Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社メディアシーク (4824)

メディアシークは、DX、画像解析・AI、ブレインテック・DTx、投資事業を展開する。「アイコニット」は累計3,500万DLを達成し、標準バーコードリーダーとして定着。ブレインテック・DTxは他社に先行し「医療機器製造業」登録、治療用アプリ開発を進める。安定事業で収益確保、高成長分野へ投資。特許8件、商標16件保有。 [本社]東京都港区 [創業]2000年 [上場]2000年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社メディアシークは、コーポレートDX、画像解析・AI、ライフスタイルDX、ブレインテック・DTx、ベンチャーインキュベーションの5事業を展開する。

コーポレートDXは、ITコンサルタント技術と自社ノウハウを強みとし、企業向けシステムコンサルティングや業務支援ソフトウェアを提供する。

画像解析・AIは、高度な画像解析技術を軸とする。主力アプリ「バーコードリーダー/アイコニット」は累計3,500万ダウンロードを達成し、スマートフォン向け「標準バーコードリーダー」としての地位を確立する。広告収入とライセンス料が収益の柱である。特許を国内8件、米国1件保有する。

ライフスタイルDXは、EdTech、FanTech、HealthTech、FinTechを中心にDX化を促進し、教育事業者向け「マイクラス」等のソリューションやオンラインコンテンツを提供する。ライセンス費、保守費、課金等が収益源となる。

ブレインテック・DTxは、脳科学とITを組み合わせたDTx(デジタルセラピューティクス)を展開する。平成28年より他社に先駆けて取り組みを開始し、「ブレインテックといえばメディアシーク」のポジションを確立する。令和4年には「医療機器製造業」として登録し、中枢神経系の治療用アプリの自社開発を進める。当事業は事業立ち上げフェーズにある。

ベンチャーインキュベーションは、有望なスタートアップ企業へのインキュベーションサービスを提供し、IPO実現によるキャピタルゲインを収益源とする。

2. 沿革ハイライト

当社は平成12年3月設立、同年12月東証マザーズ上場。平成15年モバイルバーコードリーダー・ソフトウェアを開発し、au携帯電話に標準搭載された。平成19年「高速同期通信技術」特許を、平成22年米国特許も取得する。平成20年スクール向け「マイクラス」開発・販売を開始。平成24年「アイコニット」を開発、無料ダウンロードを開始し、令和元年には3,000万ダウンロードを達成する。平成29年ブレインテック法人向けソリューションを開始し、先行者としての地位を築く。令和4年医療機器プログラム受託開発事業を開始し、DTx事業の具体化を進める。

3. 収益・成長

当社グループは、確立事業の堅実成長と新規事業領域への継続投資を行う経営方針を掲げる。

コーポレートDX、画像解析・AI、ライフスタイルDXの3事業は、ストック型収益モデルを多く含み、安定的な収益基盤を形成する。コーポレートDXは企業のDX推進強化・デジタル投資拡大を背景に需要が継続的に拡大する。画像解析・AIは「アイコニット」プラットフォームを次世代デバイス対応IoTツールとして進化させ、AIエンジンの外部提供を目指す。ライフスタイルDXはオンラインプラットフォームを活用したサブスクリプションサービスやオンラインコンテンツ配信でビジネス拡大を図る。

ブレインテック・DTx事業は、世界的に高成長が見込まれる分野であり、当社は先行者としての知見と「医療機器製造業」登録を活かし、治療用アプリの自社開発や医療機関とのパートナーシップ強化、医療類似行為・民生応用分野への参入を成長ドライバーとする。ベンチャーインキュベーション事業は、有望なスタートアップ企業への投資を通じて、不定期ながら多額のキャピタルゲイン獲得を目指す。

研究開発活動は、ブレインテック・DTx、画像解析・AI等のセグメントにおいて継続的に実施され、将来の収益化のためのノウハウ蓄積を図る。研究開発費は71,516千円である。

4. 財務健全性

直近連結会計年度の総資産は3,926,974千円、純資産は3,127,906千円。自己資本比率は約79.65%と高く、財務基盤は強固である。現金及び現金同等物は632,425千円に対し、有利子負債は166,105千円と実質無借金に近い。営業活動によるキャッシュフローは138,963千円とプラスであり、本業で安定的に資金を創出する。

5. 株主還元

直近連結会計年度の年間配当は2.0円である。EPSは12.3円であり、配当性向は約16.26%となる。これは、確立事業で得た資金を新規事業領域への投資に充てるという経営方針と整合し、成長投資を優先する姿勢を示す。

6. 注目ポイント

当社の注目ポイントは、ブレインテック・DTx事業の進捗と収益化である。他社に先行する知見と「医療機器製造業」登録を活かし、高成長市場でのポジション確立が鍵となる。累計3,500万ダウンロードの「アイコニット」プラットフォームの次世代デバイス対応とIoTツールへの進化も、既存事業の成長ドライバーである。ベンチャーインキュベーション事業によるキャピタルゲイン獲得は、グループ収益に影響を与える可能性がある。複数の事業ドメインへのリソース最適配分により、独自サービス開発と既存ビジネス基盤の永続的な収益確立を目指す。人材確保・育成、知的財産権の活用と保護も重要である。

出典: 有価証券報告書 (2024-06) doc_id=S100S2AB | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 865M 870M 887M
営業利益 62M 42M
純利益 120M 60M 55M
EPS 12.3 6.2 5.7
BPS 318.9 322.9 316.5

大株主

株主名持株比率
西尾直紀0.36%
根津康洋0.07%
株式会社SBI証券0.01%
鈴木智博0.01%
丸山寛0.01%
江口郁子0.01%
野村證券株式会社0.01%
水谷宏治0.01%
松井証券株式会社0.01%
都甲和幸0.01%