Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

大成ラミックグループ株式会社 (4994)

大成ラミックグループは、液体包装分野で高機能フィルムと液体充填機「DANGAN」を開発・製造・販売する。液体充填用フィルムと充填機械の双方を一元的に提供する国内唯一の企業として、食品業界を中心に液漏れ防止等に貢献するトータルソリューションを提供する。IoTサービス「H.U.G.Home」やメンテナンス体制で顧客ロックインを強化。環境対応フィルム開発、自働化技術、海外展開を成長ドライバーとする。 [本社]埼玉県白岡市 [創業]1966年 [上場]2002年

1. 事業概要と競争優位性

大成ラミックグループは、食品業界を中心に液体包装分野で事業を展開する。高機能な液体包装フィルムの開発・製造・販売と、液体充填機「DANGAN」シリーズの開発・製造・販売を主軸とする。液体充填用フィルムは即席麺の液体スープ、ドレッシング、タレ類等を包装し、液漏れ防止、ロス低減、保存性、易開封性等、顧客ニーズに応じた高機能性を提供する。ラミネート汎用品事業も展開する。

競争優位性は、液体充填用フィルムと充填機械の双方を一元的に提供する国内唯一の企業である点に集約される。長年の研究と実践で培ったノウハウに基づく高機能フィルム開発力と、充填速度の高速化と再現性を重視したDANGANシリーズの技術力が基盤となる。DANGANシリーズはハイエンドモデル「G3」からエントリーモデル「M」まで展開する。

充填機械のIoT化サービス「H.U.G.Home」により、稼働状況の遠隔把握、生産状態の可視化・分析、機械保守管理等の機能を提供し、顧客の液体充填業務の改善・効率化とDX推進をサポートする。充実したメンテナンス体制、フィールドエンジニアによるアドバイザリーサービス、人材教育支援も提供し、高いスイッチングコストと顧客ロックイン構造を形成する。これは新規参入者にとって高い参入障壁となる。

2. 沿革ハイライト

1966年3月、大成包材株式会社として設立し、セロファン及びポリエチレンの加工販売を開始する。1989年5月に液体充填用フィルムの販売を開始し、1990年4月に大成ラミック株式会社へ商号変更する。1992年9月には日本精機株式会社と共同開発した液体充填機「NT-DANGAN」の販売を開始し、2006年10月にはその開発成果等すべての権利を譲受する。2002年4月に東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、2003年3月には市場第一部へ指定された。2011年4月には米国に販売子会社Taisei Lamick USA, Inc.を設立し、海外展開を本格化する。2016年4月にはFSSC22000認証を取得し、食品安全マネジメント体制を強化する。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行した。2025年4月1日には持株会社体制へ移行し、商号を大成ラミックグループ株式会社に変更した。

3. 収益・成長

成長ドライバーは多岐にわたる。国内既存事業では、インフレ経済下で液体小袋包装分野を軸に、付加価値製品・サービス提供、販売価格最適化、コストダウンを推進し、利益額・利益率の最大化を図る。生産性向上で需要変動にも対応する。

海外事業では、既存展開地域にリソースを集中し、ローカルニーズに合わせた戦略で海外事業の拡大を進める。サプライチェーン最適化も推進し、国内市場の需要漸減リスクをヘッジし、トップライン成長ドライバーとする。

新事業・新分野の創出として、2024年度よりIoT技術活用による包装工程の「見える化」サービス「H.U.G.Home」の提供を開始した。工程管理のデジタル化普及と包装新分野の研究を進める。

持続可能な社会の実現への貢献も重要な成長戦略であり、環境負荷低減を最重要課題とする。植物由来の「環境対応フィルム」、モノマテリアルフィルム、薄肉化製品の開発を推進する。充填機械分野では、労働力不足に対応するため、自働化・省人化技術の開発を進める。

当連結会計年度の研究開発費は317百万円、設備投資は1,310百万円である。

4. 財務健全性

当連結会計年度末(2025年3月31日)の総資産は34,221,146千円、純資産は25,157,659千円である。現金及び現金同等物は5,781,933千円を保有し、有利子負債は0円である。無借金経営を維持し、自己資本比率は約73.5%と極めて高い水準にあり、強固な財務基盤を構築する。

5. 株主還元

当連結会計年度の年間配当金は80円である。自己株式を669,700株保有する。安定的な配当と自己株式取得を通じて株主還元を行う方針である。

6. 注目ポイント

液体包装分野におけるフィルムと機械のトータルソリューション提供は、顧客の生産性向上と品質安定に貢献し、高い顧客維持率に繋がる。IoTサービス「H.U.G.Home」の展開は、顧客のDX推進を支援し、顧客関係強化と継続的収益源確保に寄与する。環境対応フィルム開発や自働化・省人化技術推進は、社会課題解決に貢献し、持続的成長を可能にする。2025年4月1日付での持株会社体制への移行は、事業専門性を高め、経営効率化と迅速な意思決定を促進し、成長戦略実行を加速させる。海外事業の拡大は、国内市場の需要漸減リスクをヘッジし、トップライン成長ドライバーとなる。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W21O | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
18.1B 9.6倍 0.6倍 0.0% 2,573.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 30.8B 28.0B 29.2B
営業利益 2.4B 1.6B 2.5B
純利益 1.7B 1.1B 1.9B
EPS 268.0 170.3 293.3
BPS 3,986.7 3,798.1 3,608.4

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.11%
株式会社タイパック0.08%
大成ラミック取引先持株会 0.04%
JP MORGAN CHASE BANK 385632(常任代理人  株式会社みずほ銀行決済営業部)0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
大日精化工業株式会社 0.03%
木村  義成0.03%
大成ラミック従業員持株会0.03%
新生紙パルプ商事株式会社 0.02%
UBS EUROPE SE LUXEMBOURG BRANCH-UCITS CLIENTS(常任代理人  シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-06-19バーガンディ・アセット・マネジメント・リミテッド 4.06%(1.03%)
2021-11-19三井住友信託銀行株式会社 3.59%(1.41%)
2021-06-02株式会社タイパック 9.18%(2.68%)
2021-05-25株式会社タイパック 9.18%(2.68%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-23TDNet配当・還元大成ラミックG自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ2,690-0.52%
2025-12-10TDNet配当・還元大成ラミックG自己株式の取得状況に関するお知らせ2,697-2.48%
2025-09-11TDNet配当・還元大成ラミックG自己株式の取得状況に関するお知らせ2,611+0.34%
2025-07-10TDNet配当・還元大成ラミックG自己株式の取得状況に関するお知らせ2,515+0.28%
2025-06-11TDNet配当・還元大成ラミックG自己株式の取得状況に関するお知らせ2,431-0.04%
2024-06-19EDINET大量保有バーガンディ・アセット・マネジメント・リ大量保有 4.06%
2021-11-19EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 3.59%
2021-06-02EDINET大量保有株式会社タイパック大量保有 9.18%
2021-05-25EDINET大量保有株式会社タイパック大量保有 9.18%