Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

セカンドサイトアナリティカ株式会社 (5028)

セカンドサイトアナリティカは、アナリティクスコンサルティングとAIプロダクトを両輪で提供する。コンサルティングで知見を集積し、AIプロダクト開発に応用するビジネスモデルを構築する。独自機械学習アルゴリズムとアカデミア連携による先端技術の実用化で技術的優位性を確立し、「SXスコア」等の基礎技術で特許を取得する。構築モデルの継続サポートやプロダクト保守・運用で顧客ロックインを図り、フロー型からストック型への収益構造転換を推進する。 [本社]東京都千代田区 [創業]2016年 [上場]2022年

1. 事業概要と競争優位性

セカンドサイトアナリティカは、「データから、新たな価値を。」を経営理念とし、アナリティクス・AIサービスを提供する。事業は、顧客課題を解決する「アナリティクスコンサルティング」と、その知見を基に汎用システムを開発・提供する「AIプロダクト」で構成する。両事業を通じて、AIサービスをワンストップで提供する「アナリティクスを活用したビジネス価値創造企業」として事業を展開する。コンサルティングはフロー売上主軸で知見を集積し、AIプロダクトは初期導入フローと保守・運用ストック収入で構成する。フロー型からストック型への収益構造転換を推進する。

当社の競争優位性(Moat)は、技術的優位性、知的財産権による保護、ノウハウ蓄積と顧客ロックイン構造にある。独自開発の機械学習アルゴリズムと公表論文活用に加え、大学教授を技術顧問に迎えアカデミアと密に連携し、基礎研究から社会実装までの高速化を図ることで、テクノロジーアドバンテージ確保の構造を確立する。「SXスコア」「不正検知エンジン」「SkyFoxHR」の基礎技術で特許を取得し、独自の技術的ノウハウを保護する。コンサルティングで得た知見をAIプロダクト開発に応用するビジネスモデルは、ノウハウの継続的な蓄積を可能にする。構築した機械学習モデルの有効利用には複雑かつ高度な技術や知識が必要であり、継続的なメンテナンス及び運用サポートのニーズが高い。これにより、顧客のスイッチングコストが高く、ロックイン効果を生み出す。AIプロダクトも保守・運用によるストック収入を確保する。これらの要素は、AI関連業界における参入障壁としても機能する。

2. 沿革ハイライト

2016年6月設立。2017年7月にAIプロダクト「SkyFox」を提供開始し、2018年には「R2Engine」や「SXスコア」の提供を開始しプロダクトラインナップを拡充する。2017年10月以降、協和エクシオ(現エクシオグループ)、SBペイメントサービス、TIS、セブン銀行、ミロク情報サービス、三井住友海上火災保険といった大手企業と戦略的協業や資本・業務提携を重ね、事業パートナーとの連携を強化する。2020年12月には「SXスコア」の基礎技術で特許を取得し、その後も「不正検知エンジン」「SkyFoxHR」の基礎技術で特許を取得し技術的優位性を強化する。2021年12月に商号変更し、2022年4月、東京証券取引所グロース市場に上場する。

3. 収益・成長

当社のビジネスモデルは、アナリティクスコンサルティングを起点に知見を集積し、それをAIプロダクトの開発に応用することで事業を拡大する。フロー型ビジネスをストック型ビジネスへとシフトさせる構造を構築しており、特にストックビジネス中心のAIプロダクト事業への事業比率の転換を目指し、ストック売上の拡大を推進する。

成長ドライバーとしては、**TAM(Total Addressable Market)の拡大**が挙げられる。労働人口減少に伴う企業経営の効率化の動きにより、当社の関連市場は今後急速に拡大すると予測する。

**新市場・新製品への展開**として、アナリティクスコンサルティング事業では金融業界向けテーブルデータ解析から、画像・動画・言語等の非構造化データ解析へ範囲を拡大し、高価格製品によるアップセルを図る。また、金融・非金融業界で培われた技術・ノウハウを横展開し、クロスセルを促進する。

**事業パートナーとの提携戦略の強化**も重要な成長ドライバーである。協業による技術力強化と顧客基盤拡大を図り、AIプロダクトの拡販を推進する。従業員数は前事業年度末に比べ16名増加し、業容拡大に伴う採用増を反映する。

4. 財務健全性

current期(2024年12月期)の総資産は1,063,703千円、純資産は813,428千円であり、自己資本比率は約76.5%と高い水準を維持する。現金及び現金同等物は514,859千円を保有し、有利子負債は30,000千円と低水準である。

5. 株主還元

提供された財務データには、年間の配当金(annual_dividend)の記載がない。

6. 注目ポイント

当社の最大の注目ポイントは、アカデミア連携と複数の特許取得に裏打ちされた**技術的優位性**である。これにより、AI関連技術への迅速な対応と実践的なビジネス課題解決への応用を可能にする。アナリティクスコンサルティングで得た知見をAIプロダクト開発に活かし、フロー型からストック型へのビジネスモデル転換を図る戦略は、持続的な収益基盤の強化に繋がる。大手企業との資本・業務提携も、顧客基盤拡大と技術検証の機会を創出する上で重要である。

一方で、事業拡大のボトルネックとなり得る**データサイエンティスト及びAIエンジニアの確保・強化**は、優先的に対処すべき課題である。人材獲得競争が激化する中で、優秀な人材の確保と育成、流出防止策が継続的な成長の鍵を握る。AI関連業界の急速な技術革新や顧客ニーズの変化への対応も、競争力を維持するための重要な要素である。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VG8F | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.1B 24.5倍 3.6倍 0.0% 361.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 440M 1.9B 1.4B
営業利益 46M 200M 171M
純利益 31M 140M 122M
EPS 3.3 14.7 12.8
BPS 99.0

大株主

株主名持株比率
株式会社SBI新生銀行0.19%
エクシオグループ株式会社0.14%
TIS株式会社0.11%
深谷直紀0.07%
高山博和0.06%
株式会社ミロク情報サービス0.06%
加藤良太郎0.02%
SBペイメントサービス株式会社0.01%
株式会社グリフィン・ストラテジック・パートナーズ0.01%
楽天証券株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-02-25株式会社SBI新生銀行 18.88
2024-03-06加藤 良太郎 5.77
2023-10-04株式会社SBI新生銀行 18.97
2023-07-03株式会社SBI新生銀行 19.66
2023-06-22株式会社SBI新生銀行 20.14
2023-04-25株式会社SBI新生銀行 19.74
2023-01-12株式会社SBI新生銀行 19.45
2022-08-31エクシオグループ株式会社 10.84
2022-08-31エクシオグループ株式会社 13.55
2022-08-12エクシオグループ株式会社 13.55
2022-08-12加藤 良太郎 6.98
2022-04-11TIS株式会社 11.13
2022-04-08髙山 博和 8.8
2022-04-08深谷 直紀 9.16
2022-04-08加藤 良太郎 9.07
2022-04-08株式会社ミロク情報サービス 6.55
2022-04-08加藤 良太郎 9.07
2022-04-08髙山 博和 8.8
2022-04-08深谷 直紀 9.16
2022-04-06エクシオグループ株式会社 11.13

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-28TDNet従業員に対する譲渡制限付株式としての自己株式の処分に関するお知らせ
2026-03-26TDNet事業計画及び成長可能性に関する事項
2026-02-13TDNet2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-13TDNetearnings: 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-13TDNet2025年12月期 通期決算説明資料
2025-12-18TDNet連結決算への移行に伴う連結業績予想の公表に関するお知らせ
2025-12-18TDNetforecast_revision: 連結決算への移行に伴う連結業績予想の公表に関するお知らせ
2025-11-13TDNet2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-11-13TDNet2025年12月期 第3四半期決算説明資料
2025-11-13TDNetearnings: 2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-10-01TDNetBreak's株式会社の株式取得(子会社化)完了に関するお知らせ
2025-09-22TDNet子会社等の異動を伴う株式譲渡契約締結のお知らせ
2025-08-13TDNet2025年12月期 第2四半期決算説明資料
2025-08-13TDNet2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-08-13TDNetearnings: 2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-07-24TDNet子会社等の異動を伴う株式譲渡契約に関する基本合意書締結のお知らせ
2025-07-01TDNet従業員に対する譲渡制限付株式としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2025-07-01TDNetbuyback: 従業員に対する譲渡制限付株式としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2025-05-29TDNetbuyback: 従業員に対する譲渡制限付株式としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-05-29TDNet従業員に対する譲渡制限付株式としての自己株式の処分に関するお知らせ