東京窯業グループは、当社と子会社17社で構成され、耐火物関連事業を主軸とする。鉄鋼向け耐火煉瓦、不定形耐火物、非鉄金属向け黒鉛坩堝、ニューセラミックス等の製造販売を行う。その他、環境関連製品販売、窯業機械器具製造、建築、運輸事業も手掛ける。日本国内で製造販売を担い、北米、ヨーロッパ、アジアに製造販売拠点を持ち、グローバルに事業を展開する。
競争優位性は、1947年創立以来、日本の基幹産業へ製品とサービスを提供し、技術革新と産業発展に貢献してきた長年の実績と技術蓄積に根差す。耐火物・ファインセラミックス事業で培った先端技術を用い、顧客の課題解決を図るTYKビジネスモデルを徹底する。永年にわたる顧客からの信頼、新しい技術への挑戦をスピリットとし、顧客ニーズに合致した商品設計と品質向上・技術力強化に邁進する。これらは技術的優位性と顧客ロックイン構造を形成する。
1947年2月、東京都に本店を置き、耐火煉瓦等の生産を目的として設立する。1961年10月、東京、名古屋両証券取引所に株式を上場する。1982年4月、米国にTYKアメリカINC.を設立し、海外展開を開始する。1983年8月、ファインセラミックス実験工場を新設し、製造販売を開始する。その後、台湾、英国、ドイツ、中国にも海外拠点を拡充する。2022年4月、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行する。2023年4月、TYK Ceramics India Private Limitedをインドに設立する。
成長ドライバーは、新素材事業の中核を担う電子部品・環境関連セラミックス分野への挑戦である。大規模投資と新製品開発で、次世代産業向け製品や産業構造変化による顧客ニーズに対応する。耐火物事業では、インド進出を含む海外高付加価値鋼生産市場の取り込みや、鉄鋼業界におけるカーボンニュートラル対応に重点的に取り組む。
研究開発活動では、環境材料研究所でセラミックスフィルター(DPF)や電子部品焼成用セラミックセッターの開発を進める。機能材料研究所では、酸化物系・非酸化物系セラミックスの商品化、金属-セラミックス系複合材料、高温連続測温システム、ダイカスト用スリーブ、水素センサー等の機能材料研究を行う。明智セラミックス株式会社の炭素材料研究所では、各種炭素材料、産業機器用ブレーキライニング、除菌資材、カーボンセラミックス複合材料の開発・製造を行う。当連結会計年度の研究開発費は590,001千円である。
設備投資は、当連結会計年度に全体で1,341,053千円を実施する。日本(耐火物関連事業)を中心に生産設備の更新と合理化に投じる。海外拠点でも設備投資を行う。
経営環境は、主要市場である鉄鋼業界の動向に大きく影響を受ける。米国の関税政策、地政学リスク、中国経済の停滞など経済情勢の不安定さが継続する。国内では粗鋼生産量の減少や鋼材需要の減速に伴う耐火物需要の減少が懸念される。品質要求の厳しさ、価格競争、原材料価格の変動も課題である。
2025年3月31日時点の連結財務状況は、総資産59,169百万円に対し、純資産47,371百万円であり、自己資本比率は80.06%である。現金及び現金同等物は13,553百万円、有利子負債は3,366百万円であり、約10,186百万円のネットキャッシュポジションを確保し、強固な財務基盤を持つ。
2025年3月期の年間配当金は21.2円である。
当社グループは、長年の実績と先端技術に基づく既存耐火物事業の強固な基盤を活かしつつ、電子部品・環境関連セラミックス等の新素材分野を新たな成長ドライバーと位置付け、大規模な投資と研究開発を推進する。カーボンニュートラル対応や次世代産業向け製品への注力、インドを含む海外高付加価値市場への展開は、将来の市場変化に対応し、持続的な成長を実現する可能性を秘める。高品質と先端技術による顧客課題解決型ビジネスモデルの徹底は、長期的な競争優位性を確立する上で重要な要素となる。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 26.1B | 8.1倍 | 0.6倍 | 0.0% | 573.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 31.9B | 30.0B | 28.7B |
| 営業利益 | 4.5B | 3.2B | 3.2B |
| 純利益 | 3.1B | 2.4B | 2.1B |
| EPS | 70.6 | 53.7 | 47.8 |
| BPS | 920.6 | 884.7 | 775.2 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 大同特殊鋼株式会社 | 0.12% |
| 株式会社みずほ銀行 | 0.05% |
| 株式会社十六銀行 | 0.05% |
| 株式会社大垣共立銀行 | 0.05% |
| 株式会社あいち銀行 | 0.04% |
| JFEスチール株式会社 | 0.04% |
| 中部鋼鈑株式会社 | 0.03% |
| 株式会社日本製鋼所 | 0.03% |
| 岡谷鋼機株式会社 | 0.03% |
| 住友不動産株式会社 | 0.03% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2023-06-06 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 4.01% | (1.09%) |
| 2023-05-30 | JFEスチール株式会社 | 4.75% | (2.74%) |
| 2023-05-22 | JFEスチール株式会社 | 7.49% | (1.30%) |
| 2023-02-28 | JFEスチール株式会社 | 8.79% | (1.44%) |
| 2022-09-07 | 株式会社みずほ銀行 | 0.05% | N/A |
| 2021-07-12 | JFEスチール株式会社 | 10.23% | (1.39%) |
| 2021-06-04 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 5.10% | +5.10% |
| 2021-04-06 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 4.98% | (0.02%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023-06-06 | EDINET | 大量保有 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株 | 大量保有 4.01% | — | — |
| 2023-05-30 | EDINET | 大量保有 | JFEスチール株式会社 | 大量保有 4.75% | — | — |
| 2023-05-22 | EDINET | 大量保有 | JFEスチール株式会社 | 大量保有 7.49% | — | — |
| 2023-02-28 | EDINET | 大量保有 | JFEスチール株式会社 | 大量保有 8.79% | — | — |
| 2022-09-07 | EDINET | 大量保有 | 株式会社みずほ銀行 | 大量保有 0.05% | — | — |
| 2021-07-12 | EDINET | 大量保有 | JFEスチール株式会社 | 大量保有 10.23% | — | — |
| 2021-06-04 | EDINET | 大量保有 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株 | 大量保有 5.1% | — | — |
| 2021-04-06 | EDINET | 大量保有 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株 | 大量保有 4.98% | — | — |