Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

日本鋳鉄管株式会社 (5612)

日本鋳鉄管は、上下水道・ガス用ダクタイル鋳鉄製品や樹脂管を製造販売。管路老朽化に対応し、「管路分野のInnovative All in ワンストップ企業」への転換を図る。Fracta社のAI管路劣化診断技術(内閣総理大臣賞受賞)や水管橋ドローン点検、マンホール点検DXソフト「だいさくくん」等、先進技術でインフラ維持に貢献。クボタとの合弁検討でコスト競争力も強化し、持続可能な社会インフラ整備を支える。 [本社]埼玉県久喜市 [創業]1937年 [上場]1962年

日本鋳鉄管グループは、上下水道・ガス用ダクタイル鋳鉄製品(鋳鉄管、鉄蓋)、樹脂管及び関連付属品の製造販売を主軸とし、倉庫業、道路貨物運送業、産業廃棄物事業も展開しています。地域インフラ整備に不可欠な資材を供給し、その機能維持を社会的使命としています。

長年の事業活動で培われたインフラ資材供給のノウハウと技術開発力が競争優位性です。水道用ダクタイル鉄管の主力商品である耐震管(GX形)の施工性向上を目的とした「楽ちゃく」は対応口径のマルチ化を図っています。従来点検困難な水管橋上部工の劣化状況を詳細に把握する「水管橋ドローン点検」技術を構築し、国土交通省「上下水道DX技術カタログ」に掲載されました。マンホール点検業務のDXソフト「だいさくくん」は作業効率改善を実現し、高評価を得ています。鉄道、交差点、河川横断等、開削工事が困難な箇所で行う非開削工法における耐震性能維持治具「オセール」を開発し、大口径対応も実現。ポリエチレン管用不断水バルブ「KATANAバルブ」は株式会社水研と知的財産を共同保有し、当社が製造を担っています。

公共事業向けという特性に加え、ダクタイル鋳鉄製品の製造には大規模な設備投資が必要であり、これが参入障壁となります。電気炉建設やクボタとの製造合弁会社設立検討に伴う生産能力増強に多額の設備投資を決定しました。また、Fracta社のAIを活用した管路劣化診断技術は2025年1月にインフラメンテナンス大賞「内閣総理大臣賞」を受賞し、その有効性が高く評価され、顧客ロックインに寄与しています。

1937年10月、東洋精機株式会社として設立。1949年12月にガス・水道用鋳鉄管の製造を開始し、事業基盤を確立しました。1960年1月、日本鋳鉄管株式会社に社名変更。1962年7月東京証券取引所市場第二部上場、1993年9月市場第一部上場を経て、2022年4月スタンダード市場へ移行しました。

国内の管路老朽化が進展し更新の潜在需要が増大する一方、人口減少や節水等による事業体収入の減少、工事の担い手不足といった課題が継続する経営環境にあります。当社は、管の供給に留まらず「管路分野のInnovative All in ワンストップ企業」としての地位確立を目指し、管路更新サイクル全般に関与する事業スタイルへのシフトチェンジを図ります。

成長ドライバーは、新商品・新分野を含めた開発・拡販と需要喚起です。「楽ちゃく」のサイズ拡大、「オセール」の大口径対応と拡販、ポリエチレン管用不断水バルブ「KATANAバルブ」の海外展開を視野に入れています。Fracta-AI管路診断技術や「だいさくくん」「水管橋ドローン点検」といったデジタル技術を活用し、環境インフラのデジタル情報基盤整備を進め、事業体への展開と採用拡大を図ります。

コスト競争力強化のため、クボタとの製造合弁会社設立を検討し、小口径ダクタイル鉄管のOEM供給による生産数量増を図ります。また、カーボンニュートラル実現に向け、2025年度の電気炉稼働に向けて設備投資を進め、合理化を追求します。

ビジネスモデルは公共事業向けが主であり、各年度の公共事業予算に依存する市場リスクを抱えます。原材料・仕入部品の価格変動リスクも業績に影響を与える要因となります。

2025年3月期末の総資産は22,221百万円、純資産は9,639百万円。現金及び現金同等物は2,908百万円、有利子負債は5,550百万円です。必要な収益改善施策を迅速に実行し、着実な業績向上と財務体質強化を図る方針を示しています。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W8SW | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
5.5B 0.6倍 0.0% 1,682.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 16.9B 16.9B 17.3B
営業利益 260M 860M 521M
純利益 -230M 475M 362M
EPS -71.7 147.9 112.8
BPS 2,888.2 2,935.5 2,632.5

大株主

株主名持株比率
JFEスチール株式会社0.30%
東京瓦斯株式会社0.10%
株式会社W不動産0.02%
高城裕(常任代理人 三田証券株式会社)0.01%
松田健太郎0.01%
橋長教行0.01%
株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.01%
楽天証券株式会社0.01%
日本鋳鉄管従業員持株会0.01%
株式会社SBI証券0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-11-26TDNetその他日鋳鉄管財務上の特約が付されたシンジケートローン契約の締結に関するお知らせ1,663+0.12%
2025-07-28TDNet業績修正日鋳鉄管業績予想並びに配当予想の修正、特別利益の計上及び中期経営計画の策定に関するお知らせ1,552-9.79%
2025-07-28TDNet決算日鋳鉄管2026年3月期第1四半期決算短信【日本基準】(連結)1,552-9.79%