Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社AVILEN (5591)

AVILENは、自社開発技術「AVILEN AI」を活用したAIソフトウエア開発・提供と、AI人材育成・組織開発支援の「ビルドアップユニット」を両輪とするAIソリューション事業を展開する。9つの技術コアモジュールによるマルチモーダルAI開発能力、378名のデータサイエンティスト集団「AVILEN DS-Hub」による人材供給、E資格講座8期連続合格者数1位のブランド認知が競争優位性となる。AIソフトウエアと人材育成の組み合わせで高い継続率(71.6%)とLTV拡大を図る。大手企業との提携やM&Aで成長を加速する。 [本社]東京都中央区 [創業]2018年 [上場]2023年

1. 事業概要と競争優位性

AVILENは「データとアルゴリズムで、人類を豊かにする」をパーパスに、AIソリューション事業を単一セグメントで展開する。主要サービスは、自社開発技術コアモジュール「AVILEN AI」を活用したAIソフトウエアの開発・提供を行う「AIソフトウエアユニット」と、AI人材育成・組織開発を支援する「ビルドアップユニット」である。収益は主にフロー型だが、「AIソフトウエアユニット」の一部サービス、特にSaaSプロダクト「ChatMee」はストック型収益を計上する。

競争優位性は多岐にわたる。第一に、9つの自社開発技術コアモジュール「AVILEN AI」を有し、幅広い技術領域をカバーする。これにより効率的なマルチモーダルAIソフトウエア開発が可能となる。社内リサーチ体制「AVILEN Research」により、コアモジュールを常にアップデートする。生成AIビジネスでは、2023年4月にSaaSプロダクト「ChatMee」の販売を開始し、生成AIソリューションの展開を加速する。

第二に、AIソフトウエアとビルドアップユニットを組み合わせたビジネスモデルは、潜在的なAI/DX市場を創出し、高い継続率(2024年12月期71.6%)とLTV拡大を実現する。AI人材需給ギャップが顕在化する市場において、AI-Ready以前の企業にもビルドアップパッケージを提供し、顧客内でのクロスセルや他部門への深耕を図る。

第三に、業界全体の人材不足ボトルネックを解消する「AVILEN DS-Hub」エコサイクルを構築する。これは378名(2024年12月末時点)のデータサイエンティスト・エンジニア集団であり、独自技術スクリーニングテストを通過した人材で構成される。開発・技術サポート・コンテンツ開発に従事し、累計27名の正社員採用実績を持つことで、即戦力人材の獲得、採用コスト低減、高い定着率に貢献する。

第四に、自社メディア「AI Trend」やE資格講座の8期連続合格者数1位(2021#1~2024#2)という実績により、高いブランド認知と効率的な顧客獲得能力を持つ。これらの強みにより、製造、金融、不動産、情報通信、電気機器、食料品等の上場企業を中心とした大手企業との複合取引を進展させる。

2. 沿革ハイライト

AVILENは2018年8月に創業し、AIソリューション事業を開始した。2019年6月には「全人類がわかるE資格講座」の提供を開始し、日本ディープラーニング協会に正式会員として加盟する。2022年3月以降、インテック、三菱UFJ信託銀行、日本郵政キャピタル、アイネット、大塚商会といった大手企業と資本業務提携や戦略的パートナーシップを締結し、経営基盤・リソースを活用する。2023年4月にはSaaSプロダクト「ChatMee」の販売を開始した。2023年9月には東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、2024年10月には生成AI領域に特化した株式会社LangCoreを連結子会社化し、生成AIソリューションの提供を加速させる。

3. 収益・成長

AVILENは、売上高成長率及び営業利益率を重要な経営指標と捉える。継続率も重要な指標であり、2024年12月期は71.6%を達成した。国内AIビジネス市場は2024-2028年に1.1兆円から2.9兆円へ、国内生成AI市場は1,016億円から8,028億円へ拡大すると予測され、TAM拡大が成長を牽引する。2030年にはAI人材の需給ギャップが12.4万人になると予想され、人材育成・組織開発支援のニーズは高まる。

成長戦略として、大手企業中心のTop Tierアカウント戦略でLTV拡大を図る。自社のAI開発力と事業理解を活かし、多様な業界へのAIソリューション提供と横展開で差別化する。M&Aを非連続成長の軸とし、AIロールアップ戦略を通じて新規AIエージェントやケイパビリティを獲得・強化し、AIソフトウエア案件の拡販・普及を目指す。一顧客当たり売上高の向上と契約長期化、既存・新規パッケージ型ソフトウエア強化、技術・ビジネス人材育成、事業資金確保も課題として対処する方針である。

4. 財務健全性

2024年12月期末時点の総資産は1,233,498千円、純資産は552,595千円である。現金及び現金同等物は567,835千円を保有する。有利子負債は408,750千円であり、これは2024年10月の株式会社LangCoreの株式取得のための銀行借入による。過去は安定的にキャッシュ・フローを創出しており、第三者割当増資等の資金調達を必要としていなかった。今後の事業拡大やM&Aのために、戦略的な資金調達を検討する方針である。

5. 株主還元

提供テキストに株主還元に関する具体的な方針や実績の記載はない。

6. 注目ポイント

AVILENは、急速に拡大するAIビジネス市場とAI人材不足という構造的課題を捉えた独自のビジネスモデルを構築する。9つの自社開発技術コアモジュール「AVILEN AI」と、378名(2024年12月末時点)のデータサイエンティスト・エンジニア集団「AVILEN DS-Hub」による強固な開発・人材供給体制は、競争優位性の核となる。大手企業との資本業務提携で顧客基盤とケイパビリティを強化する。SaaSプロダクト「ChatMee」や生成AIソリューションの展開により、ストック型収益拡大を図り、収益構造の質を高める戦略も明確である。M&Aを非連続成長のドライバーと位置づけ、市場拡大を背景に積極的な事業展開を進める方針である。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VIT7 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
5.0B 22.5倍 6.8倍 0.0% 813.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 442M 2.1B 1.7B
営業利益 66M 356M 274M
純利益 41M 221M 174M
EPS 6.7 36.2 28.5
BPS 118.9

大株主

株主名持株比率
日本郵政キャピタル株式会社0.22%
株式会社大塚商会0.19%
崔 一鳴0.07%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.06%
大川 遥平0.04%
株式会社大起0.02%
吉田 拓真0.02%
高橋 光太郎0.02%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.02%
高橋 香輝0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-06-06アセットマネジメントOne株式会社 0.06
2025-05-27崔 一鳴 5.62
2025-05-22崔 一鳴 5.62
2024-11-22アセットマネジメントOne株式会社 0.07
2024-10-31みずほ証券株式会社
2024-09-05みずほ証券株式会社
2024-09-05三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.07
2024-08-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.12
2024-07-01株式会社 大塚商会 18.84
2024-05-08三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 6.38
2024-04-04三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.03
2024-03-22三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.87
2024-03-07みずほ証券株式会社 0.01
2024-03-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 6.4
2024-02-27ジャフコ グループ株式会社 4.95
2024-02-16ジャフコ グループ株式会社 6.33
2024-02-07みずほ証券株式会社 0.01
2024-01-30ジャフコ グループ株式会社 8.76
2024-01-30ジャフコ グループ株式会社 10.6
2023-12-07みずほ証券株式会社

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-27TDNet事業計画及び成長可能性に関する事項
2026-03-27TDNet新取締役就任に関するお知らせ
2026-03-27TDNet支配株主等に関する事項について
2026-02-27TDNet役員人事に関するお知らせ
2026-02-26TDNetAVILEN、ベルシステム24とAIエージェント実装型のBPOモデル構築を目的とした合弁会社設立に関
2026-02-24TDNet新任社外取締役候補者の選任に関するお知らせ
2025-06-18TDNet株式会社KieiとAIエージェントを中心とした開発領域で業務提携契約を締結
2025-06-06TDNetHolding change by アセットマネジメントOne株式会社
2025-05-27TDNetHolding change by 崔 一鳴
2025-05-22TDNetHolding change by 崔 一鳴
2024-11-22TDNetHolding change by アセットマネジメントOne株式会社
2024-10-31TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2024-09-05TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2024-09-05TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2024-08-06TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2024-07-01TDNetHolding change by 株式会社 大塚商会
2024-05-08TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2024-04-04TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2024-03-22TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2024-03-07TDNetHolding change by みずほ証券株式会社