Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

セントラルスポーツ株式会社 (4801)

セントラルスポーツは、会員制スポーツクラブ経営を主軸とし、全国250店舗(直営185、業務受託65)を展開する。フィットネス・スクール会費を基盤とするストック型収益モデルを構築する。経営理念「0歳から一生涯の健康づくり」に基づく多世代向けプログラム開発力、フィットネスクラブ業界初のISO9001認定、オリンピック選手育成実績によるブランド力が競争優位性。M&Aや地域・教育連携を通じた成長を図る。 [本社]東京都中央区 [創業]1969年 [上場]2000年

1. 事業概要と競争優位性

セントラルスポーツは、会員制スポーツクラブ経営を主たる業務とする。2025年3月31日現在、直営185店舗、業務受託65店舗の合計250店舗を全国展開する。直営店舗は自社所有26、テナント159で構成する。業務受託店舗は民間14、公共51で構成する。事業はスポーツクラブ経営事業の単一セグメントだが、フィットネス、スクール、業務受託、プロショップ、その他(旅行業、施設賃貸等)の部門に分かれる。

競争優位性(Moat)として、経営理念「0歳から一生涯の健康づくりに貢献する」に基づき、多世代にわたる顧客ニーズに対応するプログラム開発力を持つ。企業や大学と連携し、「メディカルフィットネス」「健康と美」「運動と食」といった幅広い分野で新たなプログラムを開発し、トップアスリートの育成・強化システムの研究開発も行う。1999年にはフィットネスクラブ業界で初めてISO9001の認定を受け、品質管理体制を確立する。ソウル、アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロ、東京2020、パリ2024オリンピック・パラリンピックに選手を輩出し、メダル獲得に貢献する実績は、高い指導力とブランドイメージを強化する。全国250店舗の広範なネットワークと、公共スポーツ施設51店舗を含む業務受託実績は、規模の経済と地域社会への深い浸透を示す。スクール事業は顧客の早期囲い込みと長期的な関係構築に寄与し、接客力・指導力・施設美化の強化は顧客満足度を高め、スイッチングコストを上昇させる。

参入障壁としては、全国規模の店舗展開に必要な大規模な設備投資、長年の事業運営で培われたプログラム開発・指導・安全管理・施設運営のノウハウ蓄積、および公共施設受託における地方自治体との連携実績と信頼が挙げられる。

2. 沿革ハイライト

1969年12月に創業し、1970年5月に株式会社セントラルスポーツクラブを設立する。1979年にセントラルスポーツ株式会社へ商号を変更する。1991年には米国に子会社を設立しゴルフ場経営を開始、海外展開に着手する。1999年にはフィットネスクラブ業界で初のISO9001認定を取得する。2000年11月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、2002年3月東京証券取引所市場第二部、2004年3月には市場第一部へ上場する。2022年4月には東京証券取引所の市場区分の見直しによりプライム市場へ移行する。2013年には株式会社明治スポーツプラザ、2024年にはRefco株式会社の全株式を取得し吸収合併するなど、M&Aを通じた事業拡大を継続する。2019年には創業50周年事業として「ラボ・トレーニングセンター」を開設し、研究開発と選手育成の拠点とする。

3. 収益・成長

ビジネスモデルの質として、収益構造は会員制スポーツクラブ経営を基盤とするストック型収益モデルであり、フィットネス部門とスクール部門の会費収入が主要な柱となる。業務受託部門も継続的な契約に基づく安定収益源である。プロショップ部門、旅行業、施設賃貸等により収益源の多様化を図る。収益構造は労務費や賃借料等の固定費負担が大きい。

成長ドライバーとして、健康志向の高まりやスポーツへの取り組み増加を背景としたフィットネス業界全体の回復傾向を捉える。基幹事業であるスクール事業およびフィットネス事業の収益力向上が見込まれる。各種イベントやツーリズム事業、オンラインサービスのさらなる拡充に加え、地域・教育分野との連携による事業展開も期待されており、新たな価値創造による収益確保の可能性が高まる。M&A戦略により、事業規模の拡大と市場シェアの獲得を図る。新規出店や既存店舗のリニューアル、新規プログラム開発に積極的な設備投資を実施し、特に「メディカルフィットネス」など科学的エビデンスに基づくプログラム開発を通じて、顧客層拡大と収益確保を目指す。当連結会計年度の設備投資は2,002百万円である。研究開発費は124百万円である。

4. 財務健全性

店舗出店に伴う敷金・保証金や設備投資のため、総資産に占める有利子負債の比率が高い水準にある。当連結会計年度末の有利子負債依存度は12.0%(前期比3.7ポイント減)と改善傾向を示す。当連結会計年度末の有利子負債は701百万円である。敷金及び保証金残高は10,253百万円であり、賃貸人の財政状況悪化による回収不能リスクが存在する。当連結会計年度末のキャッシュ・アンド・エクイバレンツは5,379百万円である。総資産は41,153百万円、純資産は25,840百万円である。

5. 株主還元

年間配当は、直近の会計年度で50.0円、その前年度で36.0円、さらにその前年度で31.0円と、増加傾向にある。

6. 注目ポイント

経営理念に基づく多世代向けサービスとISO9001認定に裏打ちされた品質管理体制が強固なブランド力を形成する。全国250店舗の広範なネットワークと、公共施設受託による地域密着型ビジネスモデルは、安定した顧客基盤を構築する。企業・大学連携による先進プログラム開発とオリンピック選手育成実績が示す高い指導力は、競争優位性の源泉となる。M&Aによる外部成長戦略と、イベント・オンラインサービス拡充による新たな収益機会の追求は、今後の成長を牽引する。一方で、固定費負担が大きい収益構造のため、会員数増加と効率的な店舗運営が重要課題となる。有利子負債依存度は改善傾向にあるものの、金利変動リスクや敷金・保証金回収リスクには引き続き留意が必要である。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W21S | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
28.4B 20.4倍 1.1倍 0.0% 2,474.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 46.6B 45.4B 43.6B
営業利益 1.9B 2.7B 1.9B
純利益 1.4B 1.2B 793M
EPS 121.4 103.6 70.9
BPS 2,307.0 2,216.3 2,133.3

大株主

株主名持株比率
セントラルトラスト株式会社0.31%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.06%
後藤 忠治0.05%
後藤 聖治0.05%
セントラルスポーツ社員持株会0.03%
株式会社りそな銀行0.02%
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
村井 良孝0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-09TDNet決算セントラルSP2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,463+0.41%
2025-11-07TDNet決算セントラルSP2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信 〔日本基準〕 (連結)2,402-0.08%
2025-08-08TDNet決算セントラルSP2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,565-0.51%
2025-06-30TDNetその他セントラルSP支配株主等に関する事項について2,405-0.50%