Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社オリエンタルランド (4661)

株式会社オリエンタルランドは、テーマパーク、ホテル、イクスピアリ、モノレールを経営・運営する。テーマパーク事業が売上高及び営業利益の8割以上を占める主力事業である。都心近接の広大な自社所有地、ディズニー・エンタプライゼズ・インクとのライセンス契約、ホスピタリティ溢れる従業員、魅力的な空間創造力、40年以上の実績が競争優位性、高い参入障壁を形成する。国内顧客基盤に加え、訪日外国人数の増加を成長ドライバーとし、2028年度就航予定のクルーズ事業で多角化と収益性向上を図る。 [本社]千葉県浦安市 [創業]1960年 [上場]1996年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社オリエンタルランドグループは、テーマパーク、ホテル、イクスピアリ、モノレールなどの経営・運営を主たる事業とする。テーマパーク事業が売上高及び営業利益の8割以上を占める主力事業である。

当社グループは舞浜エリアを中心に事業を展開し、独自の競争優位性を確立する。都心に近い広大な自社所有地、ディズニー・エンタプライゼズ・インクとのライセンス契約は、物理的参入障壁と強力なブランド力をもたらす。ホスピタリティ溢れる従業員、施設やコンテンツが作り出す魅力的な空間は、模倣困難な顧客体験価値を創出する。1983年4月の東京ディズニーランド開園以来、40年以上にわたる実績は、強固な顧客基盤とブランドロイヤルティを構築し、高い参入障壁を形成する。

2. 沿革ハイライト

1960年7月、千葉県浦安沖の海面埋立てによる大規模レジャー施設建設を目的として株式会社オリエンタルランドを設立する。1979年4月、米国ウォルト・ディズニー・プロダクションズ(現ディズニー・エンタプライゼズ・インク)と「東京ディズニーランド」のライセンス契約を締結し、1983年4月に開業する。1996年12月、東京証券取引所市場第一部に上場する。2001年9月、「東京ディズニーシー」及び「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」を開業する。2024年6月、「ファンタジースプリングス」と「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」を新設・開業する。2024年7月、日本を拠点とするディズニークルーズのライセンス契約を締結する。

3. 収益・成長

当社グループは、2035年に向け「持続的成長に向けた事業構造の進化と、最適資本構成の追及による企業価値の向上」を掲げる。財務目標として、2029年度営業キャッシュ・フロー3,000億円レベル、2035年度売上高1兆円以上を目指す。

成長ドライバーは、国内市場縮小に備えた東京ディズニーリゾートの集客基盤強化・活用である。テーマパーク事業では、既存アトラクションリニューアル、知的財産・新技術活用、エリア刷新により体験価値を創出する。ファン層拡大と訪日外国人数の積極的な取り込みにより入園者数を向上させ、新たな収益モデル確立を目指す。

ホテル事業では、テーマパークとのシナジーを活かした体験拡充で高い客室稼働率を維持し、収益最大化を図る。新規ディズニーホテルの開発も検討する。

2028年度就航予定のクルーズ事業を新たな事業として確立する。テーマパーク事業を上回る収益性を見込み、グループ全体の収益性押し上げと、舞浜エリア経営リスク低減に貢献する。2隻目のクルーズ船も視野に入れる。

コーポレート・ベンチャー・キャピタルであるオリエンタルランド・イノベーションズの投資資金枠を130億円へ拡大し、新規事業創出を加速する。リアルオペレーションが活きる人材・学び・観光産業へ集中投資する。

4. 財務健全性

当社グループは、事業活動で創出されたキャッシュを成長投資に優先的に配分する方針を維持する。規律ある財務レバレッジ活用、株主還元強化、自己株式取得を機動的に行い、最適資本構成を追求する。

2025年3月31日時点の財務状況は、総資産1兆4,385億2,100万円、純資産9,774億800万円である。現金及び現金同等物は1,883億9,100万円、有利子負債は2,666億6,700万円を計上する。

5. 株主還元

財務方針において株主還元の強化を掲げ、自己株式の取得を機動的に行うことで企業価値向上に資する。2025年3月期の年間配当金は14.0円である。

6. 注目ポイント

当社グループの最大の注目ポイントは、都心近接の広大な自社所有地とディズニー・エンタプライゼズ・インクとの強固なライセンス契約に裏打ちされた、極めて高い競争優位性と参入障壁である。これは、他社が容易に模倣できない独自のビジネスモデルを構築する。

成長戦略では、国内若年層人口減少リスクに対し、訪日外国人数の増加を取り込み、テーマパークの魅力向上と新収益モデル確立で集客基盤を強化する。2028年度就航予定のクルーズ事業は、単一事業リスクを低減し、高収益性でグループ全体の収益性を押し上げる新たな成長ドライバーとなる。CVCを通じた新規事業創出も、長期的な企業価値向上に貢献する。

一方で、気候変動による来園者数減少や対策コスト増加、異常気象による営業への影響、労働人口減少に伴う人材確保の困難性、設備投資コストの高騰といった戦略リスクへの対応が、持続的な成長の鍵を握る。ホスピタリティを支える従業員のエンゲージメント維持・向上は、競争優位性の根幹に関わる重要な課題である。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VY55 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4132.9B 33.1倍 3.4倍 0.7% 2,295.5円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 724.3B 704.5B 693.4B
営業利益 160.8B 168.4B 160.0B
純利益 113.8B 121.9B 113.4B
EPS 69.4 74.3 69.2
BPS 670.9

大株主

株主名持株比率
京成電鉄株式会社0.20%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.12%
三井不動産株式会社0.06%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.05%
千葉県0.04%
STATE STREET BANK WEST CLIENT- TREATY 505234(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
みずほ信託銀行株式会社退職給付信託 みずほ銀行口再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行0.01%
みずほ信託銀行株式会社 (一般財団法人オリエンタルランド子どものハピネス財団信託口)0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-04-09三井不動産株式会社 5.91
2024-03-15京成電鉄株式会社 19.13
2023-07-06三井住友信託銀行株式会社 4.93
2022-04-26三井不動産株式会社 6.92
2021-09-06三井住友信託銀行株式会社 5.03

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-28TDNet支配株主等に関する事項について
2026-03-24TDNet子会社の設立に関するお知らせ 「株式会社オリエンタルランド・クルーズ」の設立について
2026-01-29TDNetbuyback: 第三者割当による自己株式処分に係る引受けの一部取消しに関するお知らせ
2026-01-29TDNetearnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-29TDNet第三者割当による自己株式処分に係る引受けの一部取消しに関するお知らせ
2026-01-29TDNet2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-29TDNet2026年3月期 第3四半期決算 補足資料
2026-01-29TDNet2026年3月期 第3四半期決算 説明会資料
2025-11-25TDNetbuyback: 第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ
2025-11-25TDNet従業員持株会型ESOPの再導入に関するお知らせ
2025-11-25TDNet第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ
2025-10-30TDNet2026年3月期 第2四半期(中間期)決算 補足資料
2025-10-30TDNet2026年3月期 第2四半期決算 説明会資料
2025-10-30TDNet2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-30TDNetearnings: 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-08-26TDNet株式給付信託(J-ESOP)への追加拠出に伴う第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ
2025-08-26TDNetbuyback: 株式給付信託(J-ESOP)への追加拠出に伴う第三者割当による自己株式の処分に関す
2025-07-30TDNetearnings: 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-07-30TDNet2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-07-30TDNet2026年3月期 第1四半期決算 補足資料