Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

山田コンサルティンググループ株式会社 (4792)

山田コンサルティンググループは、経営、M&A、事業承継、不動産、海外コンサルティングと未上場株式・不動産投資を展開する。会計・財務・税務・法務の専門人材が多数在籍し、複合的な課題解決に対応する競争優位性を持つ。顧客生涯価値最大化とクロスセルで顧客ロイヤリティを高めるビジネスモデルを強みとする。中堅企業向けコンサルティングに注力し、M&Aや海外事業をM&Aで強化、日米クロスボーダーM&Aも推進する成長ドライバーを持つ。第二種金融商品取引業等の許認可が参入障壁となる。 [本社]東京都千代田区 [創業]1989年 [上場]2000年

1. 事業概要と競争優位性

山田コンサルティンググループは、コンサルティング事業と投資事業の2事業を展開する。コンサルティング事業は、経営、M&Aアドバイザリー、事業承継、不動産、海外コンサルティングから構成される。経営コンサルティングでは、生産年齢人口減少・人手不足に伴う組織人材戦略やDX推進、事業再生、資本効率向上といった企業の経営課題に対し、一貫した支援を提供する。特に中堅企業の持続的成長支援に注力し、経済産業省の補助金事業審査員を務め、優秀と表彰されたことで認知を向上させた。M&Aアドバイザリーでは、M&A前後にわたる一貫した役務提供とFAS事業の専門性の高さを強みとする。事業承継コンサルティングは、会計・財務・税務・法務の専門的知識を持つ多数の人材が複合的な対応を可能にし、顧客との強固な信頼関係に基づき収益基盤強化に繋げる。海外コンサルティングは、東南アジア及び南アジア市場を中心に展開し、Takenaka Partners LLCの子会社化により日米間のクロスボーダーM&Aを推進する体制を整える。投資事業では、未上場株式投資と不動産投資を行い、コンサルティング機能を活用した投資先の企業価値向上支援や、換金性の低い不動産への投資を通じて中長期的な利益を見込む。

競争優位性(Moat)は、会計・財務・税務・法務の専門的知識を持つ多数の人材による複合的な課題解決能力にある。顧客との長期的な関係構築を通じた顧客ロイヤリティ向上は、顧客生涯価値(LifeTime Value)を最大化するビジネスモデルの質を形成する。経済産業省からの表彰は、中堅企業向けコンサルティングにおけるブランド力向上に寄与する。M&A前後にわたる一貫した役務提供は、顧客のスイッチングコストを高める。Takenaka Partners LLCの子会社化は、日米間のクロスボーダーM&Aにおけるネットワーク効果を強化する。参入障壁として、第二種金融商品取引業、投資運用業、宅地建物取引業者、一般労働者派遣事業といった事業遂行に必要な許認可が機能する。

2. 沿革ハイライト

当社は1989年7月に㈱東京ファイナンシャルプランナーズとして設立され、2000年10月に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場した。2010年12月に商号を「山田コンサルティンググループ㈱」に変更。2018年4月には純粋持株会社から事業会社へ移行し、2022年4月には東証プライム市場へ移行する。近年では、2024年3月にピナクル㈱を、2024年4月にはTakenaka Partners LLCを買収し、国内外のM&Aアドバイザリー事業を強化した。

3. 収益・成長

当社グループの成長ドライバーは、多様な市場ニーズと戦略的な事業展開にある。経営コンサルティング事業では、生産年齢人口減少に伴う組織人材戦略やDX推進、事業再生、資本効率向上といった経営課題の顕在化が堅調なニーズを生み出す。中堅企業に対する成長期待や政策支援は、コンサルティング需要を後押しする。M&Aアドバイザリー事業は、国内M&A市場の活況が継続し、PEファンドとの連携強化や直接受注の増加が成長を牽引する。海外コンサルティング事業は、東南アジア及び南アジア市場の著しい成長と、クロスボーダーM&Aや大手日本企業の海外展開ニーズが堅調に推移する。Takenaka Partners LLCの子会社化により、日米間のクロスボーダーM&Aを推進し、新たな成長領域を開拓する。投資事業では、コンサルティング案件から発生する投資機会に積極的に関与し、未上場株式投資に加え、不動産投資や富裕層・機関投資家向けの資産サポート事業への取り組みを強化することで、新たな収益機会を創造する。ビジネスモデルの質として、顧客生涯価値(LifeTime Value)を最大化する戦略を採り、総合的なコンサルティングのクロスセルにより顧客ロイヤリティ向上を図る。コンサルティング案件の大型化や複雑化により、報酬額が変動する案件が増加傾向にあり、顧客単価の向上に寄与する可能性がある。

4. 財務健全性

当社グループの財務状態は健全性を維持する。2025年3月期末時点の現金及び現金同等物は8,870,438千円を保有する。有利子負債は1,650,000千円であり、豊富な現預金と比較して低水準に抑えられている。純資産は18,580,027千円、総資産は23,470,528千円であり、自己資本比率は約79.16%と高く、強固な財務基盤を構築する。

5. 株主還元

当社は株主還元として配当を実施する。2025年3月期の年間配当は77.0円であり、前年度の76.0円から増配した。経営上の目標として、自己資本利益率(ROE)20%を目標に掲げ、中長期的な企業価値向上を目指す。

6. 注目ポイント

当社グループは、優秀な人材の確保と育成を最重要課題と認識する。顧客の機密情報や個人情報を取り扱うため、情報管理には細心の注意を払い、プライバシーポリシー、セキュリティポリシーを制定し、役職員への研修を実施する。事業遂行に必要な法令・規制(第二種金融商品取引業、投資運用業、宅地建物取引業者、一般労働者派遣事業)の遵守は不可欠であり、登録・許認可の取り消しは業績に悪影響を及ぼすリスクがある。コンサルティング案件の大型化や複雑化に伴い、利害関係者が多く関与し役務提供完了が長期化する傾向にある。報酬額が契約当初の予定から変動する案件も増加傾向にあり、大型成功報酬等の計上時期が遅延した場合、業績に影響を与える可能性がある。未上場株式投資事業では、投資先企業の業績状況、株式評価、株式売却状況が業績に影響を与える可能性があるが、ミドルリスク・ミドルリターンを追求し、投資リスクを最小限に抑えながら慎重に案件を発掘する。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W1KY | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
32.9B 11.0倍 1.8倍 0.0% 1,656.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 22.8B 22.2B 16.5B
営業利益 4.1B 3.7B 2.9B
純利益 2.9B 2.9B 2.1B
EPS 151.1 150.2 111.1
BPS 944.3 872.4 779.0

大株主

株主名持株比率
株式会社日本マネジメント・アドバイザリー・カンパニー0.37%
光通信株式会社0.08%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.07%
株式会社UH Partners20.05%
宮崎 信次0.02%
山田コンサル社員持株会0.02%
和田 成史0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
株式会社ユニバーサルエッジ0.01%
山田CG役員持株合同会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-26光通信株式会社 12.14%+0.55%
2024-07-03光通信株式会社 11.59%+1.02%
2022-07-21野村アセットマネジメント株式会社 1.66%(3.35%)
2022-07-08光通信株式会社 10.57%+3.49%
2022-07-05野村證券株式会社 5.01%+5.01%
2022-06-21光通信株式会社 7.08%+1.02%
2021-12-24光通信株式会社 6.06%+1.04%
2021-08-24光通信株式会社 5.02%+5.02%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-18TDNetM&A山田コンサル簡易株式交換による株式会社マナスコーポレートパートナーズの完全子会社化に関するお知らせ1,753+0.00%
2025-09-26EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 12.14%1,901-1.95%
2025-07-31TDNetその他山田コンサル譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ1,673+1.26%
2025-07-08TDNet資本政策山田コンサル当社取締役に対するストック・オプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ1,620+0.74%
2025-07-08TDNet資本政策山田コンサル当社従業員(執行役員)に対するストック・オプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ1,620+0.74%
2025-06-23TDNet資本政策山田コンサル当社取締役に対するストック・オプション(新株予約権)の発行について1,562+0.90%
2025-06-23TDNet資本政策山田コンサル当社従業員(執行役員)に対するストック・オプション(新株予約権)の発行について1,562+0.90%
2024-07-03EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 11.59%
2022-07-21EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 1.66%
2022-07-08EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 10.57%
2022-07-05EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.01%
2022-06-21EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 7.08%
2021-12-24EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 6.06%
2021-08-24EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 5.02%