Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

TDCソフト株式会社 (4687)

TDCソフトは、システム開発、ソフトウェア開発・保守、自社製品開発・販売を一貫して手掛ける。長年培った高度な技術力と情報・ネットワーク分野の専門性を強みとし、ISO9001/27001、プライバシーマーク、CMMIレベル4認証で品質・セキュリティを担保する。情報サービス産業界初のDX認定を取得。DXニーズ拡大を成長ドライバーとし、セキュリティ、UX、データエンジニアリング、ネットワーク等の先端技術と人財に投資する。 [本社]東京都千代田区 [創業]1963年 [上場]1997年

1. 事業概要と競争優位性

TDCソフトは、当社と国内連結子会社2社で構成される企業集団として、システム開発事業を展開する。事業内容は、コンサルテーション、開発から運用・管理までの一貫したシステム開発サービスの受託、ソフトウェアの設計・開発・保守の受託、自社製品の開発・製造・販売、他社製品の仕入・販売及びそれに付帯するサービスの提供を含む。

競争優位性は、1962年の創業以来培った高度な技術力と社会変化を先読みする洞察力に根差す。情報・ネットワーク分野の技術力を背景に、セキュリティ、UX、データエンジニアリング、ネットワーク(Beyond 5G/6G、IOWN構想関連技術)等の要素技術を先行獲得する。品質保証の国際規格ISO9001、情報セキュリティの国際規格ISO27001、プライバシーマークの認証を取得し、厳格な管理体制を構築する。ソリューション事業部ではCMMI成熟度レベル4を達成し、開発プロセスの成熟度と品質の高さを証明する。2021年には経済産業省が認定する「DX認定」を情報サービス産業界で初めて取得し、DX推進における先駆的地位を確立する。

特定の顧客として、日本電信電話株式会社グループ、日本アイ・ビー・エム株式会社グループ、富士通株式会社グループ等への売上高比率が多くを占め、大手企業との長期的な信頼関係と取引実績を示す。独自のサービスとしてクラウド型ワークフローシステム「Styleflow」、IT業界向け購買管理システム「BP-LINKS」、IT技術者のスキル管理や調達業務管理システム「Meeepa」などを開発・提供する。

2. 沿革ハイライト

1963年12月、株式会社東京データーセンターを設立。1988年12月、通商産業大臣よりシステムインテグレータとして認定される。1990年12月、エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社(現 ㈱NTTデータ)のビジネスパートナー会社となる。1997年10月、日本証券業協会に株式を店頭売買有価証券として登録。2001年1月、東京証券取引所市場第二部に上場し、2002年3月には市場第一部銘柄に指定される。2007年6月、情報セキュリティの国際規格ISO27001の認証を取得。2018年11月、ソリューション事業部でCMMI成熟度レベル4を達成。2021年2月、経済産業省「DX認定」を情報サービス産業界で初めて取得。2022年4月、東京証券取引所プライム市場へ移行。2022年10月、創業60周年を迎える。

3. 収益・成長

情報サービス産業は、DXによるITニーズの拡大、多様化、複雑化を背景に底堅い動きを示す。同社は「情報通信技術で社会とお客様の繁栄に寄与し、最も信頼されるパートナー企業となる」ことを経営ビジョンに掲げ、2025年度から中期経営計画「Be a Visionary System Integrator」を開始する。

成長ドライバーとして、専門性・知見の多角化と高度化、顧客の価値につなげる提案力の向上を図るべく、事業戦略、投資戦略、人財戦略を重点戦略とする。技術分野では、セキュリティ、UXD、ネットワーク、データエンジニアリング等の要素技術を先行獲得し、サービス・製品開発を推進する。人財分野では、ブランディング戦略、人事制度刷新による育成システムやエデュケーション施策の強化などを行う。新規事業の立ち上げや事業拡大を目的とした資本提携、企業買収、子会社の設立といった投資活動も成長戦略の一環とする。

経営指標としては、売上高、営業利益、自己資本利益率を重視する。直近の連結業績(2025年3月期)は、売上高44,417,991千円、営業利益4,772,529千円、経常利益4,876,455千円、親会社株主に帰属する当期純利益3,433,822千円を計上する。

4. 財務健全性

同社の財務基盤は強固である。連結総資産28,286,821千円に対し、純資産20,881,279千円を計上する。現金及び現金同等物は15,250,091千円と潤沢であり、有利子負債は531,000千円に留まる。

5. 株主還元

同社は、成長性と収益性の拡大を追求して企業価値を高めることが株主重視の経営であると認識し、自己資本利益率を重視する。直近の年間配当金は27.0円、EPSは72.86円である。

6. 注目ポイント

DXニーズ拡大を背景とした中期経営計画「Be a Visionary System Integrator」における先端技術分野への投資と人財育成戦略の実行力が、今後の成長を左右する。CMMI成熟度レベル4やDX認定といった外部評価を維持し、技術的優位性を継続できるか注目される。

特定の顧客への依存は安定した収益源となる一方で、これらの顧客の事業方針変更が経営成績に影響を及ぼすリスクも内包する。M&A戦略を含む投資活動が、新規事業の立ち上げや事業拡大に貢献し、投資の回収可能性を確保できるか、その進捗が重要となる。

情報サービス産業の激しい競争、競合による商品・技術開発、価格引き下げ圧力、サービス・製品の陳腐化、人財確保・育成の課題、システム開発における見積違い・納期遅延・不具合発生、情報漏洩・知的財産権侵害リスクも事業リスクとして認識する。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W3H7 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
48.8B 13.3倍 2.2倍 0.0% 971.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 44.4B 39.7B 35.2B
営業利益 4.8B 3.8B 3.5B
純利益 3.4B 3.1B 2.5B
EPS 72.9 64.9 52.2
BPS 443.0 392.2 344.2

大株主

株主名持株比率
有限会社野﨑事務所0.13%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
TDC社員持株会0.08%
野 﨑 聡0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
株式会社IDホールディングス0.03%
野 﨑 哲0.02%
野村信託銀行株式会社(投信口)0.02%
藤 井 吉 文0.02%
株式会社みずほ銀行(株式会社日本カストディ銀行)0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-23株式会社みずほ銀行 0.02%N/A
2023-08-22FMR LLC 6.49%+1.47%
2023-06-07FMR LLC 5.02%+5.02%
2021-12-07株式会社みずほ銀行 0.02%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-23EDINET大量保有株式会社みずほ銀行変更
2026-02-24TDNet業績修正TDCソフト業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ1,011+3.96%
2023-08-22EDINET大量保有FMR LLC大量保有 6.49%
2023-06-07EDINET大量保有FMR LLC大量保有 5.02%
2021-12-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%