Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社グリッド (5582)

グリッドは社会インフラ領域に特化したAI開発事業を展開する。電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティの3分野で、数理最適化とAI技術を組み合わせた独自のAIエンジンを開発し、計画最適化ソリューションを提供する。コンサルティングから運用・サポートまで一貫提供し、運用・サポートはストック型収益を構成する。社会インフラ業務知識を持つAI技術者の育成とReNom APPSによるクラウドサービス展開が競争優位性となる。大手企業中心の顧客構成で、経済的・CO2削減効果を提示し、高度な技術とノウハウによる参入障壁の高い市場で成長を図る。 [本社]東京都港区 [創業]2009年 [上場]2023年

1. 事業概要と競争優位性

グリッドはAI開発事業の単一セグメントで、社会インフラ領域の計画最適化に特化する。電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティの3分野において、熟練人材による属人化された複雑な計画業務をAI技術で短時間かつ最適な形で提供する。

競争優位性は、社会インフラ業務知識豊富なエンジニアによる顧客業務の数式化とシミュレータ開発能力に根差す。数理最適化と機械学習・強化学習等のAI技術を組み合わせた独自のAIエンジンを開発し、実務に耐えうる時間で最適解を導く。ReNom APPSとしてモジュール化・体系化し、クラウドサービスとして提供することで、高度な技術の水平展開を可能にする。量子アルゴリズムの研究開発も進め、複数の特許を出願する。

ビジネスモデルは、コンサルティングからAIエンジン開発、システム実装、運用・サポートまで一貫して提供し、顧客生涯価値(CLTV)を最大化する。運用・サポートによるストック型収益は安定的な収益基盤を形成し、持続的な営業利益成長に寄与する。顧客のコア業務を支えるため、高いスイッチングコストを伴う。

参入障壁は、計画最適化の技術的難易度と社会インフラ分野特化によるノウハウ蓄積が先行優位性を確立する。大手企業中心の顧客構成で、明確な経済的導入効果とCO2削減効果を提示し、大手企業の脱炭素経営への投資を促す。社会インフラ業務知識とAI技術を兼ね備えた人材育成、大学研究者との連携も強みである。

2. 沿革ハイライト

グリッドは2009年10月、再生エネルギー事業目的で設立された。2014年3月、発電電力量予測アルゴリズム研究開発を契機にAI開発事業へ転換し、2015年7月に本格開始する。2016年5月、AIフレームワークReNomを開発。2020年11月、エネルギーソリューション事業から撤退し、AI開発に一本化する。2023年7月、東京証券取引所グロース市場に上場。

3. 収益・成長

当社はフリー・キャッシュ・フローの拡大、売上高及び営業利益の拡大を重視し、売上高成長率及び営業利益率を経営の基本的な指標とする。売上高は2期前の1,353,869千円から直近の2,063,415千円へ、営業利益は1期前の365,654千円から直近の428,297千円へ増加する。純利益は2期前の228,532千円から1期前の403,751千円へ増加後、直近の298,296千円となる。

成長ドライバーは、国内AIシステム市場の拡大、電力関連市場の需給計画複雑化と再生可能エネルギー普及、物流・サプライチェーン市場のDX加速、エネルギーマネジメント市場の脱炭素・DXニーズ、政府のグリーン成長戦略が事業を牽引する。顧客基盤の拡大、ストック型売上拡大、ReNom APPS強化、AI開発の半自動化、材料開発等の研究開発、海外展開の検討を通じて成長を図る。

4. 財務健全性

当社の財務状況は堅固である。総資産は2期前の1,576,114千円から直近の4,417,657千円へ、純資産も2期前の1,166,377千円から直近の3,940,043千円へ増加する。現金及び現金同等物は直近で3,197,791千円と潤沢に保有する。有利子負債は直近で5,820千円と低水準であり、高い財務健全性を維持する。

5. 株主還元

提供された一次情報には、株主還元に関する具体的な方針や配当実績の記載がないため、本項目は記載しない。

6. 注目ポイント

グリッドは社会インフラ領域のAI計画最適化というニッチ市場で、独自の技術とビジネスモデルを確立する。AI技術の進化、社会インフラDX、脱炭素化のメガトレンドが事業成長の強力な追い風となる。顧客ロックインとストック型収益モデルは安定した収益基盤を構築する。大手企業中心の顧客構成と明確なROI提示は、受注確度を高める要因となる。

主要課題は、AI技術の進化への継続的な対応、優秀な人材の確保と育成、開発体制・営業体制の強化、顧客基盤の継続的な拡大、ストック型売上の拡大である。量子アルゴリズム開発や海外展開の検討は、将来的な成長ポテンシャルを示す。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100WQ2M | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
9.6B 34.3倍 2.4倍 0.0% 2,015.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2.0B 3.1B 2.1B
営業利益 310M 450M 428M
純利益 207M 280M 298M
EPS 43.7 58.8 63.0
BPS 829.1

大株主

株主名持株比率
株式会社We(注)20.55%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.12%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.06%
三井物産株式会社(常任代理人 日本カストディ銀行)0.03%
伊藤忠商事株式会社0.02%
丸紅株式会社0.02%
野村信託銀行株式会社(投信口)0.01%
株式会社SBI証券0.01%
松本 光雄0.00%
株式会社北総フォレスト0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-05-26りそなアセットマネジメント株式会社 9.25
2026-01-13寺島 敬臣 4.11
2025-11-21アセットマネジメントOne株式会社 0.05
2025-06-10三井物産株式会社 4.59
2025-06-06三井物産株式会社 4.59
2025-02-12三井物産株式会社 5.61
2025-02-06りそなアセットマネジメント株式会社 8.65
2025-01-15三井物産株式会社 6.64
2025-01-10三井物産株式会社 7.7
2024-11-25三井物産株式会社 8.87
2024-11-21三井物産株式会社 9.88
2024-11-15三井物産株式会社 9.88
2024-11-05三井物産株式会社 10.91
2024-06-20りそなアセットマネジメント株式会社 6.85
2024-04-04りそなアセットマネジメント株式会社 9.14
2024-01-18寺島 敬臣 7.14
2024-01-17寺島 敬臣 7.13
2024-01-16寺島 敬臣 7.68
2023-10-05りそなアセットマネジメント株式会社 8.08
2023-09-06りそなアセットマネジメント株式会社 6.91

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-26TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2026-01-13TDNetHolding change by 寺島 敬臣
2025-11-21TDNetHolding change by アセットマネジメントOne株式会社
2025-09-25TDNet事業計画及び成長可能性に関する事項
2025-09-25TDNet支配株主等に関する事項について
2025-08-26TDNet定款の一部変更に関するお知らせ
2025-06-10TDNetHolding change by 三井物産株式会社
2025-06-06TDNetHolding change by 三井物産株式会社
2025-02-12TDNetHolding change by 三井物産株式会社
2025-02-06TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2025-01-15TDNetHolding change by 三井物産株式会社
2025-01-10TDNetHolding change by 三井物産株式会社
2024-11-25TDNetHolding change by 三井物産株式会社
2024-11-21TDNetHolding change by 三井物産株式会社
2024-11-15TDNetHolding change by 三井物産株式会社
2024-11-05TDNetHolding change by 三井物産株式会社
2024-06-20TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2024-04-04TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2024-01-18TDNetHolding change by 寺島 敬臣
2024-01-17TDNetHolding change by 寺島 敬臣