Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社環境管理センター (4657)

株式会社環境管理センターは1971年創業の環境計量証明業を基盤とする総合コンサルタントである。大気・水質・土壌・騒音・放射能などあらゆる環境媒体の測定・分析に加え、環境アセスメント、対策工事、省エネコンサルまで多角的に展開する。計量法に基づく事業登録や各種許認可、継続的な設備投資と長年培った技術力が参入障壁と競争優位性を構築する。カーボンニュートラル政策や脱炭素社会実現を追い風に、新規事業や海外展開、M&Aで成長を図る。 [本社]東京都八王子市 [創業]1971年 [上場]1995年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社環境管理センターは1971年創業の環境計量証明業を基盤とする総合コンサルタントである。環境関連法規の基準適合状況を確認する測定・分析、計量法に基づく計量証明書発行を主力とする。大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・騒音・振動・悪臭・放射能などあらゆる環境媒体に対応し、環境監視、施設・事業場、廃棄物、土壌・地下水業務を展開する。環境アセスメント、対策工事、省エネコンサル、政策コンサル、アスベスト、受託研究、農業関連試験など周辺領域も展開する。

競争優位性と参入障壁は、規制ビジネスである環境計量証明業の特性と長年の技術蓄積に起因する。特定計量証明事業者、作業環境測定機関、建設コンサルタント、土壌汚染対策法指定調査機関など多岐にわたる事業登録・許認可が新規参入障壁となる。1971年創業以来培った技術力とノウハウにより、現状把握に留まらず問題解決の提案も行う。ISO9001、ISO14001、ISO/IEC17025等の国際規格認証で技術的信頼性を確立する。環境法規制対応のための継続的な設備投資と人財育成も不可欠である。3ヶ所の分析施設でリスク分散を図る。

2. 沿革ハイライト

1971年7月設立、水質分析業務を開始し、1976年3月に計量証明事業登録で基盤を確立する。1995年11月店頭登録後、ジャスダック、東証JASDAQを経て2022年4月東証スタンダード市場へ移行する。

技術面では、国際品質・環境規格ISO9001、ISO14001、ISO/IEC17025認証を順次取得し、2003年2月土壌汚染対策法指定調査機関に指定される。

事業領域拡大では、2011年8月放射性物質核種分析、2021年8月トリチウム分析を開始する。農業関連分野へも進出し、筑西試験農場や農業環境ラボを開設する。海外展開としてベトナム子会社、中国合弁会社を設立。2022年4月には株式会社サンエイテクニクスを子会社化し、事業ポートフォリオを強化する。

3. 収益・成長

同社の売上高は、2025年6月期に6,099,354千円、2024年6月期に5,594,555千円、2023年6月期に5,343,580千円と推移する。

成長ドライバーは、世界的な環境課題への取り組みと、カーボンニュートラルに向けたエネルギー政策の整備・強化である。脱炭素社会実現に向け、環境アセスメント、設備工事関連ソリューション強化、省エネルギー支援など新たなニーズに対応する。

新規事業推進とDX戦略も成長戦略の柱である。「まちづくり事業」や「海外事業」等未開拓領域への参入、新規事業へ挑戦する。政策コンサル、受託試験、工事、アスベスト、アセスメント、農業に加え「省エネ」を注力分野に位置づけ、事業領域拡大を図る。培った技術力をアジア諸国に展開し、グローバル企業としての位置付け確立を目指す。

2027年6月期を最終目標年度とする第2次中期経営計画では、売上高70億円、経常利益3億50百万円、ROE10%維持、PBR1.2倍以上を目標に掲げる。

4. 財務健全性

2025年6月期末、総資産5,421,059千円、純資産2,447,918千円。現金及び現金同等物828,182千円、有利子負債1,681,149千円を計上する。安定的な資金調達のため、シンジケートローン契約を締結し、財務制限条項が付される。条項抵触の場合、期限の利益を喪失し、財政状態に影響を及ぼす可能性がある。

5. 株主還元

2025年6月期年間配当8.0円、2024年6月期12.0円、2023年6月期5.0円を実施する。

6. 注目ポイント

環境管理センターは、規制ビジネスである環境計量証明業を基盤とし、行政の規制動向が市場環境に影響を与える。この規制環境は新規参入障壁として機能し、安定的な事業基盤を支える。長年の技術蓄積とISO認証取得による信頼性は、価格競争が激化する市場における差別化要因である。

成長は、カーボンニュートラルや脱炭素社会実現に向けた政策的追い風を捉え、環境アセスメント、省エネルギー支援、設備工事関連ソリューション強化、新規事業(まちづくり、海外)への積極的な挑戦にかかる。M&Aによる事業領域拡大も戦略の一つである。

官公庁受注比率(20~30%)と競争入札による業績変動リスク、継続的な設備投資と人財育成、3ヶ所の分析施設によるリスク分散体制は、投資判断において注視すべき点である。

出典: 有価証券報告書 (2025-06) doc_id=S100WQ16 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.2B 272.3倍 0.9倍 0.0% 452.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 6.1B 5.6B 5.3B
営業利益 110M 329M 53M
純利益 8M 218M -42M
EPS 1.7 46.3 -8.8
BPS 482.9 493.4 451.8

大株主

株主名持株比率
水落 憲吾0.12%
株式会社フィールド・パートナーズ0.10%
環境管理センター従業員持株会0.07%
水落 阿岐子0.04%
株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.03%
明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.02%
多摩信用金庫0.02%
楽天証券株式会社0.02%
清水 重雄0.01%
JPモルガン証券株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-10-18水落 憲吾 12.28%+1.35%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-08-29TDNet人事環境管理新任社外取締役候補者の選任に関するお知らせ450+1.33%
2025-08-15TDNet決算環境管理2025年6月期決算短信〔日本基準〕(連結)518-10.81%
2025-08-01TDNet業績修正環境管理通期連結業績予想の修正に関するお知らせ413+7.02%
2024-10-18EDINET大量保有水落 憲吾大量保有 12.28%