Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社アール・エス・シー (4664)

株式会社アール・エス・シーは、官公庁や民間施設向けに警備、清掃、設備管理等の建物総合管理サービスと人材サービスをワンストップで提供する。年間契約を収益基盤とし、警備業法等の法的規制が参入障壁となる。M&A戦略で事業領域を拡大し、AI警備システム等の新技術活用と自社研修所での専門人材育成で競争優位性を高める。社会インフラとして持続的成長を図る。 [本社]東京都豊島区 [創業]1971年 [上場]1997年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社アール・エス・シーグループは、建物総合管理サービス事業と人材サービス事業を展開する。官公庁、民間企業の事務所ビル、店舗、ホテル、病院等に対し、警備保障、清掃、オフィスサービス、設備管理等の建物総合管理サービスを提供する。また、情報管理、ファイリング、機器操作等の人材派遣業務、有料職業紹介業務も手掛ける。これらの業務は、継続的な役務提供を行う「年間契約」と、特定の時期に役務提供を行う「臨時契約」に分類され、年間契約が安定的な収益基盤を形成する。

競争優位性(Moat)は、警備・清掃・設備・工事・派遣の各業務を連携させる「ワンストップソリューション」の提供能力にある。これにより顧客のスイッチングコストを高める。自社研修所における独自の教育や資格取得奨励を通じて専門人材を育成し、サービス品質の維持・向上を図る。警備業務ではAI警備システムやセキュリティロボット等の新技術活用を継続的に提案し、付加価値の高い新たなサービス創出を目指す。

参入障壁として、警備業法、労働者派遣法、建設業法及び関連法令に基づく認定取得が必要であり、これらの法的規制が新規参入者にとって障壁となる。

2. 沿革ハイライト

当社は1971年9月に総合ビル管理株式会社として東京都港区に設立された。1995年10月に株式会社アール・エス・シーに商号を変更する。1997年1月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。その後、市場再編を経て2022年4月に東京証券取引所スタンダード市場へ移行する。事業拡大を目的としたM&A戦略を推進し、2023年2月には友和商工株式会社、2025年1月には株式会社クリーンフォースの全株式を取得し、事業領域の拡大を図る。

3. 収益・成長

当社グループは「売上高」と「営業利益率」を重要な経営指標と位置付け、収益構造の向上に取り組む。中長期的な経営戦略として、各業務の連携による事業規模拡大と収益力強化を掲げる。

成長ドライバーは、M&A・アライアンス戦略の継続推進による経営基盤強化と事業領域拡大である。既存顧客への深耕開拓営業による受注拡大も推進する。AI警備システムやセキュリティロボット等の新技術活用による付加価値サービス創出と新規業務獲得を目指す。少子高齢化による人材不足への対応と労働生産性向上のため、新技術活用や業務のDX化、技術革新による効率化・生産性向上を図る。人材サービス事業では、社会経済活動の活性化に伴う顧客ニーズに対応するため、深耕開拓・新規営業を推進し、多様な業務や働き方をスタッフに提案することで人材確保を図る。

直近の業績では、売上高は6,027,732千円(prior2)から8,096,894千円(prior1)、8,844,777千円(current)へと増加傾向にある。営業利益も284,031千円(prior1)から301,110千円(current)へと増加する。

4. 財務健全性

当社グループの財務状況は、総資産4,159,663千円(current)に対し純資産2,177,557千円(current)を計上する。有利子負債は0千円(prior2)から380,504千円(current)と推移するが、現金及び現金同等物1,332,602千円(current)と比較して低水準である。

5. 株主還元

当社グループは株主還元として配当を実施しており、年間配当額は15.0円(prior2)から20.0円(prior1)、24.0円(current)へと増配傾向にある。

6. 注目ポイント

当社グループの今後の注目ポイントは、人的資本経営とDX化の推進である。人材不足が深刻化する中で、従業員の待遇改善、自社研修所での教育、資格取得奨励、女性活躍推進プロジェクト「スマイルプロジェクト」の推進を通じて、人材の確保と定着、生産性向上を図る。業務のDX化および技術革新による効率化・生産性向上は、競争力強化と収益構造改善に不可欠である。継続的なM&A・アライアンス戦略も事業拡大の重要な要素となる。これらの取り組みを通じて、「安全・安心・快適」な環境を創造する社会インフラとしての役割を果たすことを目指す。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W6Q8 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.9B 15.4倍 1.3倍 0.0% 999.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 8.8B 8.1B 6.0B
営業利益 301M 284M 191M
純利益 187M 245M 128M
EPS 65.0 84.0 44.2
BPS 763.2 704.8 654.1

大株主

株主名持株比率
株式会社サンシャインシティ0.25%
三菱地所株式会社0.06%
株式会社テーオーシー0.04%
株式会社SBI証券0.03%
東宝ファシリティーズ株式会社0.02%
株式会社アール・エス・シー協力会社持株会0.02%
外池 榮一郎0.02%
株式会社アール・エス・シー従業員持株会0.02%
金井 宏夫0.02%
株式会社TAKARA&COMPANY0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-12-11ソフトバンクロボティクス株式会社 5.77%+0.77%
2024-08-21株式会社テーオーシー 3.40%(2.72%)
2024-08-19株式会社テーオーシー 3.40%(2.72%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-11EDINET大量保有ソフトバンクロボティクス株式会社大量保有 5.77%1,286-7.78%
2025-11-27TDNetその他アールエスシー非上場の親会社等の決算情報に関するお知らせ707+4.67%
2025-08-13TDNet決算アールエスシー2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)618-2.27%
2025-07-25TDNetその他アールエスシー譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ589+0.51%
2025-06-27TDNetその他アールエスシー譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ555+1.98%
2025-06-27TDNetその他アールエスシー支配株主等に関する事項について555+1.98%
2025-06-26TDNetその他アールエスシー非上場の親会社等の決算情報に関するお知らせ550+0.91%
2024-08-21EDINET大量保有株式会社テーオーシー大量保有 3.4%
2024-08-19EDINET大量保有株式会社テーオーシー大量保有 3.4%