Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社メタルアート (5644)

精密型打鍛造品の製造販売を主力とし、自動車・建設機械部品向けに鍛造から機械加工・熱処理まで一貫生産体制を構築する。2000T・3500T自動鍛造プレスライン、冷間鍛造ライン、モータコア工場を保有し、大規模設備投資とノウハウ蓄積で参入障壁を築く。HEV・BEV対応部品や産業用ロボット部品の開発、AI・ロボット活用による生産技術開発で競争力を強化する。インドネシアでの海外展開も推進し、自動車電動化対応、自動車以外の分野、新規事業(農産物)への多角化を図る。 [本社]滋賀県草津市 [創業]1943年 [上場]1962年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社メタルアートは、精密型打鍛造品の製造販売を主力とする。製品は自動車及び建設機械部品が主要であり、鍛造から機械加工・熱処理まで一貫生産体制を構築し、完成部品として顧客に提供する。海外ではインドネシアにPT.METALART ASTRA INDONESIAを設立し、鍛造品を現地販売する。連結子会社株式会社メタルヴィレッジは農産物の製造・販売を行う。

競争優位性として、大規模な2000T、3500T自動鍛造プレスライン、冷間鍛造ライン、モータコア工場を保有し、当連結会計年度に4,135百万円の設備投資を実施する。HEV・BEV対応部品(モータ、モータシャフト、長軸シャフトギヤ等)の開発を推進し、素材から機械加工までの一貫体制で高い競争力を持つ部品提供体制を整備する。「オンリーワン商品を生み出す先行開発強化」をものづくり戦略に掲げる。AI技術を活用した自動検査やロボット・AGVを活用した省人化ライン構築に注力し、ICT活用による効率化と競争力向上を図る。これらの大規模設備投資と高度な技術・ノウハウの蓄積は、鍛造事業における参入障壁となる。

2. 沿革ハイライト

1943年8月に後藤鍛工株式会社として設立する。1962年11月には大阪証券取引所市場第二部に上場し、1972年4月には一貫生産体制を確立する。1991年10月に株式会社メタルアートへ商号変更。1993年3月に株式会社メタルフォージを設立する。主要設備として、1987年12月に2000T自動鍛造プレスライン、1995年10月に3500T自動鍛造プレスライン、2002年5月に冷間鍛造ラインを新設する。2013年5月にはインドネシアにPT.METALART ASTRA INDONESIAを設立する。2022年7月には株式会社メタルヴィレッジを設立し、農産物事業を開始する。2023年11月にはモータコア工場を新設し、2025年4月には株式会社メタルフォージを吸収合併する。

3. 収益・成長

当社グループは、売上高経常利益率並びに自己資本比率の向上を経営目標とする。

成長ドライバーとして、「2030年グループビジョン」に基づき、以下の戦略に取り組む。主力の自動車市場の電動化に対応するため、HEV・BEV対応部品(モータ、モータシャフト、長軸シャフトギヤ等)の開発を推進する。自動車以外の分野では、需要拡大が見込まれる産業用ロボット部品の工程開発を推進する。新規事業として、連結子会社メタルヴィレッジによる農産物の製造・販売を開始し、2025年3月には観光農園施設「湖と苺」を開業する。グローバル展開では、海外ビジネスモデルの完成と次期戦略実行を掲げる。2022年度よりDXを推進し、2024年5月には国による「DX認定」を取得する。当連結会計年度の研究開発費は410百万円であり、部品開発、生産技術開発、DX活用に注力する。

4. 財務健全性

自己資本比率は、2025年3月期に59.9%、前連結会計年度の57.4%、前々連結会計年度の52.8%と向上傾向を示す。現金及び現金同等物は、2025年3月期に9,734百万円、前連結会計年度の9,491百万円、前々連結会計年度の8,175百万円と増加傾向を示す。有利子負債は、2025年3月期に4,519百万円、前連結会計年度に4,900百万円、前々連結会計年度に0百万円と推移する。当社グループは金利変動リスクを認識し、運転資金は短期借入金、設備投資は長期借入金で調達する。

5. 株主還元

年間配当は、2025年3月期に133.0円、前連結会計年度に118.0円、前々連結会計年度に90.0円と継続的に増加する。

6. 注目ポイント

主力の自動車市場における電動化に対し、HEV・BEV対応部品の開発やモータコア工場の新設で積極的に対応する。自動車部品及び建設機械部品への高い依存度(90%以上)を抱える中、産業用ロボット部品や農産物事業といった新規分野への多角化を進める。「2030年グループビジョン」に基づき、AI導入やDX活用による生産性向上と競争力強化を図る。ESG経営を実践し、環境負荷低減や地域貢献活動にも取り組む。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W4SB | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
16.4B 7.7倍 0.6倍 0.0% 5,200.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 44.0B 45.0B 44.2B
営業利益 3.0B 2.9B 3.8B
純利益 2.0B 2.1B 2.6B
EPS 679.1 719.2 879.9
BPS 8,083.8 7,603.6 6,780.9

大株主

株主名持株比率
ダイハツ工業㈱0.36%
㈱ゴーシュー0.04%
松 澤 孝 一0.04%
㈱滋賀銀行0.03%
RE FUND 107-CLIENT AC(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.03%
㈱りそな銀行0.02%
メタルアート社員持株会0.02%
㈱日本カストディ銀行(信託口)0.02%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社0.01%
上田八木短資㈱0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-08-06三井住友DSアセットマネジメント株式会社 5.02%+5.02%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-06-26TDNetその他メタルアート譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ3,410-1.76%
2025-06-11TDNet配当・還元メタルアート自己株式の取得状況に関するお知らせ3,330+1.50%
2024-08-06EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 5.02%