Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社POPER (5134)

株式会社POPERは、教育事業者向けSaaS型業務管理プラットフォーム「Comiru」を中核に、バックオフィス業務効率化と保護者コミュニケーション強化を支援する。クラウド型学習塾向け業務管理システム市場で導入教室数No.1のリーディングカンパニーである。SaaS型リカーリングモデルを基盤とし、自社直販体制で顧客ニーズを迅速に反映する。M&Aで顧客基盤を強化し、決済サービス「ComiruPay」で高いスイッチングコストと顧客ロックイン構造を構築する。教育現場のDX需要を成長ドライバーとし、習い事・学校領域へ展開する。 [本社]東京都中央区 [創業]2015年 [上場]2022年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社POPERは、「『教える』をなめらかに~みんなの“かわる”に寄り添う~」をミッションに掲げ、少子化や労働力不足に直面する教育業界の構造的課題解決を目指す。教育事業者等向けSaaS型業務管理プラットフォーム事業の単一セグメントを展開する。中核サービス「Comiru」(2015年12月リリース)は、学習塾を中心とする教育事業者の煩雑なバックオフィス業務効率化と保護者とのコミュニケーションデジタル化・強化を実現する。

同社は「Comiru」を基盤に、オンライン授業・自宅学習支援の「ComiruAir」、講師労務管理の「ComiruHR」、大手教育事業者向け基幹システム機能の「ComiruPRO」をリリースし、サービス領域を拡大する。2024年5月には株式会社ティエラコムより学習塾経営支援システム「BIT CAMPUS」事業を承継し顧客基盤を強化する。2025年1月には請求・決済管理サービス「ComiruPay」をリリースし、決済手数料を通じた新たな収益源を構築するとともに、高いスイッチングコストの構築に寄与する。これらのサービス群は有機的に連携し、教育事業者の経営効率化を全般的に支援する「教育プラットフォーム」としての価値提供を加速する。

ビジネスモデルはサブスクリプション型リカーリングモデルが中心であり、初期費用と利用生徒ID数等に応じた月額費用、決済手数料で構成される。2025年10月期の売上総利益率は75.2%(1,044,392千円 / 1,389,448千円)と高く、ビジネスモデルの質を示す。

競争優位性として、クラウド型学習塾向け業務管理システム市場において「Comiru」が導入教室数No.1を獲得するリーディングカンパニーである。Comiru売上高の97%を自社による直販で展開し、顧客ニーズを迅速に製品開発へ反映できることが強力な競争優位性の源泉となる。ComiruPayによる決済・請求業務の垂直統合は、顧客の利便性を高めると同時に高いスイッチングコストを構築し、顧客ロックイン構造を強化する。教育業界の勤務形態に最適化されたサービス提供は、ノウハウ蓄積による参入障壁を形成する。大規模カンファレンス「ComiruDay」開催によるユーザーコミュニティ形成は、既存顧客のロイヤリティ向上と紹介案件増加による顧客獲得コスト抑制に繋がり、ネットワーク外部性を伴った成長を促進する。

2. 沿革ハイライト

2015年1月、東京都渋谷区に株式会社POPERを設立する。同年12月、SaaS型教育事業者等専用コミュニケーション&業務管理プラットフォーム「Comiru」をリリースする。2020年には「ComiruAir」と「ComiruHR」、2021年には「ComiruPRO」をそれぞれリリースし、サービスラインナップを拡充する。2022年11月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場する。2024年5月、株式会社ティエラコムより「BIT CAMPUS」事業を承継し、顧客基盤を拡大する。2025年1月、請求・決済管理サービス「ComiruPay」をリリースする。

3. 収益・成長

同社の収益基盤は「Comiru」サービスが中核をなし、総売上高の約90%を占める。有料契約企業数は2025年10月期第4四半期で1,939社、課金生徒ID数は505千IDと、創業以来拡大トレンドを継続する。ARPUは2025年10月期第4四半期で51,816円、ARRは1,205,649千円となる。LTV/CACは12.4倍、CAC回収期間は9.7ヶ月であり、効率的な顧客獲得と高い顧客生涯価値を示す。

成長ドライバーとして、教育業界全体のDX推進が挙げられる。少子化と労働力不足、ICT活用による生産性向上とサービス差別化が喫緊の課題となる中、政府の「GIGAスクール構想」により教育現場のDXは「導入」から「利活用・定着」の実践フェーズへ移行した。民間教育の業務管理市場ポテンシャルは500億円程度、ICT市場全体では3,500億円を超えると算出され、特に生徒数1,000名以下の中小塾等ではシステム導入による効率化の余地が大きい。

同社は学習塾市場で培った高い利便性と汎用性を武器に、英会話教室、プログラミング教室、スポーツスクール等の習い事市場や学校法人向けへの展開を進め、収益基盤の多様化を図る。高単価領域である大手教育事業者等向け「ComiruPRO」や「ComiruERP」の導入、基幹システム連携等のソリューション提案によりエンタープライズ領域でのシェア拡大を目指す。また、業務提携やM&A等の活用も視野に入れ、非連続的なスピードでの市場開拓を推進する方針である。

4. 財務健全性

同社は安定的な黒字経営により財務基盤を構築する。2025年10月期末の現金及び現金同等物は848,903千円、有利子負債は128,810千円である。総資産1,242,778千円に対し純資産875,698千円であり、自己資本比率は70.4%と高水準を維持し、財務健全性は高い。営業キャッシュフローは213,213千円と堅調に推移し、事業活動による資金創出能力を示す。営業利益率は2025年10月期で12.6%に改善する。

5. 株主還元

提供された情報には、株主還元に関する具体的な記載はない。

6. 注目ポイント

同社は、クラウド型学習塾向け業務管理システム市場におけるリーディングカンパニーとしての地位を確立し、高いスイッチングコストと顧客ロックイン構造を持つSaaS型ビジネスモデルを構築する。教育現場のDX需要拡大という追い風を受け、学習塾以外の習い事市場や学校領域への展開、M&A戦略、高付加価値サービスの提供を通じて、TAM拡大とARPU向上を図る成長戦略を推進する。特に「ComiruPay」による決済領域への垂直統合は、顧客の利便性向上と収益源の多角化、スイッチングコストのさらなる強化に寄与する。規律ある先行投資を継続し、市場シェア拡大とストック収益の積み上げを企業価値向上の源泉と位置付ける。

[本社]東京都中央区 [創業]2015年 [上場]2022年

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100XH5R | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
1.9B 34.8倍 2.2倍 0.0% 493.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.4B 1.4B 1.1B
営業利益 85M 174M 73M
純利益 55M 139M 84M
EPS 14.2 35.2 21.3
BPS 220.7 184.1

大株主

株主名持株比率
栗原 慎吾0.29%
学校法人駿河台学園0.14%
光通信KK投資事業有限責任組合0.06%
INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.06%
株式会社SBI証券0.05%
KVPシード・イノベーション1号投資事業有限責任組合0.04%
繆 仁軍0.04%
株式会社マイナビ0.03%
姚 志鵬0.02%
伊藤 恭0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-04-07光通信株式会社 10.7
2026-04-01光通信株式会社 9.99
2026-03-05光通信株式会社 1.0
2025-11-07株式会社SBI証券 4.2
2025-10-21株式会社SBI証券 5.2
2025-09-29光通信株式会社 7.91
2025-03-21株式会社SBI証券 5.92
2024-08-15光通信株式会社 7.81
2024-03-29栗原 慎吾 29.23
2023-09-15光通信株式会社 6.65
2023-09-07光通信株式会社 5.05
2023-02-17学校法人駿河台学園 14.63
2023-02-14学校法人駿河台学園 14.63
2022-11-30学校法人駿河台学園 12.29
2022-11-21大和企業投資株式会社 4.99
2022-11-17大和企業投資株式会社 9.56
2022-11-15栗原 慎吾 30.33

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-07TDNetHolding change by 光通信株式会社
2026-04-01TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-04-01TDNetHolding change by 光通信株式会社
2026-03-16TDNet2026年10月期 第1四半期決算説明会 スクリプト
2026-03-16TDNet2026年10月期 第1四半期決算説明会 質疑応答要旨の公開のお知らせ
2026-03-12TDNetbuyback: 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-03-12TDNetearnings: 2026年10月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2026-03-12TDNet2026年10月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2026-03-12TDNet2026年10月期 第1四半期決算説明資料
2026-03-12TDNet自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-03-05TDNetHolding change by 光通信株式会社
2026-01-29TDNet事業計画及び成長可能性に関する事項
2025-12-19TDNet定款の一部変更に関するお知らせ
2025-12-19TDNet公認会計士の異動に関するお知らせ
2025-12-11TDNetearnings: 2025年10月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-12-11TDNet2025年10月期 通期決算説明資料
2025-12-11TDNet2025年10月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-11-07TDNetHolding change by 株式会社SBI証券
2025-10-21TDNetHolding change by 株式会社SBI証券
2025-09-29TDNetHolding change by 光通信株式会社