Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社Ridge-i (5572)

株式会社Ridge-iは、カスタムAIソリューション事業とデジタルマーケティング事業を展開する。主力AIソリューションは、AI・エンジニアリング・ビジネスの専門家がワンチームで、コンサルティングから開発、実運用まで一気通貫のフルカスタムAIを提供する。製造業の熟練者知見AI化やマルチモーダルAI開発に強みを持つ。フロー収益を主とし、AI保守運用サービスや音楽IP蓄積でストック収益を得る。人工衛星データAI解析で国内トッププレイヤーを目指し、ショート動画市場で強固な地位を確立する。AI市場拡大と衛星データ解析市場成長を成長ドライバーとする。 [本社]東京都千代田区 [創業]2016年 [上場]2023年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社Ridge-iは、カスタムAIソリューション事業とデジタルマーケティング事業を展開する。主力カスタムAIソリューション事業は、売上の約70%を占め、AI・ディープラーニング等の先端技術を用いて社会課題・顧客課題を解消する。コンサルテーションから開発、導入、運用まで一貫した実用的なフルカスタムAIソリューションを提供する。ビジネスモデルは、AI活用コンサルティング・AI開発サービスによるフロー収益を主とし、AI保守運用サービスやAIライセンス提供によるストック収益を組み合わせる。顧客はAI活用ニーズの高い大手製造業が多い。

競争優位性として、AI・エンジニアリング・ビジネスの三つの強みに精通したプロフェッショナルがワンチームで、コンサルティングから開発まで一気通貫でサービス提供する体制を持つ。実運用まで支援し、クライアントとの強い信頼関係を醸成する。AI技術、既存技術、人による運用の調和を重視し、最適なビジネス・オペレーションの実現を支援する。製造業における熟練者・ベテランの技術や知見をAIに実装する実績が豊富であり、画像・動画・音声など複数のデータ種類に対応したマルチモーダルAIの開発にも注力する。人工衛星データAI解析サービスも展開し、宇宙関連ビジネス売上はカスタムAIソリューション事業の約30%を占める。国内トッププレイヤーを目指す。情報管理体制はISO27001認証を取得する。

デジタルマーケティング事業は、ソーシャルメディアマーケティングサービスと音楽制作配信サービスで構成する。ソーシャルメディアマーケティングサービスでは、ショート動画市場で強固な地位を確立し、100社以上の企業に広告制作や媒体買付けなどのプランニング支援を行う。音楽制作配信サービスは、保有するIP数の蓄積とともに収益が積みあがるストック型ビジネスモデルを構築する。

2. 沿革ハイライト

2016年7月、ディープラーニング技術を活用したビジネス課題解決を目的として設立する。2018年、衛星データ解析サービスを開始し、株式会社スペースシフトとレーダー衛星画像解析AIによる海面油膜検出に成功、宇宙関連ビジネスへの取り組みを強化する。2020年4月、内閣府主催の第4回「宇宙開発利用大賞」経済産業大臣賞を受賞し、ISO/IEC27001認証を取得する。2023年4月、東京証券取引所グロース市場に上場する。2024年6月、株式会社スターミュージック・エンタテインメントを子会社化しデジタルマーケティング事業を本格展開する。2025年9月、SBIホールディングス株式会社と資本業務提携を開始し、AIプロジェクト創出及びデータ活用施策の展開を図る。

3. 収益・成長

当社グループの成長ドライバーは、国内AI市場及びAIサービス市場の拡大、人工衛星データ解析AI市場の成長、そして積極的なM&A戦略とストック収益の拡大戦略に裏打ちされる。国内AI市場は2021年の1.1兆円から2027年には1.9兆円に、AIサービス市場は2021年度の6,248億円から2027年度には10,429億円に拡大する見込みであり、労働人口不足や働き方改革がAI導入加速要因となる。生成AI市場の急拡大はコンサルテーションニーズを拡大させる。

人工衛星データ解析AI市場も、JAXA宇宙戦略基金や宇宙関連会社の上場により市場の関心が高まり、地球観測市場は大きな成長が見込まれる。この市場は官需を中心とし、安全保障と環境テーマでの衛星データ利用ニーズが増加しており、当社グループの衛星データ関連プロジェクトの実績が強みとなる。当社グループは、衛星データ解析の国内トッププレイヤーを目指す方針を掲げる。

中長期戦略として、AIコンサルティング・ソリューション開発による知見・ノウハウ等の価値の蓄積、その価値の最大化、そして新たな市場創造というエコシステムによる事業展開・拡大を目指す。ストック収益の拡大を重視し、共同事業案件の推進や、AIライセンス、AI保守運用サービスの提供を強化する。次世代AI(官能検査、生成系AI、マルチモーダルAI)の研究開発に先行投資し、優秀な研究者・エンジニア採用による事業拡大を目指す。M&Aや資本業務提携を積極的に活用し、事業領域と成長機会を多角的に拡大する。

4. 財務健全性

当社グループは、2025年7月期において、総資産2,846,318千円に対し、純資産2,458,780千円を計上する。現金及び現金同等物は1,827,826千円であり、有利子負債は0千円である。これは高い自己資本比率を示し、強固な財務基盤を構築する。経営課題として財務基盤の強化を認識し、内部留保の確保と事業投資の適切なバランスを模索する。

5. 株主還元

当社グループは、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つと位置付けるが、現状では配当を実施しない。今後は、経営成績、財政状態、事業計画の達成状況等を総合的に勘案しながら、株主への利益配当を検討する方針である。

6. 注目ポイント

株式会社Ridge-iは、AI・ディープラーニング技術を核に、コンサルティングから開発、運用まで一貫したフルカスタムAIソリューションを提供する専門性の高い企業である。AI活用が進んでいない製造業・サービス業の現場課題解決に強みを発揮し、熟練者の知見をAIに実装する実績を持つ。宇宙関連ビジネスにおける人工衛星データAI解析は、カスタムAIソリューション事業の約30%を占めるまでに成長し、国内トッププレイヤーを目指す。

ビジネスモデルは、フロー収益とストック収益のバランスを重視し、AI保守運用サービスや音楽制作配信サービスにおけるIP蓄積型ビジネスモデルを通じて、安定的な収益基盤の構築を図る。国内AI市場、特に生成AI市場の急拡大や、官需を中心とした人工衛星データ解析市場の成長は、事業拡大にとって強力な追い風となる。M&Aや資本業務提携を積極的に活用し、事業領域と成長機会を多角的に拡大する戦略は注目に値する。技術革新が速いAI業界において、次世代AIの研究開発に先行投資する姿勢は、将来の競争優位性を維持する上で重要である。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100WWVV | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
9.9B 52.1倍 4.5倍 0.0% 2,539.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.1B 2.8B 2.6B
営業利益 169M 345M 283M
純利益 105M 210M 140M
EPS 25.1 48.7 36.0
BPS 560.3

大株主

株主名持株比率
柳原 尚史0.27%
㈱柳原ホールディングス0.17%
㈱バルカー0.11%
特定金外信託受託者 ㈱SMBC信託銀行0.06%
荏原環境プラント㈱0.02%
五味 大輔0.02%
小松 平佳0.02%
石田 健二0.02%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.01%
楽天証券㈱0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-10-07SBIホールディングス株式会社 23.35
2025-10-07柳原 尚史 25.91
2025-10-07柳原 尚史 25.91
2025-10-06柳原 尚史 43.47
2025-10-06柳原 尚史 43.4
2025-10-06SBIホールディングス株式会社 15.76
2025-10-06柳原 尚史 25.9
2025-10-06柳原 尚史 25.9
2025-09-26SBIホールディングス株式会社 15.94
2025-09-22柳原 尚史 43.47
2025-09-22SBIホールディングス株式会社 16.41
2025-09-22柳原 尚史 43.4
2025-05-19柳原 尚史 45.87
2025-05-19柳原 尚史 44.24
2025-05-12柳原 尚史 44.71
2025-01-08柳原 尚史 45.87
2024-03-05小松 平佳 4.87
2024-01-11小松 平佳 8.03
2023-05-29柳原 尚史 47.72
2023-05-09小松 平佳 8.03

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-30TDNet連結子会社の異動(株式譲渡)に関する基本合意書締結のお知らせ
2026-03-12TDNetearnings: 2026年7月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-03-12TDNetforecast_revision: 2026年7月期連結業績予想の修正に関するお知らせ
2026-03-12TDNet2026年7月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-03-12TDNet2026年7月期 第2四半期決算説明資料
2026-03-12TDNet資本業務提携先であるSBIグループからのAI関連プロジェクト大型受注のお知らせ
2026-03-12TDNet2026年7月期連結業績予想の修正に関するお知らせ
2026-03-09TDNetforecast_revision: 2026年7月期第2四半期(中間期)連結業績予想の修正に関する
2026-03-09TDNet2026年7月期第2四半期(中間期)連結業績予想の修正に関するお知らせ
2025-12-11TDNet2026年7月期 第1四半期決算説明資料
2025-12-11TDNet2026年7月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-12-11TDNetearnings: 2026年7月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-30TDNet事業計画及び成長可能性に関する事項
2025-10-08TDNet「中小企業成長加速化補助金」採択に関するお知らせ
2025-10-07TDNetHolding change by 柳原 尚史
2025-10-07TDNetHolding change by 柳原 尚史
2025-10-07TDNetHolding change by SBIホールディングス株式会社
2025-10-06TDNetHolding change by 柳原 尚史
2025-10-06TDNetHolding change by 柳原 尚史
2025-10-06TDNetHolding change by SBIホールディングス株式会社