日本パレットプールは1972年、わが国初の一貫パレチゼーションによる物流近代化を目指したパレットプール運営会社として設立された。主たる事業は、木製・プラスチック製パレット等の荷役・運搬機器のレンタル及びレンタル方式によるパレットのプール運営である。
パレットプール運営システムは、同一規格のパレットを共同利用・循環運営する社会的仕組みを構築する。全国約200カ所のデポ網を基盤に、「何時でも」「何処でも」「必要な数だけ」顧客にレンタル提供し、不要な空パレットは全国どのデポでも返却を受ける。パレットの修理等の保守管理は当社が実施する。この広範なデポネットワークと保守管理体制は、新規参入者にとって大規模な設備投資と長年のノウハウ蓄積を要する高い参入障壁となる。
一貫パレチゼーションの推進は、製品出荷から着荷までパレット上の貨物を解荷・積替えすることなく、一貫して機械荷役で輸送・保管を行う方式である。これにより、輸送コスト低減、荷役作業軽減、作業時間短縮といった顧客メリットをもたらす。
パレット等物流機器のレンタル収益の割合が高く、ストック型ビジネスモデルを形成する。顧客の自社パレット保有からレンタルへの切り替えを促進する料金プランは、顧客のスイッチングコストを高め、顧客ロックイン構造を強化する。
顧客企業の中では、特に石油化学樹脂関連企業向けのシェアが高い。
1972年5月、パレットレンタル事業を目的として日本パレットプール株式会社を設立し、本社を大阪市北区に置く。同年10月までに札幌、名古屋、東京に事業所を開設するなど、全国展開を早期に進める。1992年3月にはデポの全国ネットワークを完成させる。
1997年11月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、スタンダード市場へ移行する。デポの統廃合や新設を継続的に実施し、ネットワークの最適化と効率化を図る。
成長ドライバーは、物流業界の人手不足、トラック運転手の労働時間制限を伴う「2024年問題」への対応、サプライチェーンの可視化・効率化ニーズの高まりである。また、サステナビリティ・環境経営の高まりによるプラスチック削減・リサイクル重視、CO2排出削減ニーズもレンタルパレットの需要を後押しする。パレット規格の統一化ニーズも効率性向上に寄与する。
長期ビジョンとして2031年度に売上高100億円、経常利益10億円の達成を目指す。
中期経営計画「経営3か年計画2027」は、事業基盤強化(M&Aや資本施策の検討・実行、設備投資促進)、売上拡大(主要取引先との連携強化、新規取引業界の開拓)、人的資本経営、オペレーション体制強化、新規事業等による事業拡大(新規事業の創出、高精度位置情報管理システム「フクLOW」の展開)を核となる戦略とする。
新商品・サービスとして、パレット位置情報管理システム「フクLOW」付パレットの導入・拡販、フォールドデッキ、アシストスーツ等の商品ラインナップ拡充に取り組む。JR貨物駅構内にデポを設置する駅パレサービスの拡充も売上拡大策の一つである。
2025年度の業績見通しは、売上高7,400百万円、経常利益730百万円を見込む。化学製品の国内外需要減退の影響を予想し、レンタル売上拡大に向けて自社パレット利用顧客へのレンタル切替え提案、ロジスティクス企業との連携強化、既存顧客の領域拡大に取り組む。デポの統廃合・移設による保管コスト圧縮、フルスペックデポの拡充によるパレット供給スピードアップ等、オペレーション体制の見直しと強化によって収益力向上を図る。
自己資本比率は、2022年度48.2%、2023年度56.6%、2024年度63.6%と推移し、資本政策目標である50%程度を上回る。有利子負債は、2023年度2,921,734千円から2024年度2,258,370千円へ減少する。
設備投資は、主に11型・14型の木製パレット、プラスチックパレットの計画的な投入に充てられ、当期投資総額は1,611百万円。資金は自己資金及び借入金により賄う。
貸与資産の回収不能リスクに対し、情報システムの活用による運用機能の充実と作業体制の改善で回収強化を図る。「フクLOW」を活用し、紛失や不正利用の縮小を図る。
固定資産の減損リスクに対しては、各事業の採算性を的確に把握し、情報の早期収集に努め、必要な措置を講じることでリスク低減を図る。
パレット仕入価格の変動リスクに対しては、仕入先の分散化によってリスク緩和を図る。
経済情勢の動向によるレンタル単価低下圧力に対し、レンタル以外の収益拡大を図るべく、日本通運株式会社、日本貨物鉄道株式会社の支援を得ながら、物流関連商品の販売強化に努める。
顧客市場環境の変化、特に石油化学樹脂関連企業向けのシェアが高いことによる影響に対し、石油化学樹脂関連企業に次ぐ“売上げの柱”の確立を課題とし、商品ラインナップ拡充、新たな料金プラン「安心パック」、「長期安心くん」等で事業領域の拡大を図る。
資本政策として、ROE10%以上、EPS350円以上、自己資本比率50%程度を目標とする。資本効率を意識した成長投資を行い、収益力の強化を図るとともに、有利子負債の活用と株主還元強化による資本構成の最適化でROE向上を図る方針である。
年間配当は、2022年度40.0円、2023年度40.0円、2024年度59.0円と推移する。
物流業界の構造的課題(人手不足、2024年問題)と環境意識の高まりを背景に、レンタルパレットの需要拡大という追い風を受ける。全国約200カ所のデポ網と1972年設立以来の長年の運営ノウハウに裏打ちされたパレットプールシステムは、高い参入障壁と競争優位性を構築する。
石油化学樹脂関連企業への依存度が高いリスクを認識し、新規取引業界の開拓や商品ラインナップの拡充、M&A戦略を通じて事業領域の多角化を図る方針である。
パレット位置情報管理システム「フクLOW」の展開など、DX推進による効率化と新たな価値提供にも注力する。人材確保・育成は課題であり、新規・中途採用の積極的な拡大を進める。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 4.0B | 13.4倍 | 0.6倍 | 0.0% | 2,483.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6.9B | 7.6B | 7.4B |
| 営業利益 | 369M | 779M | 984M |
| 純利益 | 310M | 527M | 833M |
| EPS | 185.3 | 313.5 | 495.1 |
| BPS | 4,081.0 | 3,768.7 | 3,468.3 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本貨物鉄道株式会社 | 0.12% |
| NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 | 0.11% |
| 株式会社南都銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 0.04% |
| 泉北高速鉄道株式会社 | 0.03% |
| 株式会社日本カストディ銀行(常任代理人 三井住友信託銀行再信託分・近畿日本鉄道株式会社退職給付信託口) | 0.03% |
| 株式会社池田泉州銀行 | 0.03% |
| 三井住友信託銀行株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 0.03% |
| MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 0.02% |
| 株式会社ワコーパレット | 0.02% |
| 三井住友ファイナンス&リース株式会社 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-18 | 日本パレットレンタル株式会社 | 88.57% | +83.57% |
| 2026-02-24 | 日本貨物鉄道株式会社 | 12.48% | -- |
| 2026-02-13 | 日本貨物鉄道株式会社 | 12.48% | +0.59% |
| 2026-02-10 | 日本貨物鉄道株式会社 | 11.89% | -- |
| 2026-02-10 | 日本貨物鉄道株式会社 | 11.89% | -- |
| 2026-02-06 | NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 | 10.59% | +5.59% |
| 2026-02-06 | NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 | 11.11% | +0.52% |
| 2026-01-27 | 株式会社SBI証券 | 4.51% | (0.89%) |
| 2025-12-25 | 株式会社SBI証券 | 5.40% | +2.40% |
| 2025-09-25 | 株式会社SBI証券 | 4.07% | (1.16%) |
| 2025-09-18 | 株式会社SBI証券 | 5.23% | (1.07%) |
| 2025-08-25 | 株式会社SBI証券 | 6.30% | +1.29% |
| 2025-05-27 | 株式会社SBI証券 | 5.01% | +2.01% |
| 2025-04-14 | 株式会社SBI証券 | 3.69% | (1.32%) |
| 2025-04-09 | 株式会社SBI証券 | 5.01% | +2.01% |
| 2025-03-17 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 0.00% | (0.12%) |
| 2024-07-29 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 5.06% | -- |
| 2023-10-05 | NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 | 10.59% | +5.59% |
| 2023-02-02 | 株式会社SBI証券 | 3.79% | (1.47%) |
| 2023-01-24 | 株式会社SBI証券 | 5.26% | (1.23%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-18 | EDINET | 大量保有 | 日本パレットレンタル株式会社 | 大量保有 88.57% | 2,482 | — |
| 2026-03-18 | TDNet | 業績修正 | 日パレット | 特別損失の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ | 2,482 | — |
| 2026-03-18 | TDNet | M&A | 日パレット | 日本パレットレンタル株式会社による当社株券等に対する公開買付けの結果並びに、親会社、主要株主である筆 | 2,482 | — |
| 2026-02-25 | TDNet | 株主総会 | 日パレット | 臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ | 2,505 | -0.04% |
| 2026-02-24 | EDINET | 大量保有 | 日本貨物鉄道株式会社 | 大量保有 12.48% | 2,505 | +0.00% |
| 2026-02-17 | TDNet | M&A | 日パレット | (訂正)日本パレットレンタルによる公開買付届出書の訂正届出書提出に伴う「日本パレットプール株券等に対 | 2,502 | +0.00% |
| 2026-02-17 | TDNet | M&A | 日パレット | (訂正)「日本パレットレンタル株式会社による当社株券等に対する公開買付けに関する賛同の意見表明及び応 | 2,502 | +0.00% |
| 2026-02-13 | EDINET | 大量保有 | 日本貨物鉄道株式会社 | 大量保有 12.48% | 2,501 | +0.04% |
| 2026-02-10 | EDINET | 大量保有 | 日本貨物鉄道株式会社 | 大量保有 11.89% | 2,507 | -0.24% |
| 2026-02-10 | EDINET | 大量保有 | 日本貨物鉄道株式会社 | 大量保有 11.89% | 2,507 | -0.24% |
| 2026-02-06 | EDINET | 大量保有 | NIPPON EXPRESSホールディン | 大量保有 10.59% | 2,517 | -0.36% |
| 2026-02-06 | EDINET | 大量保有 | NIPPON EXPRESSホールディン | 大量保有 11.11% | 2,517 | -0.36% |
| 2026-01-30 | TDNet | 業績修正 | 日パレット | 期末配当予想の修正(無配)に関するお知らせ. | 2,000 | +25.00% |
| 2026-01-30 | TDNet | 決算 | 日パレット | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) | 2,000 | +25.00% |
| 2026-01-30 | TDNet | M&A | 日パレット | 日本パレットレンタル株式会社による日本パレットプール株式会社(証券コード:4690)株券等に対する公 | 2,000 | +25.00% |
| 2026-01-30 | TDNet | M&A | 日パレット | 日本パレットレンタル株式会社による当社株券等に対する公開買付けに関する賛同の意見表明及び応募推奨のお | 2,000 | +25.00% |
| 2026-01-27 | EDINET | 大量保有 | 株式会社SBI証券 | 大量保有 4.51% | 1,716 | +0.70% |
| 2025-12-25 | EDINET | 大量保有 | 株式会社SBI証券 | 大量保有 5.4% | 1,699 | +1.06% |
| 2025-12-23 | TDNet | 人事 | 日パレット | 2025年度当社取締役会の実効性の分析・評価結果の概要について | — | — |
| 2025-10-27 | TDNet | 決算 | 日パレット | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結) | 2,040 | -14.95% |