Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

SBテクノロジー株式会社 (4726)

SBテクノロジーは、ソフトバンクグループのICTサービス中核企業として、通信、エンタープライズ、公共分野でクラウド、セキュリティ、AI・IoTソリューション、IT教育サービスを提供。自社DX経験を活かし、顧客のDX推進を支援する共創型ビジネスモデルを展開する。セキュリティ監視とIT運用の一体提供、生成AI活用サービス化で技術的優位性を確立し、公共分野での実績も有する。ソフトバンクグループとのシナジーが競争優位性となる。 [本社]東京都新宿区 [創業]1990年 [上場]1999年

1. 事業概要と競争優位性

SBテクノロジーグループは、ICTサービス事業を単一セグメントとして展開する。連結子会社11社、持分法適用会社2社で構成され、ソフトバンクグループにおけるICTサービスの中核企業として位置づけられる。主要な事業区分は通信、エンタープライズ、公共、個人(2023年9月フォントワークス㈱の全株式を譲渡済)である。提供サービスは、オンプレミス・クラウドのシステム構築/運用保守、クラウドコンサルティング/移行支援、セキュリティ運用監視サービス、AI・IoTソリューション、電子認証ソリューション、IT教育サービスなど多岐にわたる。

競争優位性(Moat)として、ソフトバンクグループのブランド力とグループ各社とのシナジーが挙げられる。常に最先端のICT技術取得に挑戦し、自社DX実践で得たノウハウを顧客支援に活かす技術的優位性を持つ。特に、大手エンタープライズのニーズに応えるセキュリティ監視とIT運用の一体提供サービス化、セキュリティオペレーションセンターの拡充、AI活用による効率化は高い参入障壁を構築する。公共分野では農林水産省への電子化プラットフォーム構築・IT教育実績があり、顧客ロックイン構造を形成する。生成AIのビジネス活用に向けた共同実証実験やセキュアな利用環境構築・サービス化も技術的優位性を示す。ビジネスモデルは、システム構築に加え、マネージドセキュリティサービスでの24時間365日監視運用やシステム運用保守といったストック型収益要素を含み、顧客のDX推進を継続的に支援する共創型である。

2. 沿革ハイライト

1990年10月、ソフトウエアの試験・評価等を目的としてソフトバンク技研㈱を設立する。1999年1月にソフトバンク・テクノロジー㈱へ商号変更し、同年7月に日本証券業協会に株式を店頭登録する。2004年12月には東京証券取引所市場第二部へ上場し、2006年3月に市場第一部指定、2022年4月にはプライム市場へ移行した。M-SOLUTIONS㈱、㈱環、サイバートラスト㈱、㈱電縁などを子会社化し事業を拡大する。2017年にはミラクル・リナックス㈱とサイバートラスト㈱が合併し、サイバートラスト㈱として事業を強化する。2019年10月に現在のSBテクノロジー㈱へ商号変更した。2021年4月には子会社のサイバートラスト㈱が東京証券取引所マザーズ市場に上場する。2023年9月にはフォントワークス㈱の全株式を譲渡した。2024年4月25日、親会社であるソフトバンク㈱による当社株式等に対する公開買付けに賛同する意見を表明し、完全子会社化を企図する。

3. 収益・成長

当社グループは「大きく成長する」ことを経営方針に掲げ、第4次中期経営計画(2023年3月期~2025年3月期)を推進する。主な成長ドライバーは以下の通りである。

* **TAM拡大要因**: 国内企業におけるDX投資需要の堅調な推移、働き方の変化に伴うクラウドや生成AIの利活用促進、サイバー攻撃増加に伴うセキュリティ対策需要の拡大。

* **規制追い風**: 政府が業務委託先企業に米政府基準のサイバーセキュリティ対策を義務付ける方針により、サプライチェーン全体のセキュリティ対策需要が増加する。

* **新市場・新製品**: 顧客のDXを支援するセキュリティ&運用サービスの提供強化(セキュリティ監視とIT運用の一体提供、SOC拡充、AI活用)、ノーコード・ローコードでのデータ活用によるDX推進支援、生成AIのビジネス活用サービス化、IT教育サービスの提供、コンサルティングのメニュー化に取り組む。

研究開発活動では、クラウド利活用推進とセキュリティ対策に注力し、SaaSサービスの管理強化やセキュリティ運用サービス、生成AIを活用したCMSソリューションへの機能追加などを実施する。当連結会計年度の研究開発費は236百万円である。

4. 財務健全性

2024年3月期末の総資産は516億94百万円、純資産は326億19百万円である。有利子負債は6億99百万円と低水準であり、高い財務健全性を示す。営業活動によるキャッシュ・フローは22億56百万円、投資活動によるキャッシュ・フローは11億61百万円を計上する。現金及び現金同等物は107億72百万円である。

5. 株主還元

年間配当は、2022年3月期50円、2023年3月期60円、2024年3月期70円と増配傾向にある。2024年4月25日、親会社ソフトバンク㈱による当社株式等に対する公開買付けに賛同し、株主に応募を推奨する旨を決議した。

6. 注目ポイント

ソフトバンクグループのICTサービス中核企業としての強固な基盤とシナジー効果は、競争優位性の源泉である。国内のDX投資需要、クラウド・生成AI利活用、サイバーセキュリティ対策強化といった市場トレンドを捉え、セキュリティ監視とIT運用の一体提供や生成AI活用サービス化で成長を追求する。公共分野での実績やDX人材育成・コンサルティング能力も強みである。一方で、親会社ソフトバンクによる完全子会社化の動向は、今後の企業価値評価に大きな影響を与える。技術革新への対応や優秀人材の確保・育成は継続的な課題である。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100TMKR | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
67.0B 31.8倍 2.0倍 1.0% 2,945.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 65.7B 48.2B 31.7B
営業利益 5.7B 3.5B 2.3B
純利益 8.4B 2.1B 1.3B
EPS 420.6
BPS 1,493.9

大株主

株主名持株比率
ソフトバンク㈱0.54%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)0.07%
㈱日本カストディ銀行(信託口)0.03%
SBテクノロジー従業員持株会0.02%
セントラル短資㈱0.01%
佐藤 友一0.01%
山田 勝男0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.01%
石川 憲和0.01%
THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDON SPECIAL ACCOUNT NO.1(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-06-21みずほ証券株式会社
2024-06-14ソフトバンク株式会社 78.72
2024-05-22みずほ証券株式会社 0.05
2021-09-07アセットマネジメントOne株式会社 0.05

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2024-06-21TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2024-06-14TDNetHolding change by ソフトバンク株式会社
2024-05-22TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2021-09-07TDNetHolding change by アセットマネジメントOne株式会社