Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

中部鋼鈑株式会社 (5461)

中部鋼鈑は、鉄スクラップを主原料に電気炉で厚板鉄鋼製品を製造・販売する。資源リサイクルを原点とし、環境保全と循環型社会構築に貢献する。新電気炉本格稼働で効率的操業、コストダウン、CO2排出量削減、高品質製品安定供給を図る。ISO9001に基づく厳格な品質管理体制を構築。高炉メーカー構造改革による代替需要とユーザーの脱炭素需要増大に対応し、約120億円規模の戦略投資でグリーンスチール開発と新規ユーザー獲得を目指す。エコリーフ取得やオフサイトPPA導入で環境対応力を強化する。 [本社]名古屋市中川区 [創業]1950年 [上場]1961年

**1. 事業概要と競争優位性**

中部鋼鈑グループは、提出会社と4連結子会社で構成され、鉄鋼関連、レンタル、物流、エンジニアリングの4事業を展開する。主力は鉄鋼関連事業であり、鉄スクラップを主原料に電気炉で厚板鉄鋼製品を製造・販売する。資源リサイクルを原点とし、環境保全と循環型社会構築に貢献する。新電気炉の本格稼働で効率的な操業、コストダウン、CO2排出量削減、高品質製品の安定供給を推進する。ISO9001に基づく厳格な品質管理体制を構築し、エコリーフ取得やオフサイトPPA導入を通じたグリーンスチール開発で環境対応力を強化する。鉄鋼事業は多額の設備投資を要する装置産業であり、製鋼・圧延一貫体制で培ったノウハウが参入障壁となる。

**2. 沿革ハイライト**

1950年2月、鋼板製造・販売を目的に中部鋼鈑株式会社を設立する。1956年6月、電気炉設置で製鋼・圧延一貫体制を確立する。1961年10月、名古屋証券取引所市場第二部に上場する。2022年12月、東京証券取引所プライム市場に上場。2024年10月には製鋼工場電気炉を更新し、生産体制を強化する。

**3. 収益・成長**

国内厚板市場は高炉メーカーがメインプレイヤーであり、電炉大手との厳しい競合環境が続く。24中期経営計画(2024~2026年度)では、時価総額1,000億円を目指す。成長ドライバーは、高炉メーカーの構造改革による厚板供給量減少の代替に加え、ユーザーの脱炭素需要増大である。鉄鋼製品販売量80万トンを目標とし、新電気炉の生産性向上を最大限発揮するため、連続鋳造設備やヤード拡張などに3ヶ年で約120億円規模の戦略投資を計画する。省エネ化や増産によるコスト競争力強化、グリーンスチールの開発を進め、新規ユーザー獲得を目指す。脱炭素対応では、「2050年カーボンニュートラル」に向け、2030年度において温室効果ガス46%削減(2013年度比)を目指す。新電気炉による省エネ効果や設備投資、再生可能エネルギー確保等でCO2排出量削減を進める。エコリーフ取得やオフサイトPPA導入でグリーンスチールを市場投入し、新電気炉の省エネ性能で顧客へ付加価値を訴求する。㈱中山製鋼所との業務提携活用や人的資本・DX戦略、ガバナンス強化等で企業基盤構築を加速する。当連結会計年度の設備投資総額は5,480百万円で、電気炉更新等が主な目的である。2025年1月の製鋼工場事故による生産休止で、2024年度は株主還元以外のKPI進捗に遅れが生じている。

**4. 財務健全性**

当社グループは、効率的なバランスシート運営を基本方針とする。2025年3月期末の総資産845億65百万円に対し、純資産は760億22百万円であり、自己資本比率は高い水準にある。有利子負債は45億30百万円と、純資産に比して低い水準を維持する。

**5. 株主還元**

配当は、安定的に実施しつつ、当社グループの業績に見合った弾力的な配当を行う方針である。24中期経営計画(2024~2026年度)期間中は、DOE(自己資本配当率)3.5%を目途に配当を行う。2024年度の実績はDOE 3.6%であった。

**6. 注目ポイント**

新電気炉の本格稼働と約120億円規模の戦略投資による生産性向上とコスト競争力強化は、収益性向上に寄与する。高炉メーカーの構造改革と脱炭素需要増大を背景としたグリーンスチール開発・市場投入は、鉄鋼製品販売量80万トン達成の成長ドライバーとなる。2050年カーボンニュートラル、2030年度温室効果ガス46%削減目標に向けた環境負荷低減への継続的な投資は、持続可能性を高める。一方で、製品市況、原材料価格、エネルギー単価の変動、国内高炉メーカーや電炉大手との競合は、経営成績に影響を与えるリスクとなる。2025年1月の製鋼工場事故からの回復と、中期経営計画目標達成に向けた進捗状況は、事業運営の監視ポイントとなる。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
65.4B 36.5倍 0.8倍 0.0% 2,334.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 51.0B 67.8B 76.3B
営業利益 2.7B 10.4B 12.3B
純利益 1.7B 7.1B 8.6B
EPS 64.0 259.3 310.5
BPS 2,779.7 2,836.4 2,643.2

大株主

株主名持株比率
中部鋼鈑取引先持株会0.09%
三井物産スチール株式会社0.09%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.07%
光通信株式会社0.05%
日鉄物産株式会社0.05%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
岡谷鋼機株式会社0.03%
株式会社三菱UFJ銀行0.03%
株式会社十六銀行0.02%
阪和興業株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-13田島 徹也 6.59%(1.90%)
2026-03-06三井物産スチール株式会社 8.15%--
2025-09-29光通信株式会社 5.90%+0.89%
2025-03-24田島 徹也 8.49%(1.57%)
2022-10-21FMR LLC 3.94%(1.12%)
2022-09-26FMR LLC 5.06%(1.25%)
2021-12-10光通信株式会社 5.01%+5.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-13EDINET大量保有田島 徹也大量保有 6.59%2,160+1.11%
2026-03-06EDINET大量保有三井物産スチール株式会社大量保有 8.15%2,066-3.15%
2026-03-05TDNetその他中部鋼鈑売出価格等の決定に関するお知らせ2,144-3.64%
2026-02-25TDNet業績修正中部鋼鈑業績予想の修正に関するお知らせ2,515-5.17%
2026-02-25TDNetその他中部鋼鈑株式の売出しに関するお知らせ2,515-5.17%
2026-02-25TDNet決算中部鋼鈑2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(開示事項の変更及び公認会計士等による期中レビ2,515-5.17%
2026-02-03TDNet決算中部鋼鈑2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,260+1.15%
2026-02-03TDNetその他中部鋼鈑2026年3月期第3四半期決算補足資料2,260+1.15%
2026-02-03TDNet業績修正中部鋼鈑資本政策の見直し及び配当予想の修正に関するお知らせ2,260+1.15%
2026-02-03TDNet人事中部鋼鈑代表取締役の異動(追加選定)および社長職務の代行に関するお知らせ2,260+1.15%
2025-11-26TDNet人事中部鋼鈑役員人事に関するお知らせ2,084+0.29%
2025-09-29EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 5.9%2,194-0.68%
2025-07-30TDNet決算中部鋼鈑2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,088+4.21%
2025-07-30TDNetその他中部鋼鈑2026年3月期第1四半期決算補足資料2,088+4.21%
2025-07-10TDNetその他中部鋼鈑譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ2,056+1.70%
2025-03-24EDINET大量保有田島 徹也大量保有 8.49%2,196+0.14%
2022-10-21EDINET大量保有FMR LLC大量保有 3.94%
2022-09-26EDINET大量保有FMR LLC大量保有 5.06%
2021-12-10EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 5.01%