Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ニチアス株式会社 (5393)

ニチアスは1896年創業の保温・断熱分野のパイオニア。「断つ・保つ」技術を基盤に、プラント向け工事・販売、工業製品、高機能製品、自動車部品、建材の5事業を展開する。全国プラント施設への常駐体制や幅広い産業分野への顧客基盤が競争優位性となる。半導体市場拡大、カーボンニュートラル、次世代車シフトを成長ドライバーとし、VOC除去フィルターや省エネ関連製品、高付加価値製品の開発・拡販を進める。 [本社]東京都中央区 [創業]1896年 [上場]1952年

1. 事業概要と競争優位性

ニチアスは1896年に保温・断熱分野のパイオニアとして創業し、「断つ・保つ」技術を基盤に多岐にわたる産業分野へ製品とサービスを提供している。当社グループは「プラント向け工事・販売」「工業製品」「高機能製品」「自動車部品」「建材」の5つのセグメントを展開している。

「プラント向け工事・販売事業」は、シール材や極低温から超高温に至る独自技術を駆使したエンジニアリングサービスを提供している。電力、LNG、石油精製・石油化学などのプラント施設に常駐体制を構築し、各種工事やメンテナンスニーズに対応している。この全国プラント施設への常駐体制は、顧客との強固な関係性を築き、高いスイッチングコストを伴う競争優位性となっている。

「工業製品事業」は、半導体・電子部品、自動車、医療、食品、医薬、石油精製・石油化学、電力、鉄鋼、インフラ建設など幅広い産業分野に対し、ガスケット・パッキン、ふっ素樹脂製品、各種断熱材、VOC除去フィルター製品などの「断つ・保つ」技術・製品を提供している。幅広い産業分野を顧客に持つことは、特定の産業分野の景気変動リスクを緩和し、安定的な収益基盤を形成している。

「高機能製品事業」は、技術革新の早いエレクトロニクス関連産業分野、特に半導体・FPD製造プロセスにおいて、熱・薬液・ガスに関わる先進の部品や部材を提供している。IoT・AI・5G・メタバースの普及による半導体市場の拡大・成長が、この事業の大きな成長ドライバーとなっている。

「自動車部品事業」では、シリンダーヘッドガスケットなどのシール材に加え、自動車の進化に対応した防熱、防音、制振関連の製品や技術を提供している。

「建材事業」は、不燃・断熱・耐火などの性能を備えた建材の提供と施工を展開し、オフィスビル、工場、物流倉庫などの安全で快適な空間づくりに寄与している。

2. 沿革ハイライト

ニチアスは1896年4月、日本アスベスト株式会社として設立され、石綿製品の取扱いを開始した。1930年12月には初の国産「ジョイントシートパッキング」を完成。1952年6月に東京証券取引所に上場し、1981年10月には商号を「ニチアス株式会社」へ変更した。1987年4月に事業部制組織に改編。2011年10月には「『断つ・保つ』の技術で地球の明るい未来に貢献します。」を掲げる「ニチアス理念」を制定した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行している。

3. 収益・成長

ニチアスは2027年3月期を最終年度とする中期経営計画「しくみ・130」を策定し、売上高2,750億円、営業利益率17.3%、ROE15.0%以上、ROIC14.0%を目標としている。

2025年3月期の業績は、売上高2,565億12百万円、営業利益397億32百万円、純利益320億73百万円を計上した。

研究開発には売上高の2.4%にあたる6,209百万円を投じ、基盤技術の整備と差別化技術の強化に努めている。設備投資は、成長が見込まれる事業分野を中心に国内外拠点の拡大、充実、BCP対応のため、全体で6,819百万円を実施した。

成長ドライバーとして、以下の点が挙げられる。

* プラント向け工事・販売事業:カーボンニュートラル実現に向けた再生可能エネルギー発電設備新設や火力発電の燃料脱炭素化、原子力発電所の再稼働。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W3DV | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
674.4B 21.1倍 2.8倍 1.8% 3,531.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 270.0B 251.9B 254.0B
営業利益 45.0B 37.0B 36.5B
純利益 32.0B 31.6B 25.8B
EPS 167.5 165.6 403.9
BPS 1,261.4

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.15%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.10%
ニチアス持株会0.09%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.08%
株式会社三井住友銀行0.03%
住友生命保険相互会社0.02%
日本生命保険相互会社0.02%
みずほ信託銀行株式会社退職給付信託 みずほ銀行口再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行0.02%
ニチアス自社株投資会0.01%
三井住友信託銀行株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-04-07株式会社みずほ銀行 0.02
2026-03-23キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 8.72
2026-03-06株式会社みずほ銀行 100.0
2025-11-07三井住友信託銀行株式会社 5.17
2025-09-19三井住友信託銀行株式会社 4.95
2025-06-06株式会社三井住友銀行 4.67
2025-04-07キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 8.97
2025-02-21株式会社みずほ銀行 0.02
2025-01-10キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 7.43
2024-12-06三井住友DSアセットマネジメント株式会社 6.26
2024-11-22キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 6.26
2024-11-15小形 明彦
2024-11-11村松 眞之 8.3
2024-11-11小形 明彦
2024-10-07キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 5.1
2024-05-21三井住友信託銀行株式会社 5.4
2023-12-22株式会社みずほ銀行 0.02
2023-11-21三井住友信託銀行株式会社 6.47
2023-05-10株式会社みずほ銀行 0.03
2022-11-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社 7.33

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-07TDNetHolding change by 株式会社みずほ銀行
2026-03-23TDNet当社および当社子会社等の従業員に対する株式交付制度の導入に関するお知らせ
2026-03-23TDNetHolding change by キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー
2026-03-06TDNetHolding change by 株式会社みずほ銀行
2026-02-09TDNetearnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-09TDNetdividend: 期末配当予想の修正に関するお知らせ
2026-02-09TDNetbuyback: 自己株式の消却に関するお知らせ
2026-02-09TDNetstock_split: 株式分割および株式分割に伴う定款の一部変更に関するお知らせ
2026-02-09TDNet2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-09TDNet2026年3月期 第3四半期 決算補足資料
2026-02-09TDNet期末配当予想の修正に関するお知らせ
2026-02-09TDNet自己株式の消却に関するお知らせ
2026-02-09TDNet株式分割および株式分割に伴う定款の一部変更に関するお知らせ
2026-02-09TDNet役員の人事異動に関するお知らせ
2026-02-09TDNet完全子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ
2026-01-28TDNet自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2026-01-28TDNetbuyback: 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2026-01-05TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-01-05TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-12-02TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ