Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ヤマックス (5285)

ヤマックスは土木用・建築用セメント製品の製造・販売・施工を基幹事業とする。国土強靭化、老朽化対策、建設業界の人手不足に対応するプレキャスト工法の推進を成長ドライバーとする。技術本部による新製品・新技術開発、大学・企業との共同研究、RPCA製品認証やPC部材品質認定制度取得で技術的優位性を確立する。防衛省関連事業や熊本の半導体関連公共事業投資にも注力し、南九州営業部新設で営業エリア拡大を図る。 [本社]熊本県熊本市 [創業]1963年 [上場]1995年

1. 事業概要と競争優位性

ヤマックスグループは、土木用セメント製品事業、建築用セメント製品事業、その他事業を展開する。土木用セメント製品事業は道路用・景観用コンクリート二次製品の製造・販売・施工を、建築用セメント製品事業はPCa床・梁・柱・バルコニー等の製造・販売・施工を行う。その他事業は不動産関連事業である。

競争優位性として、建設業界の人手不足や生産性向上に対応するプレキャスト工法の推進に注力する。技術本部が新製品・新技術開発を主導し、大学・企業との共同研究を通じて技術力向上を図る。RPCA製品認証(PJ工法含む全9製品)やPC部材品質認定制度(N認定)、生産技術性能証明の取得は、高い品質基準と技術的信頼性を示す。これは新規参入者に対する障壁となる。品質基準の監視的役割を担い、品質安定とコスト管理を図る。ゼロ・エミッション工場を目標に廃棄物有効利用技術の開発も進める。

2. 沿革ハイライト

1963年10月、長崎県島原市にヤマウコンクリート工業株式会社を設立し、コンクリート二次製品事業を開始する。1991年9月、4社を吸収合併し、株式会社ヤマックスに商号変更する。1995年11月、日本証券業協会に株式を店頭登録する。2004年12月、ジャスダック証券取引所に株式を上場する。2012年3月には、利根ジオテック株式会社(現・株式会社東北ヤマックス)の株式を取得し、事業エリアを拡大する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分の見直しにより、スタンダード市場へ移行する。

3. 収益・成長

当社グループの成長ドライバーは、国土強靭化、老朽化対策、建設業界の人手不足に対応するプレキャスト工法の推進である。防衛省関連事業の拡大や熊本の半導体関連公共事業投資も期待される。これら需要増に対応するため、営業体制及び製品供給体制の強化を推進し、「防衛チーム」を組織化する。南九州営業部を新設し、営業エリアの拡大を図る。自社製造品の売上割合増加による利益率改善、製造効率化、原価低減にも取り組む。不動産関連事業では、リフォーム市場への積極的な取り組みを進める。

直近の業績は、2025年3月期の売上高が23,469,480千円、営業利益が2,738,306千円、純利益が1,969,549千円である。EPSは203.58円を計上する。経営目標として、ROE10%以上を重視する。土木用セメント製品事業は公共事業の動向に大きく影響を受け、下半期の売上高割合が55.9%となる季節的変動がある。原材料価格高騰や賃金上昇も業績に影響を及ぼすリスクである。

4. 財務健全性

2025年3月期末の総資産は17,939,829千円、純資産は8,622,596千円である。現金及び現金同等物は2,122,036千円を保有する。有利子負債は1,909,710千円であり、金利変動リスク軽減のため有利子負債の圧縮に努める。営業活動によるキャッシュ・フローは2025年3月期に1,322,409千円を計上する。EBITDAは3,122,199千円である。当連結会計年度における設備投資額は470百万円であり、生産設備の維持・整備を中心に実施する。

5. 株主還元

資本政策の基本方針として、財務の安全性と株主還元のバランスをとりつつ、十分な財務基盤を確保する。年間配当金は、2025年3月期に58.0円である。2025年3月期末時点で1,532,600株の自己株式を保有する。

6. 注目ポイント

プレキャスト工法の需要増は、技術的優位性と供給体制強化の取り組みと合致し、今後の成長を牽引する可能性が高い。国土強靭化、老朽化対策、防衛省関連事業、熊本の半導体関連公共事業投資といった政策的・地域的な追い風が、安定的な事業基盤を支える。原材料価格や人件費のコストアップ圧力に対し、利益率改善、販売価格への転嫁、原価低減といった具体的な対処に取り組む姿勢は、収益性維持の鍵となる。研究開発活動による新技術・新製品開発、認証取得を通じた品質向上は、長期的な競争優位性を維持する上で重要である。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W0U5 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
19.1B 8.1倍 1.9倍 0.0% 1,649.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 23.5B 20.8B 18.0B
営業利益 2.7B 1.8B 834M
純利益 2.0B 1.3B 541M
EPS 203.6 134.7 56.2
BPS 889.5 725.8 598.5

大株主

株主名持株比率
茂森 潔0.08%
株式会社麻生0.07%
茂森 拓0.04%
伊藤忠丸紅住商テクノスチール株式会社0.04%
UBE三菱セメント株式会社0.04%
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)0.04%
株式会社南日本銀行0.02%
江田 幸雄0.02%
共和コンクリート工業株式会社0.02%
ヤマックス従業員持株会0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-08-22平松 裕将 4.95%(1.08%)
2022-03-22株式会社麻生 5.79%+0.79%
2021-05-18平松 裕将 6.03%+1.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-23TDNetその他ヤマックス株主優待実施の決定に関するお知らせ
2026-03-12TDNet資本政策ヤマックス株式報酬制度への追加拠出に伴う第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ1,667-0.54%
2023-08-22EDINET大量保有平松 裕将大量保有 4.95%
2022-03-22EDINET大量保有株式会社麻生大量保有 5.79%
2021-05-18EDINET大量保有平松 裕将大量保有 6.03%