Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

アップコン株式会社 (5075)

アップコンは、独自の「アップコン工法」とノンフロンウレタン樹脂で、工場・倉庫等のコンクリート床の沈下・傾きを修正する。既設撤去や操業停止が不要で短期間施工が強み。公共インフラの段差修正や農業用水路トンネル補修(FRT工法)にも応用し、社会インフラの長寿命化に貢献する「ストック型社会」を推進。11件の特許を保有し、無借金経営、自己資本比率約85.8%と強固な財務基盤を持つ。硬質発泡ウレタン樹脂の用途開発で市場を創出する。 [本社]神奈川県川崎市高津区 [創業]2003年 [上場]2021年

1. 事業概要と競争優位性

アップコンは、工場・倉庫・店舗・住宅等のコンクリート床の沈下・傾き・段差・空隙・空洞を、完全ノンフロンのウレタン樹脂と小型機械を用いた独自の「アップコン工法」で修正する施工を主力とする。この工法は、既設撤去や機械・荷物の撤去が不要で、操業・営業を止めずに短期間(従来工法比1/10)でミリ単位の精度で施工できる点が最大の競争優位性である。環境に安全なノンフロンウレタン樹脂を使用する。

応用技術として、道路・港湾・空港等の公共インフラの段差修正や空洞充填も手掛ける。また、産官学連携で開発した「FRT工法」により、農業用水路トンネルの維持・補修工事も展開し、短工期での施工を実現している。

同社は、軟弱地盤の多い日本において、建物構造物や社会インフラを長寿命化させる「ストック型社会」の形成に貢献。硬質発泡ウレタン樹脂の用途開発を通じて市場を創出し、事業を拡大している。

競争優位性は、独自の「アップコン工法」と「FRT工法」による短工期・非破壊・環境配慮型施工に加え、日本国特許11件保有による知的財産権保護にある。工法の技術取得、特殊材料メーカーとの連携、専門人材育成が参入障壁となり、同社の優位性を確立している。ISO9001、ISO14001、ISO27001の認証取得により、品質・環境・情報セキュリティ管理体制も確立済みである。

2. 沿革ハイライト

2003年6月にアップコン有限会社を設立し、2004年2月に株式会社へ組織変更。2005年以降、ISO9001、14001、27001の認証を順次取得し、管理体制を強化した。2013年3月以降、複数の特許を取得し、2024年8月までに合計11件の日本国特許を保有している。2021年7月に東京証券取引所TOKYO PRO Market市場へ上場、2022年12月には名古屋証券取引所ネクスト市場へ上場を果たした。

3. 収益・成長戦略

日本は地震多発地域であり、社会インフラの老朽化が進行している。建設業界では、新設主体の「フロー」型から維持・修繕等の「ストック」型への需要変化が予想され、アップコンはこの経営環境を追い風に事業を推進する。

成長ドライバーとして、技術部を中心としたウレタン樹脂を用いた新技術開発の継続を掲げる。FRT工法による水路トンネル空洞充填工事や空港地盤圧密強化工事などの新規事業を展開。さらに、杭状地盤改良、壁断熱、電柱補強、リサイクルといった新規応用分野の研究開発も進行させている。

ブランディング強化と知名度向上を図るため、広報活動を通じて「アップコン工法」の優位性を周知し、企業価値向上を目指す。海外展開も推進し、ベトナムでの営業活動拡大、展示会出展、ジェトロ連携による市場調査と営業力強化に取り組んでいる。

課題は、人材確保・育成、沈下修正分野以外の新規分野開拓による収益基盤の拡充・強化である。リスクとしては、大型案件の受注変動が短期業績に影響する可能性、原材料価格の高騰、農業用水路トンネル工事の工期が農閑期に限定されることによる延長リスクが存在する。

4. 財務健全性

2025年1月期末の現金及び現金同等物は1,075,736千円を計上。有利子負債は0円であり、無借金経営を維持している。純資産は1,539,065千円、総資産は1,792,760千円であり、自己資本比率は約85.8%と極めて高い水準にある。これらの指標から、アップコンは強固な財務基盤を持つと評価できる。

5. 株主還元

2025年1月期の年間配当は25.0円を実施する予定。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VNZ9 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
— — — — —

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 594M 404M 1.3B
営業利益 172M 164M 322M
純利益 122M 109M 213M
EPS 28.9 25.9 50.3
BPS — — —

大株主

株主名持株比率
松藤展和0.55%
アクアプレコン株式会社0.11%
松藤真弓0.04%
松藤花梨0.04%
松藤南輝0.04%
小川由晃0.02%
前山満0.01%
飯塚朋子0.01%
千家道惠0.01%
渡部裕之0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-12アクアプレコン株式会社 65.7
2025-10-14アクアプレコン株式会社 65.7
2023-12-05アクアプレコン株式会社 70.73
2023-12-01アクアプレコン株式会社 70.73
2023-01-18アクアプレコン株式会社 55.72
2023-01-18松藤 展和 66.4
2022-12-28アクアプレコン株式会社 70.73
2022-12-27松藤 展和 55.72
2022-12-27アクアプレコン株式会社 70.73
2022-10-03アクアプレコン株式会社 83.42
2022-09-30アクアプレコン株式会社 83.42
2022-09-29アクアプレコン株式会社 83.42
2021-07-30松藤 展和 66.4
2021-07-30アクアプレコン株式会社 17.03

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-09-29TDNet大型案件の受注に関するお知らせ——
2026-09-14TDNet2027年1月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)——
2026-09-14TDNet2027年1月期第2四半期(中間期)の業績予想と実績値との差異に関するお知らせ——
2026-08-10TDNet「100億宣言」掲載のお知らせ——
2026-07-23TDNet大型案件受注に関するお知らせ——
2026-07-22TDNet株式の立会外分売終了に関するお知らせ——
2026-07-21TDNet株式の立会外分売実施に関するお知らせ——
2026-07-13TDNet株式の立会外分売に関するお知らせ——
2026-06-16TDNet譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行の払込完了に関するお知らせ——
2026-06-11TDNet2027年1月期 第1四半期決算短信[日本基準](非連結)——
2026-03-12TDNet剰余金の配当の修正(期末配当の増配)に関するお知らせ——
2026-03-12TDNet2026年1月期 決算短信[日本基準](非連結)——
2026-03-12TDNet2026年1月期 決算説明資料——
2026-03-12TDNet2026年1月期業績予想と実績との差異に関するお知らせ——
2026-03-12TDNetHolding change by アクアプレコン株式会社——
2026-03-12TDNetearnings: 2026年1月期 決算短信[日本基準](非連結)——
2026-03-12TDNetdividend: 剰余金の配当の修正(期末配当の増配)に関するお知らせ——
2026-02-16TDNet大型案件受注に関するお知らせ——
2026-02-16TDNet新中期経営計画ローリングの策定のお知らせ——
2025-12-15TDNet土地の取得に関するお知らせ——