Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社菱友システムズ (4685)

菱友システムズは、情報通信システムの設計・開発・運用・保守、関連機器販売、工業製品の解析・シミュレーション、情報処理サービスを単一セグメントで提供する。主要顧客である三菱重工業の持分法適用会社であり、顧客との強固な関係性を基盤とする。流体解析・構造解析等の得意技術と高度技術者の育成を競争力の源泉とする。ローコード開発等の新分野を軌道に乗せ、AI・セキュリティ・新たな解析分野への拡大を成長ドライバーとし、顧客の企画・設計段階からの関与拡大を図る。 [本社]東京都港区 [創業]1968年 [上場]1997年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社菱友システムズは、情報サービスを単一セグメントで提供する。事業内容は、情報通信システムの設計・開発・運用・保守、関連機器販売、工業製品の設計・解析・シミュレーション、情報処理サービスである。

主要顧客である三菱重工業株式会社の持分法適用会社として、強固な顧客関係を構築する。顧客課題を理解し、企画・設計段階からの参画を拡大することで、顧客ビジネスへの関与を深め、顧客ロックインと高いスイッチングコストを形成する。

技術的優位性として、流体解析、構造解析を得意とし、新たな解析分野への拡大に取り組む。生成AIによるシステム開発・運用業務の自動化・高度化、電磁場解析・音響解析等の解析技術高度化、情報セキュリティビジネス、PLM関連技術高度化、画像認識・AR・BI等のデジタルビジネス分野の研究開発を進める。

「人」の価値向上を経営課題とし、高度技術者の育成、採用強化、リスキリング等による人材確保と、人的資本経営を支える制度整備を行う。これは人材に大きく依存する情報サービス事業における重要な参入障壁となる。市場シェアに関する具体的な記載はない。

2. 沿革ハイライト

1968年7月、シンコー計算サービス株式会社として東京都港区に設立され、電子計算機による計算業務の受託を開始する。1972年4月には菱友計算株式会社に商号変更し、コンピュータ運用管理、システムプログラム作成業務等を譲受し事業を拡大した。1984年4月には技術計算・エンジニアリングサービスを主たる目的とする株式会社菱友システム技術を設立する。1997年10月、日本証券業協会に株式を店頭登録する。2004年10月に株式会社菱友システムズへ商号変更し、同年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場した。その後、市場再編を経て東京証券取引所スタンダード市場に移行する。2017年11月、東京都港区芝浦に本社を移転する。

3. 収益・成長

経営環境は、デジタル技術活用やクラウド化の進展によりIT投資需要が堅調に推移する。同社は顧客IT投資動向を把握し、柔軟な要員配置、新たな事業領域拡大、新規顧客獲得で影響低減を図る。

2022年度中期経営計画では、ローコード開発等の新分野が軌道に乗り、新規顧客獲得と既存顧客深耕に繋がった。人的資本の充実も図る。

2025年度中期経営計画「顧客と並走する菱友」(2025年4月~2028年3月)では、技術力・サービス価値向上と顧客ニーズを先取る営業を推進する。注力課題は「新ビジネスの立ち上げ」「既存顧客の深耕・接点の拡大」「“人”の価値向上」である。

新ビジネスでは、AIの業務適用研究開発、セキュリティ強化、解析・設計事業の新たな解析分野への拡大を推進する。既存顧客深耕では、システム開発、保守・運用、製品解析・設計等のベース事業で品質管理とサービス高度化を図り、顧客業務課題理解、事業部門向けビジネスやBPOによる受託業務の拡大を目指す。

事業リスクとして、顧客IT投資動向、市場競争激化、技術革新への対応、システム開発リスク、人材確保・育成、人的リソース確保、事業拡大に伴う戦略リスクを認識し、対処方針を講じる。

4. 財務健全性

提供された財務データによると、株式会社菱友システムズは有利子負債が0円であり、高い財務健全性を維持する。当連結会計年度における設備投資は、PC及びサーバー等の更新を中心に220百万円を実施した。

5. 株主還元

提供された財務データによると、年間配当は継続的に増加傾向にある。直近の年間配当は170円である。

6. 注目ポイント

主要顧客である三菱重工業株式会社との長期的な関係性は、同社の事業基盤を強固にする。この関係性から生じる顧客ロックインは、重要な競争優位性であり、安定的な収益源となる。

IT投資需要の継続を背景に、AI、セキュリティ、高度解析といった新領域への先行投資と技術者育成が、持続的な成長ドライバーとなる。

人材確保と育成は、技術革新の速い情報サービス業界において、競争力維持と事業拡大の鍵を握る。高度技術者の確保と育成への取り組みは、事業継続と成長に不可欠である。

無借金経営は、経済環境の不透明感が増す中でも、安定した事業運営を可能にする財務上の強みである。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W39X | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
21.0B 6.2倍 1.1倍 0.1% 3,295.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 42.8B 37.1B 33.1B
営業利益 4.8B 3.6B 2.7B
純利益 3.4B 2.4B 1.8B
EPS 531.1 379.8 288.8
BPS 3,007.1 2,631.1 2,292.0

大株主

株主名持株比率
三菱重工業株式会社0.31%
菱友社員持株会0.22%
光通信株式会社0.06%
三菱電機株式会社0.04%
加藤 眞人0.03%
株式会社三菱UFJ銀行0.02%
石塚 文代0.01%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.01%
明治安田生命保険相互会社0.01%
ダイヤモンドオフィスサービス株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-04-23光通信株式会社 4.98%(1.04%)
2025-03-31光通信株式会社 6.02%(1.13%)
2025-03-04光通信株式会社 7.15%(1.02%)
2025-01-28光通信株式会社 8.17%(1.00%)
2022-03-04光通信株式会社 9.17%--
2022-01-18光通信株式会社 9.17%--
2021-11-29光通信株式会社 9.17%+0.58%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-12TDNet新規事業菱友システム株式会社網屋との資本業務提携に関するお知らせ3,490-1.72%
2026-01-30TDNet決算菱友システム2026年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)3,615+5.53%
2026-01-30TDNet業績修正菱友システム通期連結業績予想及び期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ3,615+5.53%
2025-10-31TDNet決算菱友システム2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)4,110-7.06%
2025-07-31TDNet業績修正菱友システム株式分割および定款の一部変更ならびに配当予想の修正に関するお知らせ6,760+10.80%
2025-07-31TDNet決算菱友システム2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)6,760+10.80%
2025-07-23TDNetその他菱友システム譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行の払込完了に関するお知らせ6,710+3.13%
2025-04-23EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 4.98%6,310+0.16%
2025-03-31EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 6.02%7,260-10.47%
2025-03-04EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 7.15%6,680-2.40%
2025-01-28EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 8.17%
2022-03-04EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 9.17%
2022-01-18EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 9.17%
2021-11-29EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 9.17%