Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ワシントンホテル株式会社 (4691)

ワシントンホテルは「ワシントンホテルプラザ」と宿泊特化型「ワシントンR&Bホテル」の2ブランドで全国43ホテル、総客室数9,481室を直営運営する。1969年開業以来のノウハウと主要駅・繁華街に近い好立地戦略が強み。50万人の会員を擁する「ワシントンネット」は宿泊料金の7%高還元率ポイントで顧客を囲い込み、リピート利用を促進する。少人数オペレーションでリーズナブルな価格を実現し、効率的な運営で収益性を追求する。 [本社]愛知県名古屋市千種区 [創業]1961年 [上場]2019年

1. 事業概要と競争優位性

ワシントンホテル株式会社はホテル事業の単一セグメントで、「ワシントンホテルプラザ」と宿泊特化型「ワシントンR&Bホテル」の2ブランドを直営運営する。全国43ホテル、総客室数9,481室(2025年3月31日現在)を展開し、収益の98%をホテル事業が占める。「ワシントンホテルプラザ」は1969年開業以来、主要駅や繁華街に近い立地でビジネスパーソンを中心に支持を集め、飲食店や宴会場も併設する。「ワシントンR&Bホテル」は大都市圏を中心に少人数オペレーションでリーズナブルな価格を実現し、ツインルームやコネクティングルームを新設し幅広いニーズに対応する。

競争優位性(Moat)として、長年の運営実績に基づくブランド力とノウハウを確立する。2025年4月1日の名称変更でブランド認知度向上を図る。50万人の会員を擁する「ワシントンネット」は宿泊料金の7%高還元率ポイント、半永久的な有効期限、多様な利用方法を提供し、顧客のロイヤルティを高めスイッチングコストを向上させる。提携ホテル含め日本国内57拠点のネットワークも集客増に寄与する。効率的な少人数オペレーションや従業員の「マルチジョブ」推進でコスト管理を徹底する。厳格な出店基準に基づく好立地戦略も高収益性を確保する。

参入障壁は、大規模な設備投資、長年の運営ノウハウ、50万人規模の会員基盤を持つ予約システムである。ビジネスモデルの質は、ホテル宿泊によるストック型収益が中心であり、RevPAR向上を目標にレベニューマネジメントシステムを迅速に料金コントロールに反映させ、収益力向上を図る。運営コスト増加には適切な価格転嫁と販売単価アップで対応する。

2. 沿革ハイライト

1961年5月、㈱名古屋国際ホテルを設立する。1969年6月、ワシントンホテル1号店を開業し、ホテル事業を本格化する。1979年4月、商号を「ワシントンホテル㈱」に変更し全国展開を図る。1998年4月、宿泊特化型「R&Bホテル」1号店を開業する。2019年10月、東京証券取引所市場第二部及び名古屋証券取引所市場第二部へ上場する。2025年4月1日、ホテルブランド「R&Bホテル」を「ワシントンR&Bホテル」に、宿泊予約サイト「宿泊ネット」を「ワシントンネット」に名称変更する。

3. 収益・成長

当社の収益はホテル事業が98%を占める。成長ドライバーとして、観光・レジャー需要や訪日客増加が堅調に推移する見込みであり、大阪・関西万博の開催も需要拡大に寄与する可能性がある。商品力向上では、ワシントンR&Bホテル3館での大規模リニューアルやコネクティングルーム増室、客室照明設備更新を継続する。料飲部門では訪日宿泊客向け食材やメニューの販売強化を進める。販売促進強化では、名称変更ブランドのトータル訴求、国内外旅行代理店への営業活動、旅行博覧会・商談会への出展を継続強化する。予約センター機能強化によるグループ・団体需要獲得、デジタルマーケティング強化も図る。「ワシントンネット」の会員増加と利用促進を図り、予約受付を1年先まで可能にしたり、価格差をつけたりすることでの優位性を確保する。加盟店募集によるネットワーク拡大も目指す。新規出店は全国主要都市の好立地に200~300室規模のホテルを目指し、自社物件、建物の賃貸借方式、土地の賃貸借方式、MC方式という計4つの出店形態を柔軟に活用する。収益力向上では、レベニューマネジメントシステムを迅速に料金コントロールに反映させRevPARの向上を図る。運営コスト増加には適切な価格転嫁と販売単価アップで対応する。

4. 財務健全性

2025年3月期の総資産は33,545,550千円、純資産は9,446,883千円である。有利子負債は15,613,000千円、現金及び現金同等物は5,966,495千円である。リースに関する会計基準変更に伴い、オペレーティング・リース取引のオンバランス処理が必要となる可能性があり、自己資本比率の低下やリース資産減損計上等、財務指標に影響が及ぶリスクを認識する。2025年3月期における借主側としての解約不能オペレーティング・リース未経過リース料は15,368,606千円である。

5. 株主還元

2025年3月期の年間配当は20.0円である。

6. 注目ポイント

ワシントンホテルは2ブランド戦略と好立地戦略で多様な顧客ニーズに対応する。「ワシントンネット」による強力な顧客囲い込みとリピート利用促進は競争優位性となる。効率的な運営体制と観光・訪日客需要の回復・拡大を捉える成長戦略を推進する。リース会計基準変更による財務影響は注視すべき点である。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W6WI | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
16.5B 8.1倍 1.7倍 0.0% 1,358.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 21.3B 18.3B 17.5B
営業利益 2.2B 1.5B 3.0B
純利益 2.0B 836M 3.2B
EPS 167.1 69.3 266.6
BPS 785.5 625.3 548.0

大株主

株主名持株比率
株式会社丸栄0.12%
藤田観光株式会社0.07%
BNP PARIBAS SINGAPORE/2S/JASDEC/MBBC LIENT ASSETS 2(常任代理人 香港上海銀行東京支店カストディ業務部)0.05%
株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.04%
株式会社三菱UFJ銀行0.04%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.04%
株式会社近藤紡績所0.03%
名古屋中小企業投資育成株式会社0.02%
朝日生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.02%
住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-10-28興和ファシリティズ株式会社 11.78%(0.27%)
2025-10-20Cambridge Asia LLC 5.01%+0.01%
2023-07-26ジュピター・ディープ・バリュー・パートナーズ・エルエルシー 4.06%(1.02%)
2023-07-25ジュピター・ディープ・バリュー・パートナーズ・エルエルシー 4.06%(1.02%)
2023-05-22ジュピター・ディープ・バリュー・パートナーズ・エルエルシー 5.08%(1.05%)
2022-11-21ジュピター・ディープ・バリュー・パートナーズ・エルエルシー 6.13%+1.04%
2022-07-13ジュピター・ディープ・バリュー・パートナーズ・エルエルシー 6.13%N/A
2022-06-07ジュピター・ディープ・バリュー・パートナーズ・エルエルシー 5.09%+5.09%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-10-28EDINET大量保有興和ファシリティズ株式会社大量保有 11.78%1,547-1.81%
2025-10-20EDINET大量保有Cambridge Asia LLC大量保有 5.01%1,541+3.96%
2025-08-15TDNet資本政策ワシントンホテル従業員持株会に対する第三者割当による自己株式処分の払込完了及び一部失権に関するお知らせ1,620+0.49%
2023-07-26EDINET大量保有ジュピター・ディープ・バリュー・パートナ大量保有 4.06%
2023-07-25EDINET大量保有ジュピター・ディープ・バリュー・パートナ大量保有 4.06%
2023-05-22EDINET大量保有ジュピター・ディープ・バリュー・パートナ大量保有 5.08%
2022-11-21EDINET大量保有ジュピター・ディープ・バリュー・パートナ大量保有 6.13%
2022-07-13EDINET大量保有ジュピター・ディープ・バリュー・パートナ大量保有 6.13%
2022-06-07EDINET大量保有ジュピター・ディープ・バリュー・パートナ大量保有 5.09%