Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社BTM (5247)

株式会社BTMは「日本の全世代を活性化する」ミッションのもと、DX推進事業を展開する。主力はITエンジニアリングサービス(売上約8割)で、自社・外部協力企業・フリーランスの全国ネットワーク(約9,200アカウント、2,300社超の取引実績)を基盤に、エンジニアと案件をマッチングする。情報量の多さによる好循環と平均21.8ヶ月の顧客取引継続期間が競争優位性となる。DXソリューションではWebアプリからITインフラ、上流から下流までワンストップで提供し、地方拠点展開でエンジニア確保と地方創生に貢献する。 [本社]東京都渋谷区 [創業]2011年 [上場]2022年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社BTMは「日本の全世代を活性化する」ミッションを掲げ、ITを活用した地方活性化に繋がるDX推進事業を単一セグメントで展開する。主力はITエンジニアリングサービス(売上全体の約8割)であり、顧客企業のシステム開発案件における人的リソース(エンジニア)を提供する。このサービスにおける競争優位性(Moat)は、自社エンジニアに加え、全国の外部協力企業やフリーランスエンジニアをネットワーク化した「エンジニア情報及び案件情報の量」に由来する。2025年3月現在、約9,200件の連絡先アカウントと2,300社以上の取引実績を有し、創業時からの営業活動と早期の地方拠点展開により、地方の外部協力企業を囲い込み、情報が集まる好循環を形成する。これにより、双方にとって満足度の高いマッチングを実現し、各取引先の平均取引期間は21.8ヶ月に及ぶ。これは準委任契約が多数を占めるビジネスモデルにおいて、安定的な収益基盤となる。

DXソリューションサービスは、人的リソース提供に留まらず、開発成果そのものを提供する。Webアプリケーション領域からITインフラ領域、上流から下流までを一気通貫で受託可能なワンストップ対応が特徴であり、AWSやAzureの構築実績も有する。これは多様な案件経験を通じて蓄積された技術力とノウハウが競争優位性となる。

全国に支社やラボ(現在8か所)を展開し、地方人材の活用を推進する。有料職業紹介事業許可(2015年4月取得)や労働者派遣事業許可(2019年1月取得)は、事業継続に必須の参入障壁となる。

2. 沿革ハイライト

2011年8月にIT関連事業等を目的として株式会社ビジネストータルマネージメントを設立する。2014年10月に大阪支店、2015年6月に福岡支店を開設し、地方展開を早期に進める。2015年4月に有料職業紹介事業許可、2019年1月に労働者派遣事業許可を取得する。2017年9月に社名を株式会社BTMに変更する。2019年7月以降、全国各地にラボを開設し開発拠点を拡充する。2020年8月には総務省主催「テレワーク先駆者百選」に選出され、2022年からは長野県小諸市政策アドバイザーを拝命する。2022年12月に東京証券取引所グロース市場に株式を上場する。2024年11月には株式会社ヘッドウォータースと資本業務提携を実施し、2025年1月には完全子会社として株式会社BTMAIZを設立する。

3. 収益・成長

DX関連の国内市場は2023年度の4兆197億円から2030年度には8兆350億円まで拡大すると予測され、IT開発ニーズとエンジニアの需給ギャップが拡大傾向にある。これは当社グループの成長ドライバーとなる。国の「地方創生2.0」におけるDX推進も政策的な追い風となる。

成長戦略として、拠点の増加・拡充、営業体制の拡充、自社エンジニアの増強を掲げる。各拠点での営業担当採用・教育、外部協力企業や地方金融機関との連携強化により、案件獲得とエンジニアリソース調達を拡大する方針である。自社エンジニアの増強は、外部協力企業やフリーランスエンジニアよりも原価率が低いため、利益率向上にも貢献する。

経営上の客観的な指標として、外部協力企業の営業担当等のアカウント数(2025年3月期実績:9,248件)とITエンジニアリングサービスの顧客企業との平均取引継続期間(同:21.8ヶ月)を重視する。売上高は、2025年3月期に5,099,797千円を計上する。

4. 財務健全性

2025年3月期末時点の総資産は1,580,119千円、純資産は659,520千円である。現金及び現金同等物は765,044千円を保有する。有利子負債は380,970千円であり、自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等で資金調達し、有利子負債とのバランスを勘案しながら自己資本の拡充を図る方針である。

5. 株主還元

株主還元に関する具体的な方針は、提供テキストに記載がない。

6. 注目ポイント

株式会社BTMは、拡大する国内DX市場とエンジニア需給ギャップを背景に、独自のネットワーク型ビジネスモデルを構築し、競争優位性(Moat)を確立する。約9,200件のアカウントと2,300社以上の取引実績を持つ外部協力企業ネットワークは、新規参入が困難な参入障壁となり、情報量の好循環を生み出す。平均21.8ヶ月の顧客取引継続期間は、安定的な収益基盤を示す。

地方創生という社会的意義のあるミッションと、全国に展開する支社・ラボを通じた地方人材の活用は、エンジニア確保が喫緊の課題である業界において、採用面での優位性をもたらす。国の政策との方向性の一致も、事業成長の追い風となる。

ヘッドウォータースとの資本業務提携やAI関連子会社設立は、今後の事業領域拡大と技術力向上への意欲を示唆する。一方で、エンジニアの確保・定着、マネジメント層の充実、技術力の継続的な向上といった課題への取り組みが、持続的な成長の鍵となる。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W9C9 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
1.7B 25.5倍 2.4倍 0.0% 605.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 7.0B 6.0B 6.2B
営業利益 124M 108M 103M
純利益 66M 65M 68M
EPS 23.7 23.2 24.3
BPS 257.4

大株主

株主名持株比率
yoshida investment株式会社0.39%
MTインベストメント株式会社0.08%
田口 雅教0.08%
野村信託銀行株式会社(投信口)0.08%
吉田 悟0.03%
株式会社ヘッドウォータース0.03%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)0.01%
日本証券金融株式会社0.01%
懸川 高幸0.01%
株式会社SBI証券0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-07yoshida investment株式会社 42.16
2025-08-19MTインベストメント株式会社 15.75
2025-08-01MTインベストメント株式会社 15.89
2025-06-12yoshida investment株式会社 42.16
2025-04-21日興アセットマネジメント株式会社
2025-03-21日興アセットマネジメント株式会社 8.41
2024-12-03MTインベストメント株式会社 15.89
2024-12-03yoshida investment株式会社 42.16
2024-10-25yoshida investment株式会社 44.99
2024-10-24yoshida investment株式会社 44.99
2023-08-02MTインベストメント株式会社 16.33
2023-07-27yoshida investment株式会社 45.34
2023-05-17MTインベストメント株式会社 16.61
2023-05-16MTインベストメント株式会社 16.61
2023-04-25yoshida investment株式会社 46.11
2023-01-10日興アセットマネジメント株式会社 9.91
2023-01-06K&Pパートナーズ株式会社 9.98
2022-12-28MTインベストメント株式会社 17.26
2022-12-28yoshida investment株式会社 47.93

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-20TDNet2026年3月期 第3四半期決算 質疑応答集
2026-01-07TDNetHolding change by yoshida investment株式会社
2025-12-12TDNet2026年3月期 第2四半期(中間期)決算 質疑応答集
2025-11-13TDNet2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-11-13TDNet2026年3月期 第2四半期(中間期)決算説明資料
2025-11-13TDNetearnings: 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-24TDNet株式会社クエスト・システム・デザインの株式取得(子会社化)に関するお知らせ
2025-09-09TDNet2026年3月期 第1四半期決算 質疑応答集
2025-08-19TDNetHolding change by MTインベストメント株式会社
2025-08-13TDNet2026年3月期 第1四半期決算説明資料
2025-08-13TDNet2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-08-13TDNetearnings: 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-08-01TDNetHolding change by MTインベストメント株式会社
2025-06-12TDNetHolding change by yoshida investment株式会社
2025-06-04TDNet2025年3月期 通期決算 質疑応答集
2025-04-22TDNetforecast_revision: 業績予想の修正(上方修正)に関するお知らせ
2025-04-22TDNet(開示事項の中止)有限会社技研の株式取得(子会社化)に関する株式譲渡契約の解除に関するお知らせ
2025-04-22TDNet業績予想の修正(上方修正)に関するお知らせ
2025-04-21TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2025-03-27TDNet有限会社技研の株式取得(子会社化)に関するお知らせ