Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ファインズ (5125)

株式会社ファインズは、中小企業(SMB)向けDXソリューションを提供。主力はVideoクラウド事業で、「Videoクラウド」と「Raise」を軸に、動画視聴・顧客マーケティングデータを活用したDXコンサルティングを展開する。データに基づく課題可視化と柔軟なソリューション提案を優位性とする。マーケットイン志向、直販体制、一気通貫サービス、カスタマーサクセスによる顧客ロックインで競争優位性を確立。累計取引社数24,022社。ストック収益拡大を経営方針とする。 [本社]東京都港区芝浦 [創業]2009年 [上場]2022年

### 1. 事業概要と競争優位性

株式会社ファインズは、中小企業事業者や個人事業主(SMB)向けにDXソリューションを提供する。事業セグメントはVideoクラウド事業の単一であり、2025年6月期売上構成比は97.2%を占める。

ビジネスモデルは、動画配信プラットフォーム「Videoクラウド」とマーケティングプラットフォーム「Raise」の2つのプラットフォームを軸にデータを活用し、顧客課題に応じた最適なソリューションを提供する。Videoクラウドは動画を活用したマーケティング支援サービスで、動画視聴データや行動データを詳細に計測、分析する。2021年4月本格リリース後、サービス導入社数は6,384社(2025年6月末現在)、動画制作サービス取引社数は12,143社(同)に達する。Raiseは2024年6月頃にローンチされ、中小企業のDX推進における課題解決を目指す。その他、営業支援ツール「SFAクラウド」、顧客管理ツール「QuickBill」、研修管理ツール「F-Learning」、AIを活用した「Finesウェブサイト AIパッケージ」や「MEOナビ」も提供する。

当社の競争優位性(Moat)は、VideoクラウドとRaiseから抽出される動画視聴データ及び顧客マーケティングデータを活用したDXコンサルティングサービスにある。集積データをもとに顧客課題を可視化し、クロスセルや柔軟なソリューション提案を行う点を優位性とする。マーケットイン志向によるサービス拡充、直販体制による安定的な案件獲得、ディレクションから制作、カスタマーサクセスまで一気通貫したサービス提供体制も競争優位性を高める。カスタマーサクセス部門による継続的な関係構築で顧客ロックインを図る。事業全体に直接的に競合する企業はないと認識する。累計取引社数24,022社(2025年6月末現在)の顧客基盤と、AI活用サービスを含む多角的なDXソリューション展開も強みである。

### 2. 沿革ハイライト

当社は2019年3月に特別目的会社である株式会社エスピーシーとして設立され、同年6月に旧株式会社ファインズを吸収合併し、商号を株式会社ファインズに変更した。実質的な創業は旧株式会社ファインズが設立された2009年5月である。2015年1月に動画サービスを開始し、2019年11月に動画配信プラットフォームサービス「Videoクラウド」をローンチした。2022年9月には東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。近年は中小企業向けマーケティングデータ一元管理ツール「Raise」(2024年6月)、中小企業向けDX人材育成講座ツール「F-Learning」(2024年10月)、Googleビジネスプロフィール運用効率化ツール「MEOナビ」(2025年4月)など、DXソリューションを拡充する。

### 3. 収益・成長

当社は中期経営計画で「すべての中小企業のDXをサポートする」を新しいミッションに掲げ、DX市場の伸長を成長機会と捉える。成長ドライバーは、少子高齢化に伴う労働人口減少とDX推進の必要性というマクロ環境の追い風、AI活用を含む新サービスの継続的な投入、業務提携などによる他社とのアライアンスを含むソリューションの拡大戦略である。安定収益ポートフォリオ構築のため、ストック収益の拡大に注力する方針であり、Videoクラウドのアカウント数伸張やRaiseをはじめとしたDXコンサルティング事業の拡充を図る。目標とする経営指標としてVideoクラウド及びRaise関連サービスの「アクティブな契約件数」「フロー契約件数」「フロー契約単価」「ストック契約単価」「解約率」を設定する。

### 4. 財務健全性

当社は現時点において財務上の課題を認識しない。内部留保が十分確保され、借入等による機動的な資金調達も可能であると判断する。

2025年6月期(current)の総資産は2,737,965千円、純資産は2,188,996千円、現金及び現金同等物は1,962,108千円、有利子負債は0千円である。有利子負債がゼロであり、潤沢な現金及び現金同等物を保有し、高い財務健全性を示す。

### 5. 株主還元

当社は財務体質の強化と事業拡大のための内部留保充実を重視し、過去に配当を行っていない。株主の皆様に対する利益還元は経営の重要課題であると認識する。今後は収益力強化や事業基盤整備を実施しつつ、内部留保状況と事業環境を勘案したうえで、安定的かつ継続的な利益還元を実施する方針である。配当の実施可能性及びその実現時期は未定である。

### 6. 注目ポイント

当社は中小企業のDX推進市場をターゲットとし、VideoクラウドとRaiseを核としたデータ活用型DXコンサルティングに強みを持つ。累計取引社数24,022社の顧客基盤と、マーケットイン志向による一気通貫のサービス提供体制は競争優位性を確立する。成長ドライバーはDX市場の拡大、AI活用を含む新サービスの継続的な投入、ソリューション拡大戦略である。特に、ストック収益の拡大を経営戦略の柱としており、安定収益基盤の確立に向けた取り組みが注目される。リスク要因としては、景況感の悪化、競合他社の新規参入、主力事業への依存度、技術革新への対応遅れ、特定の人物(代表取締役社長)への依存、人材確保・育成、システム障害、法的規制、情報資産管理、滞留債権増加が挙げられる。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100WS33 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.2B 7.4倍 1.0倍 0.0% 464.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.8B 2.7B 2.7B
営業利益 61M 131M 334M
純利益 43M 81M 234M
EPS 9.8 18.3 50.7
BPS 480.9

大株主

株主名持株比率
三輪 幸将0.47%
光通信株式会社0.08%
株式会社SBI証券0.06%
株式会社UH Partners 20.04%
白木 政宏0.04%
JPモルガン証券株式会社0.02%
高木 眞之介0.02%
木下 圭一郎0.02%
株式会社EPARK0.01%
堀田 清0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-05-22光通信株式会社 16.56
2026-01-06光通信株式会社 15.52
2025-09-29光通信株式会社 14.52
2025-08-14光通信株式会社 13.6
2025-07-01光通信株式会社 12.59
2025-04-11光通信株式会社 11.58
2024-12-25光通信株式会社 10.46
2024-11-22光通信株式会社 9.47
2024-10-28光通信株式会社 8.37
2024-09-06光通信株式会社 7.37
2024-08-13光通信株式会社 6.33
2024-05-24光通信株式会社 5.11
2023-02-21株式会社EPARK
2023-02-14株式会社EPARK 7.61
2023-02-09株式会社EPARK 9.35
2023-01-11株式会社EPARK 10.53
2023-01-11株式会社EPARK 11.55
2022-10-28三輪 幸将 47.69
2022-10-05三輪 幸将 50.78
2022-10-05株式会社EPARK 12.87

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-22TDNetHolding change by 光通信株式会社
2026-01-16TDNet資金の借入に関するお知らせ
2026-01-06TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-12-26TDNet株式会社オルプラ及び株式会社Nexilの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
2025-09-29TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-09-26TDNet事業計画及び成長可能性に関する説明資料
2025-09-01TDNet定款一部変更に関するお知らせ
2025-08-14TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-07-18TDNetbuyback: 自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ
2025-07-18TDNet自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ
2025-07-02TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-07-02TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-07-01TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-06-03TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-06-03TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-05-02TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-05-02TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-04-11TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-04-08TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-04-08TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ