Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

日本空調サービス株式会社 (4658)

日本空調サービスは、空調を中心とした建物設備等のメンテナンス、維持管理、リニューアル工事を展開する。機器メーカーの制約を受けない独立系企業として、約2,500名の技術系従業員と国内外拠点網で高品質サービスを提供。病院・研究施設・製造工場等の特殊環境施設に傾注し、高度な技術力とノウハウを競争優位性とする。技術・研修センターによる人的資本強化、海外事業拡大、省エネ提案、医薬・医療施設等への深耕開拓を成長ドライバーとする。 [本社]名古屋市名東区 [創業]1964年 [上場]1996年

1. 事業概要と競争優位性

日本空調サービスは、空調を中心とした建物設備等のメンテナンス、維持管理、リニューアル工事を主な事業とする。連結子会社12社、非連結子会社1社で構成する。建物設備メンテナンスを中核とし、外部要因に需要が左右されにくい安定的な事業基盤を構築する。顧客のサステナビリティに寄与し、契約更新・拡大を図るストック型収益モデルを志向する。

競争優位性として、機器メーカーの制約を受けない独立系企業グループとして柔軟なサービス提供を実現する。約2,500名の技術系従業員と日本全国及び海外6ヵ国への拠点展開により、迅速かつきめ細かな自社対応を可能にする。維持管理に高度な技術力が要求される「特殊な環境を有する施設」(病院、研究施設、製造工場等)への傾注を強みとする。高度な技術力、ソリューション力、トータルサポート力による高品質サービスを「日本空調ブランド」と位置付け、競争力を高める。高活性医薬品等の分析評価技術開発や清浄環境の維持管理技術開発を実施する。これら技術力、ノウハウ蓄積、広範な拠点網、専門人材育成体制、特殊施設対応実績が、高い参入障壁を形成する。

2. 沿革ハイライト

1964年4月、名古屋市にて日本空調サービス株式会社を設立する。1970年代には全国に営業所を設置し、全国展開を開始する。1996年11月、日本証券業協会に株式を店頭登録する。1999年1月、中国に合作会社を設立し、海外展開を開始する。2004年12月、ジャスダック証券取引所に上場する。2007年10月には東証・名証各市場第一部銘柄に指定される。2022年4月、東証プライム市場、名証プレミア市場へ移行する。2015年以降、シンガポール、タイ、ベトナム、ミャンマー等に海外子会社・合弁会社を設立し、海外事業を拡大する。2025年4月、技術・研修センターを開設し、人的資本の強化を図る。

3. 収益・成長

経営目標として、売上高の持続的な成長を前提とした営業利益率6%程度、株主資本コスト8%程度を上回る自己資本当期純利益率10%程度の維持を掲げる。

成長ドライバーは人的資本の強化である。2025年4月本格稼働の技術・研修センターにより、クリーンルーム・機械室等のメンテナンス現場を再現した研修設備を活用し、従業員の技術力向上と総合的なスキルアップを図る。コア技術力指数CAGR 3%以上を目指す。特殊な環境を有する施設(病院、研究施設、製造工場等)への傾注を強化し、売上高比率7:3を目安とする。バリデーションサポートによる医薬品製造施設等への深耕開拓、新たな空間除染手法による医薬・医療施設等への新規開拓を進める。省エネ提案を強化し、温室効果ガス排出量削減(年間10,000t-CO2以上)を目指す。太陽光発電事業による製造工場等へのアプローチも強化する。海外事業の拡大と強化を推進し、海外売上高35億円、海外営業利益1.75億円(海外営業利益率5%)の達成を目指す。中核のメンテナンス事業は外部要因の変動に需要が左右されにくい特性を持つ。

4. 財務健全性

2025年3月期末の総資産は485億68百万円、純資産は261億24百万円である。自己資本比率は53.79%である。現金及び現金同等物は81億41百万円、有利子負債は36億5百万円であり、健全性を維持する。

5. 株主還元

安定的な利益還元を重視する。1株当たり年間配当金の下限を40円に設定し、連結配当性向の目途を50%程度とする。純資産配当率5%程度を目安とした持続的な利益還元を目指す。2025年3月期の年間配当金は45円である。

6. 注目ポイント

建物設備メンテナンス業界における「リーダー」としての地位確立を目指し、独自のビジネスモデル構築を推進する。人的資本の価値向上を最重要課題と位置付け、技術・研修センターを戦略拠点として活用し、従業員の技術力とサービス力の向上を図る。高度な技術力を要する特殊施設市場での深耕と、省エネ・環境ソリューションの強化により、持続的な成長と競争優位性の強化を図る。海外事業の拡大を成長戦略の柱とし、グローバル展開を加速する。経営指標として営業利益率6%程度、ROE10%程度の維持を目標とし、企業価値拡大に資する成長戦略に注力する。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W06X | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
56.4B 14.0倍 1.8倍 3.6% 1,577.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 74.0B 69.2B 68.2B
営業利益 5.3B 4.8B 4.7B
純利益 3.9B 3.7B 3.5B
EPS 112.5 106.8 102.5
BPS 883.8

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.11%
日本空調サービス従業員持株会0.07%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.05%
株式会社三菱UFJ銀行0.05%
株式会社あいち銀行0.04%
東京海上日動火災保険株式会社0.03%
重田 康光0.03%
岐阜信用金庫0.02%
KIA FUND 136 (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.02%
岡地 修0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-23三井住友DSアセットマネジメント株式会社 4.18
2026-01-05株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.76
2025-10-22SMBC日興証券株式会社 5.19
2025-09-05三井住友DSアセットマネジメント株式会社 7.53
2025-06-30株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.69
2024-10-22SMBC日興証券株式会社 3.3
2024-09-06SMBC日興証券株式会社 6.23
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 9.62
2021-10-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社 3.85
2021-09-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社 5.09
2021-06-21三井住友DSアセットマネジメント株式会社 4.9

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-23TDNetHolding change by 三井住友DSアセットマネジメント株式会社
2026-02-12TDNet人事異動に関するお知らせ
2026-01-30TDNet通期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
2026-01-30TDNet2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-30TDNetearnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-30TDNetdividend: 通期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
2026-01-05TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2025-12-15TDNet売出価格等の決定に関するお知らせ
2025-12-05TDNet株式の売出しに関するお知らせ
2025-10-31TDNetearnings: 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-31TDNet2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-22TDNetHolding change by SMBC日興証券株式会社
2025-09-05TDNetHolding change by 三井住友DSアセットマネジメント株式会社
2025-08-26TDNet株主優待制度の導入に関するお知らせ
2025-07-31TDNet2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-07-31TDNetearnings: 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-07-17TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-07-17TDNetbuyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-06-30TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2025-05-13TDNetdividend: 剰余金の配当に関するお知らせ