Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ノリタケ株式会社 (5331)

ノリタケは工業機材、セラミック・マテリアル、エンジニアリング、食器の4事業をグローバルに展開する。「マテリアル×プロセスの独自技術」とセラミックスの要素技術を競争優位性とし、特許保有件数824件を保有する。幅広い分野への提供で需要変動リスクを分散する。環境・エレクトロニクス・ウェルビーイングを成長領域と定め、EV車・半導体向け新商品開発、M&A含む戦略的投資を推進する。大規模設備投資とアフターサービス体制確立で参入障壁を構築する。 [本社]愛知県名古屋市 [創業]1904年 [上場]1949年

1. 事業概要と競争優位性

ノリタケは工業機材、セラミック・マテリアル、エンジニアリング、食器の4事業を展開し、研削砥石、電子ペースト、工業炉、陶磁器等製品をグローバルに製造販売する。子会社25社、関連会社4社で企業集団を構成し、売上の約47%を海外市場が占める。自動車、鉄鋼、電子・半導体、エネルギー、ホテル・レストラン等、幅広い分野に製品とサービスを提供し、特定分野の需要変動による影響を受けにくい事業構成を構築する。

競争優位性は「マテリアル×プロセスの独自技術」とセラミックスの要素技術に基盤を置く。知的財産活動を重視し、特許保有件数は目標735件を上回る824件に達する。精密鋳造用セラミックコア「シーモナーク」などの独自技術製品を展開する。当連結会計年度11,344百万円の設備投資は、砥石製造設備、電子部品材料、リチウムイオン電池用焼却炉の増産対応等に充てられ、大規模な設備投資を伴う事業領域で参入障壁を形成する。エンジニアリング事業ではアフターサービス体制の確立により顧客ロックインを図る。

2. 沿革ハイライト

1904年1月、輸出用陶磁器製造を目的として日本陶器合名会社を創立する。1907年3月には自家用研削砥石の製造を開始し、事業の多角化に着手する。1917年には衛生陶器部門(現TOTO株式会社)と碍子部門(現日本碍子株式会社)を分離する。1939年11月には工業用研削砥石の本格製造を開始し、1949年5月に東京・大阪・名古屋証券取引所に上場する。その後、研削砥石、研削機械、濾過装置、ダイヤモンド工具、電子部品、セラミック原料など多岐にわたる事業領域で子会社設立やM&Aを重ね、事業を拡大・再編する。2022年4月には東京証券取引所プライム市場へ移行し、2024年7月には商号をノリタケ株式会社に変更する。

3. 収益・成長

2030年度を見据えたVISION2030では「マテリアル×プロセスの独自技術で変化する社会の欠かせない推進役へ」を掲げる。全社戦略として「選択と集中」を推進し、環境、エレクトロニクス、ウェルビーイングの3分野を成長領域と定める。EV車、ロボット向け加工工具、次世代パワー半導体向け研削・研磨工具、パワー半導体周辺材料、積層セラミックコンデンサ用材料、医薬、半導体、サーキュラーエコノミー、海外HoReCa市場など、成長が見込まれる市場への事業転換を図る。新商品開発では導電性樹脂銀ペースト、精密鋳造用セラミックコア「シーモナーク」、デジタルサイネージ、IoTシステム等に取り組む。

第13次中期経営計画(2025-2027年度)では「成長基盤の確立」を位置付け、連結売上高1,575億円、連結営業利益135億円、ROE9%以上、PBR1倍超の早期実現を目標とする。成長加速に向け、戦略的企業連携(M&A・資本提携等)やオープンイノベーション、他社協業により早期の新事業創出に取り組む。研究開発費は総額2,219百万円を投じ、MI活用等で開発スピード向上を図る。

4. 財務健全性

2025年3月期における総資産は198,312百万円、純資産は150,862百万円である。有利子負債は6,089百万円に対し、現金及び現金同等物は11,851百万円を保有する。資本収益性向上のため、事業別ROICの目標設定と実績管理を推進し、政策保有株式の縮減を継続する方針を示す。

5. 株主還元

資本コストや株価を意識した経営を推進し、株主還元の拡充を図る。配当性向は35%以上を目標とし、第13次中期経営計画期間中は1株当たり年間140円を下限とした累進配当を実施する。機動的な自己株式取得も行い、第13次計画期間累計で総還元性向50%以上を目指す。

6. 注目ポイント

「環境」「エレクトロニクス」「ウェルビーイング」の成長領域への「選択と集中」戦略の実行状況が注目される。特に、EV車・半導体関連市場における新商品開発と増産体制の確立、M&Aやオープンイノベーションを通じた新事業創出の進捗は、今後の成長ドライバーとなる。知的財産活動による技術的優位性の維持・強化、および売上の約47%を占める海外市場における地政学リスクや為替変動リスクへの対応も重要である。サステナビリティ経営、人的資本経営、DX推進による経営基盤の高度化も、持続的な企業価値向上に寄与する要素となる。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VD6B | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
221.2B 14.9倍 1.3倍 2.5% 3,935.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 150.0B 142.9B 141.0B
営業利益 11.5B 11.1B 10.5B
純利益 14.5B 14.2B 12.0B
EPS 263.7 254.6 436.4
BPS 3,032.0

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.11%
明治安田生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.09%
第一生命保険株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.07%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
TOTO株式会社0.03%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.03%
株式会社三菱UFJ銀行0.03%
RE FUND 107-CLIENT AC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.02%
ノリタケ取引先持株会0.02%
日本碍子株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-03株式会社ストラテジックキャピタル 8.2
2026-02-18株式会社ストラテジックキャピタル 9.38
2026-02-06株式会社ストラテジックキャピタル 9.38
2026-02-06株式会社ストラテジックキャピタル 9.38
2026-01-14株式会社ストラテジックキャピタル 9.22
2025-10-27株式会社ストラテジックキャピタル 8.17
2025-10-01株式会社ストラテジックキャピタル 7.13
2025-09-08株式会社ストラテジックキャピタル 6.1
2025-08-21第一生命保険株式会社 5.56
2025-07-17株式会社ストラテジックキャピタル 5.1
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.93
2023-07-21三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.06
2023-03-06株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.11
2022-07-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.07
2022-03-22株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.22

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-03TDNetHolding change by 株式会社ストラテジックキャピタル
2026-02-18TDNetHolding change by 株式会社ストラテジックキャピタル
2026-02-06TDNetHolding change by 株式会社ストラテジックキャピタル
2026-02-06TDNetHolding change by 株式会社ストラテジックキャピタル
2026-01-14TDNetHolding change by 株式会社ストラテジックキャピタル
2025-12-19TDNet株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更に関するお知らせ
2025-12-19TDNetstock_split: 株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更に関するお知らせ
2025-10-27TDNetHolding change by 株式会社ストラテジックキャピタル
2025-10-01TDNetHolding change by 株式会社ストラテジックキャピタル
2025-09-08TDNetHolding change by 株式会社ストラテジックキャピタル
2025-08-21TDNetHolding change by 第一生命保険株式会社
2025-08-07TDNetbuyback: 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付価格確定のお知らせ
2025-08-07TDNet自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付価格確定のお知らせ
2025-07-17TDNetHolding change by 株式会社ストラテジックキャピタル
2024-07-29TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2023-07-21TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2023-03-06TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2022-07-06TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2022-03-22TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ