Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

アキレス株式会社 (5142)

アキレスはシューズ、プラスチック、産業資材製品を製造販売する。コア技術はプラスチック加工(成型・製膜・発泡)で、「環境」と「快適性」を追求する。シューズ「瞬足」は累計8,400万足販売を突破し、ブランド力を確立する。独自のポリピロールめっき法、抗バイオフィルム、帯電防止フィルム、鉄骨外張り断熱パネル、生成AI半導体向け静電気対策製品など、高機能・環境配慮型製品開発で技術的優位性を持つ。エレクトロニクス、モビリティ等を重点分野にソリューション提供とグローバル展開を推進する。 [本社]東京都新宿区 [創業]1947年 [上場]1962年

1. 事業概要と競争優位性

アキレスはシューズ、プラスチック、産業資材製品の製造・販売を行う。グループは当社と子会社18社、関連会社4社で構成され、事業セグメントはシューズ、プラスチック、産業資材に区分する。

コア技術はプラスチック加工(成型・製膜・発泡)であり、「環境」と「快適性」をキーワードに研究開発を展開する。

競争優位性(Moat)は技術的優位性とブランド力である。独自のポリピロールめっき法は低温・常圧でガラス基板への高密度めっき形成を可能にする。シューズ事業の「瞬足」シリーズは累計8,400万足販売を突破し、ブランド力を確立する。同シリーズは「INNER FLEX SYSTEM」や新反発素材「BOUND FOAM」といった独自技術を採用する。プラスチック事業では抗バイオフィルム、帯電防止フィルム、バイオマスPVC合皮、生分解性シートを開発する。産業資材事業では鉄骨外張り断熱工法向け「アキレス準不燃QDパネル」や、生成AI半導体分野向け静電気対策製品「NA―12M容器」「T―WSR300SGリングスペーサー」を開発、上市する。長年の事業活動で培われたプラスチック加工技術のノウハウ蓄積も競争優位性となる。

参入障壁は、各事業における生産設備への継続的な投資規模と、長年の研究開発に基づくノウハウ蓄積である。

2. 沿革ハイライト

アキレスは1947年5月、興国化学工業株式会社として設立され、ゴム製品の製造・販売を開始する。1962年9月、東京証券取引所市場第一部に上場する。1982年2月、商号をアキレス株式会社に変更する。海外展開を積極的に推進し、米国、中国、台湾に子会社を設立する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行する。

3. 収益・成長

ビジネスモデルは、シューズ、プラスチック、産業資材の多角的な事業ポートフォリオにより、市場変動リスクを分散する。コア技術を軸に高付加価値製品や環境配慮型製品の開発を継続し、市場ニーズの変化に対応する。

成長ドライバーは、中期経営計画「FY25~FY27」で掲げる「新たな価値の創造」と「グローバル戦略の推進」である。新たな価値の創造では、エレクトロニクス、モビリティ、メディカル&ヘルスケア、コンストラクション&インフラ、セーフティ・アクティビティを重点分野に定め、ソリューション提供によりTAM拡大を図る。グローバル戦略では、ソリューション戦略を水平展開し、グローバルビジネスの拡大を目指す。新製品として生成AI半導体分野向け静電気対策製品や環境配慮型素材の開発を進める。DX推進として画像解析AIの試験運用や生成AI活用技術の検討も開始する。

当連結会計年度の売上高は79,093百万円、営業利益は436百万円、純利益は427百万円となる。前連結会計年度の売上高は78,607百万円、営業利益は958百万円、純利益は8,210百万円であった。原材料価格・エネルギーコスト上昇やマーケット冷え込みが継続する中、生産性向上や価格改定推進により業績改善を図る。

4. 財務健全性

当連結会計年度末の総資産は79,504百万円、純資産は39,336百万円であり、自己資本比率は約49.5%と健全な水準を維持する。現金及び現金同等物は6,719百万円を保有し、有利子負債は14,650百万円である。営業活動によるキャッシュフローは2,686百万円とプラスを維持し、安定した事業活動を示す。投資活動によるキャッシュフローは1,918百万円であり、成長分野への設備投資を継続する。当連結会計年度の設備投資額は2,354百万円であり、新商品生産対応、生産能力増強、研究開発、環境対策に充当する。

5. 株主還元

当連結会計年度の年間配当金は20.0円を維持する。EPSが30.67円であるため、配当性向は約65.2%となる。

6. 注目ポイント

アキレスの今後の注目ポイントは、中期経営計画で掲げる「選択と集中の徹底」「新たな価値の創造」「グローバル戦略の推進」の実行状況である。特に、エレクトロニクス、モビリティ、メディカル&ヘルスケア、コンストラクション&インフラ、セーフティ・アクティビティといった重点分野でのソリューション提供の進捗は、新たな成長軌道に乗る鍵となる。コア技術を軸とした環境配慮型製品や高機能製品の開発成果、特に生成AI半導体分野向け製品の市場浸透も重要である。外部環境への対応と収益性改善の進捗も注視すべき点である。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W5DJ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
21.2B 47.5倍 0.5倍 0.0% 1,456.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 79.1B 78.6B 82.9B
営業利益 -436M -958M -713M
純利益 427M -8.2B -1.2B
EPS 30.7 -560.3 -78.2
BPS 2,878.2 2,764.6 3,058.8

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.10%
東京アキレス協和会0.06%
株式会社みずほ銀行0.05%
大阪アキレス協和会0.04%
足利アキレス協和会0.04%
朝日生命保険相互会社0.03%
岡 秀朋0.03%
株式会社足利銀行0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
セコム損害保険株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-07-23株式会社みずほ銀行 0.04%N/A
2022-12-19株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.01%(1.01%)
2021-10-22株式会社みずほ銀行 0.04%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-07-23EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.04%1,124+0.62%
2022-12-19EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.01%
2021-10-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.04%