Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ビーピー・カストロール株式会社 (5015)

ビーピー・カストロールは、Castrol及びbpブランドの自動車用潤滑油を販売する。製品開発、マーケティング、セールスを担い、製造は国内協力工場に委託する。世界的なブランド力と100年以上の技術力を競争優位性とし、bpグループとのライセンス契約により日本市場でのブランド製品販売を一手に引き受ける。カーショップチャネルで高シェアを持つ。EV化による市場減少予測に対し、e-フルード導入、低粘度・ハイブリッド向け潤滑油開発、新規チャネル開拓、デジタル化、脱炭素化を成長戦略として推進する。 [本社]東京都品川区 [創業]1978年 [上場]1995年

1. 事業概要と競争優位性

ビーピー・カストロールは、Castrol及びbpブランドの自動車用潤滑油販売を主たる事業とする。製品開発、原材料調達、マーケティング、セールス活動を行い、製造機能は国内協力工場に委託するビジネスモデルとする。ガソリンエンジン油、ディーゼルエンジン油、ATF等自動車用潤滑油及びカーケア用品を販売する。乗用車、二輪車、商業車市場に製品を供給し、乗用車市場はコンシューマー向けとBtoB向けに細分化する。事業は潤滑油販売並びにこれらに付帯する事業の単一セグメントで展開する。

競争優位性(Moat)として、世界的なブランド力と100年以上の歴史を持つ技術力を有する。bpグループとのライセンス契約により、日本市場におけるbpグループブランド製品販売を一手に引き受ける独占的地位を確立する。これにより高い参入障壁を形成する。カーショップチャネルで高レベルのマーケット・シェアを持つ。製造を外部委託することで、大規模設備投資を抑制する。

2. 沿革ハイライト

1978年9月、日本英潤株式会社として設立し、bpの潤滑油輸入、製造委託、販売を開始する。同年10月、ペトロルブ・インターナショナル株式会社に商号変更。同年12月、bpとの間にライセンス契約を締結する。1995年3月、日本証券業協会に店頭登録。2000年3月、東証二部上場、後に一部銘柄指定される。2005年1月、ビーピー・ジャパン・ルブリカンツ株式会社と合併し、ビーピー・カストロール株式会社に商号を変更する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行する。

3. 収益・成長

2024年12月期の売上高は13,652,991千円、営業利益1,354,494千円、純利益932,534千円。2023年12月期の売上高は12,037,024千円、営業利益1,108,177千円、純利益781,500千円。2022年12月期の売上高は11,188,033千円、純利益572,526千円を計上する。

中期経営計画(2022-2026)では、2026年に売上高12,000百万円、経常利益2,450百万円、ROE15%以上を目標とする。成長ドライバーとして、コアビジネス強化(カーショップチャネルでの商品レンジ拡大、e-Commerce拡大、カーディーラーチャネルでのプレミアム・オイル取扱拡大)、新規チャネル開拓(車検/整備工場、タイヤ専門店等への展開)、新規ビジネス開発(ピット向け商品拡充、カーケア製品育成、IoT・AIを活用した統合マネジメントシステム開発・提供)を推進する。脱炭素化とデジタル化への対応も重要戦略であり、電動化対応(BEV向けe-フルード導入、低粘度・ハイブリッド向け潤滑油開発・拡販)、脱炭素化対応(カーボンオフセット製品の認知拡大、再生ベースオイルの活用)、デジタル化対応(OtCプロセス、バックオフィスデジタル化)を図る。

自動車用潤滑油市場は成熟し、EV化により需要減少傾向が継続すると予測する。

4. 財務健全性

2024年12月期の総資産は13,438,269千円、純資産10,006,830千円。営業活動によるキャッシュフローは516,609千円。有利子負債は最新3期全て0千円であり、無借金経営を維持し、高い財務健全性を示す。

5. 株主還元

株主還元として、2024年12月期の年間配当は42.0円/株、2023年12月期は36.0円/株、2022年12月期は46.0円/株を実施する。中期経営計画に基づき、2026年度までにROE15%以上を目標とし、株主価値向上を目指す。

6. 注目ポイント

ビーピー・カストロールは、ビーピー・ピーエルシーが筆頭株主であり、その子会社を通じて株式を間接的に64.9%保有する。bpグループの潤滑油事業セグメントに属し、日本市場でのブランド製品販売を一手に引き受ける。ライセンス契約等には解除条項が存在し、万一解除された場合、事業展開に影響を及ぼす恐れがある。

自動車用潤滑油市場の成熟とEV化による需要減少傾向に対し、e-フルード導入、低粘度・ハイブリッド向け潤滑油開発、新規チャネル開拓、デジタル化推進など、多角的な戦略で事業構造転換を図る点が注目される。事業リスクとしては、国内経済情勢、自動車業界の環境変化、競合他社の動向、原油価格並びに為替レートの変動などが挙げられる。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VG83 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
22.9B 24.6倍 2.3倍 0.0% 997.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 13.7B 12.0B 11.2B
営業利益 1.4B 1.1B 869M
純利益 933M 782M 573M
EPS 40.6 34.0 24.9
BPS 435.9 434.4 439.2

大株主

株主名持株比率
カストロール・リミテッド(常任代理人  ビーピー・ジャパン株式会社)0.53%
ティー・ジェイ株式会社0.12%
日本自動車整備商工組合連合会0.05%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.01%
三島 泰0.00%
小津 恒子0.00%
BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH - PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACCOUNT(常任代理人  香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)0.00%
中外油化学工業株式会社0.00%
三上 勝弘0.00%
長妻 和男0.00%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-26TDNetその他BPカストロール親会社の異動(予定)に関するお知らせ946-2.85%