Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ABEJA (5574)

ABEJAはデジタルプラットフォーム事業を展開。ABEJA Platformを核にAI導入・運用支援を行う。300社超のAI導入実績を持つデジタル版EMSを構築。特許技術とHuman in the LoopでPoC不要のミッションクリティカルAI実装を実現。トランスフォーメーションはフロー型(継続顧客88.8%)、オペレーションはストック型収益が主。LLM・AIロボティクスを成長ドライバーとし、NEDO採択実績あり。一気通貫型サービスと実装ノウハウで高い参入障壁を築く。 [本社]東京都港区三田 [創業]2012年 [上場]2023年

株式会社ABEJAは「ゆたかな世界を、実装する」を企業理念に掲げ、テクノロジーの産業界への社会実装を支援する。

1. 事業概要と競争優位性

デジタルプラットフォーム事業の単一セグメントで、ABEJA Platformを核にAI導入支援の「トランスフォーメーション領域」と、人とAIの協調による運用を行う「オペレーション領域」を提供する。ビジネスモデルはデジタル版EMSであり、多種多様な業界・業態300社以上のAI導入支援で培ったナレッジを活かし、コンサルティングからABEJA Platform上でのオペレーションまでを一括支援する。

ABEJA Platformは、ミッションクリティカル業務における堅牢で安定的な基盤システムとアプリケーション群であり、生成AIを含む最先端技術を人とAIの協調により運用する。コア技術は特許(「機械学習又は推論のための計算機システム及び方法」)を取得し、競合優位性の一要素となる。数多くの導入・運用実績から、開発速度向上、高い品質安定性、最新技術利用、運用コスト・負荷低減、堅牢なセキュリティ(医療、金融、自治体での実績)を実現する。

Human in the Loopの仕組みは、PoC(実証実験)を繰り返すことなく初期からAI導入・運用を可能にする。人が判断や意思決定を補い、運用ノウハウや知識をデータとして蓄積し、人とAIの相互補完によりオペレーション高度化を図る。これはLLMとその周辺機能、AIロボティクスへの適用を進める共通の枠組みとなる。

2023年5月には「ABEJA LLM Series」をリリースし、生成AI、特にLLMとその周辺領域の機能・技術提供を開始した。経済産業省GENIACの枠組みの下、国立研究開発法人新エネルギー・産業総合開発機構(NEDO)が公募する事業に継続採択され、研究開発成果をABEJA Platformに展開する。AIロボティクスを戦略領域に位置付け、LLM判断結果を現場オペレーションに反映・実行することで、AI適用領域をデジタル空間からリアル空間(フィールドオペレーション)へ拡張する。一気通貫型のABEJA Platformとそれに紐づく実装ノウハウにより、上流から下流まで一元的にサービス提供できる強みがあり、高い参入障壁を構築する。

2. 沿革ハイライト

2012年9月、ディープラーニング技術革新を契機に設立する。2015年10月、小売流通業向け店舗解析SaaS「ABEJA Insight for Retail」をリリース。2018年2月、独自AI開発・運用プラットフォーム「ABEJA Platform」を正式リリースする。2023年6月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。2024年以降、NEDOのLLM開発事業やAIロボティクス分野の基盤モデル開発に参画し、技術開発と社会実装を加速する。

3. 収益・成長

収益構造は、トランスフォーメーション領域がフロー型(都度契約)を主とするが、長期間にわたる計画的なプロセスであるため継続顧客割合が高い。エンタープライズ企業の継続顧客からの売上比率は2025年8月期で88.8%に達する。オペレーション領域はストック型の継続収入が主となる。

成長ドライバーはデジタルトランスフォーメーション市場の拡大である。LLM活用は「単発の個別業務・個人利用」から「業務の中核」へ移行し、ミッションクリティカル業務へのAI導入実績が競争優位として価値を発揮する。AIロボティクスを次の成長領域と捉え、事業領域をリアル空間まで拡張する。NEDOプロジェクトへの継続採択は、研究開発成果をABEJA Platformに展開し、技術的優位性の源泉となる。新規顧客獲得と既存顧客深耕を図り、収益基盤の拡大を目指す。非連続的な成長のため、戦略的M&Aや資本業務提携も有効な手段と認識する。

4. 財務健全性

財務状況は健全性を維持する。有利子負債は0円であり、無借金経営を継続する。自己資本比率は、2025年8月期84.09%、2024年8月期91.93%、2023年8月期84.69%と高水準を維持する。営業キャッシュ・フローは2025年8月期1,621,241千円、2024年8月期760,011千円と堅調に推移し、事業活動による資金創出能力を示す。現金及び現金同等物は2025年8月期4,586,017千円と潤沢であり、今後の事業拡大や戦略的投資に備える。

5. 株主還元

提供された情報には、株主還元(配当等)に関する具体的な記載はない。

6. 注目ポイント

AI市場は技術革新のスピードが速く、市場動向に適した技術やビジネスモデルを継続的に創出できるかが重要となる。LLMとAIロボティクスを次の成長の柱と位置付け、NEDOプロジェクト等を通じた技術開発と社会実装の進捗は、競争優位性を維持・強化する上で注目される。Human in the Loopの仕組みは、顧客のAI導入ボトルネックを解消し、運用ノウハウのデータ蓄積を通じて顧客ロックインと競争優位性を強化する。エンタープライズ継続顧客からの高比率売上とオペレーション領域のストック型収益モデルは、安定的な収益基盤を構築する。今後の事業拡大には、優秀な人材の確保と育成が不可欠となる。

出典: 有価証券報告書 (2025-08) doc_id=S100X6IA | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
28.7B 62.3倍 6.4倍 2,940.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 3.6B 2.8B 2.8B
営業利益 446M 290M 403M
純利益 448M 219M 422M
EPS 47.2 24.3 53.4
BPS 457.7 420.5 404.3

大株主

株主名持株比率
SOMPO Light Vortex株式会社0.17%
岡田 陽介0.13%
ヒューリック株式会社0.04%
株式会社インスパイア・インベストメント0.03%
外木 直樹0.03%
小間 基裕0.01%
BANK JULIUS BAER AND CO. LTD. SINGAPORE CLIENTS   (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
TBSイノベーション・パートナーズ2号投資事業組合0.01%
藤井 衛0.01%
杉山 央0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-02-04岡田 陽介 15.50%(0.62%)
2026-01-14岡田 陽介 16.12%(0.26%)
2026-01-09岡田 陽介 16.12%+13.12%
2024-08-09岡田 陽介 16.38%(0.83%)
2024-02-09岡田 陽介 17.22%(1.04%)
2024-02-09岡田 陽介 17.21%(1.05%)
2024-02-01岡田 陽介 17.22%(1.04%)
2024-01-19岡田 陽介 18.26%(0.98%)
2023-06-28SBIインベストメント株式会社 4.41%(1.33%)
2023-06-27SBIインベストメント株式会社 5.74%(1.50%)
2023-06-23株式会社インスパイア・インベストメント 3.93%(1.56%)
2023-06-22SBIインベストメント株式会社 7.24%(1.02%)
2023-06-22株式会社インスパイア・インベストメント 5.49%(2.11%)
2023-06-21株式会社インスパイア・インベストメント 7.60%+3.60%
2023-06-21株式会社インスパイア・インベストメント 5.49%+2.49%
2023-06-20株式会社インスパイア・インベストメント 8.66%+5.66%
2023-06-20SBIインベストメント株式会社 8.26%+8.26%
2023-06-20岡田 陽介 19.24%+14.24%
2023-06-14ヒューリック株式会社 5.15%+5.15%
2023-06-14SOMPO Light Vortex株式会社 20.13%+15.13%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-04EDINET大量保有岡田 陽介大量保有 15.5%2,914+8.10%
2026-01-29TDNetその他G-ABEJA防衛装備庁が公募した「視覚言語行動モデルの検証役務」に採択2,791-2.79%
2026-01-28TDNet新規事業G-ABEJAアンリアレイジと共同開発推進に関する契約締結のお知らせ2,710+2.99%
2026-01-14EDINET大量保有岡田 陽介大量保有 16.12%2,753+14.97%
2026-01-09EDINET大量保有岡田 陽介大量保有 16.12%2,698+3.78%
2025-12-25TDNetM&AG-ABEJA株式会社富士山マガジンサービス(証券コード:3138)株式の買集め行為に該当する株式取得に関するお知2,451-0.86%
2025-12-25TDNetその他G-ABEJA富士山マガジンサービスと共同事業の検討に関する契約締結のお知らせ2,451-0.86%
2025-12-16TDNetその他G-ABEJA譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行に関するお知らせ2,613-2.10%
2025-11-27TDNetその他G-ABEJA支配株主等に関する事項について2,816-3.80%
2025-11-27TDNet事業計画G-ABEJA事業計画及び成長可能性に関する事項2,816-3.80%
2025-10-24TDNet人事G-ABEJA取締役候補者及び監査役候補者の選任に関するお知らせ2,781+4.31%
2025-10-24TDNet人事G-ABEJA取締役の報酬額改定及び譲渡制限付株式報酬制度の導入に関するお知らせ2,781+4.31%
2025-09-25TDNetIRG-ABEJANEDOの採択を受け、一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)が進める ロボティクス分野の生成AI3,175+0.63%
2025-07-15TDNet決算G-ABEJA2025年8月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)3,500+18.29%
2025-07-15TDNet業績修正G-ABEJA通期業績予想の修正に関するお知らせ3,500+18.29%
2025-07-15TDNetIRG-ABEJA2025年8月期第3四半期決算説明資料3,500+18.29%
2025-07-15TDNetその他G-ABEJANEDOが公募した「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/競争力ある生成AI基盤モデル(G3,500+18.29%
2024-08-09EDINET大量保有岡田 陽介大量保有 16.38%
2024-02-09EDINET大量保有岡田 陽介大量保有 17.22%
2024-02-09EDINET大量保有岡田 陽介大量保有 17.21%