株式会社ユシロは、金属加工油剤の生産・販売を主力事業とする。国内では当社が、海外では各地域の現地法人が担当し、「日本」、「南北アメリカ」、「中国」、「東南アジア/インド」の4地域を報告セグメントとする。日本セグメントではビルメンテナンス製品も生産・販売する。
同社は金属加工油剤の国内トップシェア企業として、長年積み重ねてきた技術力を競争優位性とする。個々の顧客ニーズを的確に捉え、要望に合致した製品を提供する「カスタマーインティマシー戦略」を実践し、顧客との強固な関係を構築する。国内外で合計79件の特許を保有し、知的財産権の確保と活用に注力する。
ビジネスモデルは、主要顧客である自動車関連業界への販売依存度が高く、売上高全体の半数以上を占める。主力製品は自動車エンジン・トランスミッション・足回り部品の製造過程で使用される。EV化による金属加工油剤使用量減少リスクに対し、自動車関連業界への販売依存率低減方針を掲げ、航空機・医療機器分野への販売拡大や新規事業への参入を推進する。原材料は石油化学品や天然油脂化学品に依存し、価格変動リスクがあるが、製品販売価格への転嫁と調達効率化で対応する。海外売上高比率は2025年3月期で65.0%に達する。
1944年7月、ソルビル化学研究所を母体としてユシロ化学工業株式会社を設立する。1973年11月、ブラジルに初の海外子会社を設立し、グローバル展開を開始する。以降、海外拠点を拡大する。1985年12月、東京証券取引所市場第二部に上場し、2005年3月には市場第一部に昇格する。2018年8月には米国クオリケムInc.を子会社化し、航空機・医療機器分野の強化を図る。2022年4月、スタンダード市場へ移行する。2025年4月、株式会社ユシロに商号を変更する。
同社は「共々の道」という創業理念に基づき、企業価値の永続的な向上を目指す。第20次中期経営計画「EXPLORER PLUS」を推進し、持続的な成長を実現する。
成長ドライバーとして、EV化・顧客のESG志向を見据えた新製品の投入・拡販を掲げる。自動車業界隣接分野(EV含む)及び他市場(航空機、医療、半導体)への参入・販売拡大を図り、高付加価値製品の提供を強化する。新規事業として、シクロデキストリン誘導体の機能性添加剤としての販売先拡大と量産体制確立、ヒカリアクション機能を付与した防コケ・防カビ剤、機械冷却液用添加剤、鉄道車両洗浄及び床用ガラスコーティング剤の販売拡大に取り組む。
研究開発活動では、既存事業の深化と新規事業領域の拡大に注力する。国内に93名の研究開発スタッフを擁し、海外グループ各社へも6名を出向させることで連携を密にする。分子内にホストゲスト基を持つ自己修復性ポリマーや、ビタミンB2を活用した光触媒「ジェンタミン」の研究開発を進め、製品化・市場展開を図る。当連結会計年度の研究開発費は2,184百万円に上る。南北アメリカ、中国、東南アジア/インドの成長地域での業績拡大を優先課題とする。
2025年3月期末の連結財務状況は、総資産63,404百万円、純資産44,970百万円、現金及び現金同等物10,499百万円、有利子負債6,470百万円である。経営指標として売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、ROEを重視し、2027年3月期にはROE10.0%以上の目標を掲げる。当連結会計年度の設備投資は、生産設備の合理化、研究開発機能の充実・強化、新基幹システム導入を中心に1,071百万円を実施する。
2025年3月期の年間配当金は98.0円である。企業価値の永続的な向上を図る経営理念に基づき、ROEを重視した経営を行う。
同社は、自動車関連業界の景気動向やEV化による金属加工油剤使用量減少リスクに直面する。グローバル競合との競争、製品原料の価格変動、地政学的リスク、為替変動リスクも経営に影響を及ぼす可能性がある。海外売上高比率が高く、カントリーリスク、移転価格税制リスク、為替変動リスクを抱える。企業買収後の業績未達、生産設備の収益性低下、投資有価証券の評価損、製品品質不良、自然災害・事故、環境規制強化、知的財産権侵害訴訟の発生もリスク要因である。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 41.1B | 9.3倍 | 0.9倍 | 0.0% | 2,956.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 55.5B | 53.0B | 46.8B |
| 営業利益 | 5.1B | 3.6B | 1.0B |
| 純利益 | 4.3B | 3.0B | 898M |
| EPS | 317.9 | 221.2 | 66.0 |
| BPS | 3,213.9 | 2,953.5 | 2,545.7 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.10% |
| 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 0.08% |
| ユシロ化学工業取引先持株会 | 0.07% |
| スズキ株式会社 | 0.04% |
| 株式会社三井住友銀行 | 0.04% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.04% |
| ユシロ化学工業従業員持株会 | 0.03% |
| 株式会社三菱UFJ銀行 | 0.02% |
| 長瀬産業株式会社 | 0.02% |
| 今川 和明 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-02-17 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 4.00% | (1.01%) |
| 2024-07-29 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 5.01% | (0.02%) |
| 2024-05-08 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 5.03% | +5.03% |
| 2023-07-24 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 5.95% | +0.36% |
| 2023-05-09 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 3.87% | (1.19%) |
| 2022-10-06 | 石川 吉之助 | 7.08% | +1.08% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-17 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 4.0% | 3,065 | +1.63% |
| 2025-11-11 | TDNet | 決算 | ユシロ | 2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 2,223 | +2.79% |
| 2025-11-11 | TDNet | 業績修正 | ユシロ | 業績予想の修正に関するお知らせ | 2,223 | +2.79% |
| 2025-11-11 | TDNet | 配当・還元 | ユシロ | 自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ | 2,223 | +2.79% |
| 2025-10-15 | TDNet | その他 | ユシロ | 本社移転に関するお知らせ | 2,157 | -0.14% |
| 2025-09-29 | TDNet | 資本政策 | ユシロ | (開示事項の経過)当社連結子会社の異動を伴う株主割当増資完了のお知らせ | 2,299 | -1.57% |
| 2025-08-06 | TDNet | 決算 | ユシロ | 2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 2,149 | +0.37% |
| 2025-07-16 | TDNet | その他 | ユシロ | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ | 2,142 | +0.47% |
| 2025-07-02 | TDNet | 配当・還元 | ユシロ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 1,990 | +0.85% |
| 2024-07-29 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 5.01% | — | — |
| 2024-05-08 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 5.03% | — | — |
| 2023-07-24 | EDINET | 大量保有 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 大量保有 5.95% | — | — |
| 2023-05-09 | EDINET | 大量保有 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 大量保有 3.87% | — | — |
| 2022-10-06 | EDINET | 大量保有 | 石川 吉之助 | 大量保有 7.08% | — | — |