上した。
「積極的な株主還元と資本効率向上」を基本方針の一つとする。2025年3月期の1株当たり年間配当金は97円(前期比17円増配)を予定しており、連結自己資本総還元率(D&BOE)は6.2%となる見込みである。
当社グループは、船舶用塗料における「世界トップ」を目指す明確な目標を掲げ、環境負荷低減に貢献する高付加価値製品の開発と技術サービス提供を通じて、競争優位性を確立する。グローバルな研究開発体制と特許戦略により、技術的優位性を維持・強化する。市況変動リスクの高い事業構造を持つものの、価格改定による採算改善や原材料ヘッジ、工業用塗料分野の拡販、海洋開発分野への水平展開、M&A戦略により、事業ポートフォリオの多様化と安定成長を図る方針である。サステナビリティ経営を推進し、温暖化ガス削減貢献などの社会的価値創出と経済的価値の極大化を両立させる戦略である。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 184.8B | 14.5倍 | 1.7倍 | 3.3% | 3,360.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 139.4B | 137.0B | 131.2B |
| 営業利益 | 17.4B | 17.5B | 15.4B |
| 純利益 | 11.0B | 11.5B | 13.7B |
| EPS | 221.7 | 231.9 | 276.8 |
| BPS | 1,924.3 | — | 1,684.8 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.13% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.08% |
| 株式会社広島銀行 | 0.05% |
| 明治安田生命保険相互会社 | 0.04% |
| 今治造船株式会社 | 0.04% |
| 株式会社三菱UFJ銀行 | 0.03% |
| 正栄汽船株式会社 | 0.03% |
| 中国塗料取引先持株会 | 0.03% |
| 株式会社みずほ銀行 | 0.02% |
| THE BANK OF NEW YORK 133612 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-23 | キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | 6.96 | |
| 2025-11-21 | 株式会社みずほ銀行 | 0.02 | |
| 2025-11-17 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3.37 | |
| 2025-11-07 | 今治造船株式会社 | 8.48 | |
| 2025-10-22 | キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | 6.14 | |
| 2025-08-07 | 株式会社みずほ銀行 | 0.02 | |
| 2025-05-08 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6.72 | |
| 2024-11-08 | 株式会社みずほ銀行 | 0.02 | |
| 2024-07-29 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 7.77 | |
| 2024-03-19 | 今治造船株式会社 | 5.65 | |
| 2024-01-05 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 7.38 | |
| 2023-08-21 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6.13 | |
| 2023-08-15 | 株式会社シティインデックスイレブンス | 4.71 | |
| 2023-08-10 | 株式会社シティインデックスイレブンス | 6.21 | |
| 2023-08-08 | 株式会社シティインデックスイレブンス | 7.69 | |
| 2023-07-13 | 株式会社シティインデックスイレブンス | 10.33 | |
| 2023-06-29 | 株式会社シティインデックスイレブンス | 11.4 | |
| 2023-03-10 | 株式会社シティインデックスイレブンス | 12.48 | |
| 2022-09-21 | 株式会社シティインデックスイレブンス | 13.51 | |
| 2022-08-12 | 株式会社シティインデックスイレブンス | 12.49 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-30 | TDNet | 役員の異動に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-03-23 | TDNet | Holding change by キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | — | — | ||
| 2026-02-26 | TDNet | 中国における新たな生産拠点獲得のための持分取得(子会社化)に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-03 | TDNet | earnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2026-02-03 | TDNet | dividend: 配当予想の修正(特別配当)に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-03 | TDNet | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2026-02-03 | TDNet | 配当予想の修正(特別配当)に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-11-28 | TDNet | 韓国塗料メーカーとの資本業務提携契約締結に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-11-21 | TDNet | Holding change by 株式会社みずほ銀行 | — | — | ||
| 2025-11-17 | TDNet | Holding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | — | — | ||
| 2025-11-07 | TDNet | Holding change by 今治造船株式会社 | — | — | ||
| 2025-10-22 | TDNet | Holding change by キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | — | — | ||
| 2025-08-07 | TDNet | Holding change by 株式会社みずほ銀行 | — | — | ||
| 2025-07-31 | TDNet | 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2025-07-31 | TDNet | earnings: 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2025-07-31 | TDNet | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-07-31 | TDNet | buyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-07-04 | TDNet | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-07-04 | TDNet | buyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-06-25 | TDNet | 取締役の担当について | — | — |