Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社大紀アルミニウム工業所 (5702)

株式会社大紀アルミニウム工業所は、1922年にわが国初の二次アルミニウム製錬業として創業。アルミニウム二次合金地金の製造・販売を主軸とし、溶解炉新築補修、ダイカスト製品も手掛ける。長年の溶解技術と経験、国内外に広がる生産・販売ネットワークが競争優位性。自動車業界を主要販売先とし、HV・EV・FCV向けリサイクル合金開発を成長ドライバーとする。LME市況に影響を受けるビジネスモデル。 [本社]大阪市北区 [創業]1922年 [上場]1979年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社大紀アルミニウム工業所グループは、当社、子会社18社及び関連会社1社で構成され、アルミニウム二次合金地金の製造・販売を主軸とする。溶解技術と経験を生かし、溶解炉の新築補修、ダイカスト製品の製造・販売も展開する。原材料のアルミニウム屑仕入れ・販売も手掛ける。

競争優位性は、1922年にわが国初の二次アルミニウム製錬業を創業した歴史と、長年培った溶解技術と経験に由来する。研究開発では、新合金材料開発、溶湯処理技術改善、原料前処理技術開発、コンパクトな溶解保持兼用炉や自動注湯装置の開発に取り組む。国内に加え、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド、中国、ベトナム、米国など海外に生産・販売拠点を有するグローバルネットワークを構築し、これが参入障壁となる。主要販売先は自動車業界であり、顧客ロックイン構造を持つ。経営方針「G&G(Global & Green)」に基づき、HV・EV・FCV分野向けリサイクル合金の開発・供給や高度循環型社会づくりへの挑戦を通じて、環境対応技術を強化する。ビジネスモデルは、LME国際市況に連動する原材料価格・販売価格の影響を受ける。

2. 沿革ハイライト

1922年11月、わが国で初めて二次アルミニウム製錬業を創業する。1948年10月に株式会社大紀アルミニウム工業所を設立する。1979年7月に大阪証券取引所市場第二部に上場し、2007年3月には東京証券取引所市場第一部へ、2022年4月には東京証券取引所プライム市場へ移行する。1980年代以降、米国、マレーシア、タイ、中国、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インドなど海外に現地法人を設立・出資・株式取得し、グローバル展開を加速する。2022年11月には創業100周年を迎える。2023年2月、本店及び本社事務所を大阪市北区に移転する。

3. 収益・成長

成長ドライバーは、経営方針「G&G」に基づくグローバル展開と、2030年に目指すべき姿『DAIKI∞NEXT∞』で掲げる「柱Ⅰ 成長分野への投資」である。具体的には、ハイブリッド車・電気自動車・燃料電池車分野向けリサイクル合金の開発・供給、高度循環型社会づくりへの挑戦を推進する。成長著しい新興国における雇用創出と地域社会への貢献も成長戦略の一環である。

経営環境は、わが国経済の内需中心の底堅い成長が期待される一方、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響や、世界経済の通商政策動向、アルミニウム製品及び自動車に対する追加関税による不確実性がリスクとなる。対処すべき課題として、最適生産・販売量の確保、原材料の選別精度向上、価格変動に対応できる購買体制の構築を挙げる。研究開発活動では、鋳造用アルミニウム合金材料の新合金開発や改良、溶湯処理技術の改善・強化、原料前処理技術の開発に取り組む。当連結会計年度の研究開発費は124百万円である。設備投資は総額4,451百万円であり、コストダウンのための生産合理化、製品信頼性向上、環境保全のための投資を行う。

4. 財務健全性

当連結会計年度末の総資産は163,295百万円、純資産は73,712百万円である。有利子負債は70,416百万円、現金及び現金同等物は7,244百万円を計上する。

事業等のリスクとして、主要販売先への依存度、販売先の信用リスク、海外での事業展開における政治的・経済的・社会的な環境変化、LME国際市況に連動する原材料の調達及び市況変動、自然災害・社会的混乱、情報セキュリティ、固定資産の減損処理に関するリスクを認識する。

5. 株主還元

目標とする経営指標として、連結配当性向30%程度及びDOE3%程度を目安とした継続的かつ安定的な利益還元を掲げる。当連結会計年度の年間配当金は55.0円である。

6. 注目ポイント

株式会社大紀アルミニウム工業所は、創業100年を超える歴史と、わが国初の二次アルミニウム製錬業としての技術的優位性を基盤とする。グローバルな生産・販売ネットワークと、HV・EV・FCV向けリサイクル合金開発に代表される環境対応技術への投資が、今後の成長ドライバーとなる。自動車業界への高い依存度やLME市況変動リスクに対し、原材料調達体制の強化や新技術開発で対応を図る。

[本社]大阪市北区 [創業]1922年 [上場]1979年

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W0CS | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
57.3B 75.1倍 0.7倍 0.0% 1,313.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 299.8B 262.7B 273.0B
営業利益 4.8B 4.6B 13.7B
純利益 699M 3.2B 9.7B
EPS 17.5 80.1 240.1
BPS 1,842.8 1,758.7 1,665.8

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社0.09%
有限会社山本エステート0.09%
山 本 隆 章0.06%
株式会社りそな銀行0.05%
株式会社日本カストディ銀行0.04%
大紀アルミ得意先持株会0.03%
株式会社三菱UFJ銀行0.03%
みずほ信託銀行株式会社0.03%
安 宅 千 浩0.02%
日本生命保険相互会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-04-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社 4.34%(1.01%)
2024-09-06株式会社みずほ銀行 0.01%N/A
2024-09-06三井住友DSアセットマネジメント株式会社 5.35%(1.69%)
2023-08-07株式会社みずほ銀行 0.02%N/A
2023-03-20株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.01%(1.67%)
2021-12-07株式会社みずほ銀行 0.02%N/A
2021-05-18有限会社山本エステート 15.48%+2.82%
2021-05-18有限会社山本エステート 15.76%+0.27%
2021-05-18有限会社山本エステート 15.81%+0.05%
2021-04-07株式会社みずほ銀行 0.02%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-04-07EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 4.34%822+6.33%
2024-09-06EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.01%
2024-09-06EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 5.35%
2023-08-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%
2023-03-20EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.01%
2021-12-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%
2021-05-18EDINET大量保有有限会社山本エステート大量保有 15.48%
2021-05-18EDINET大量保有有限会社山本エステート大量保有 15.76%
2021-05-18EDINET大量保有有限会社山本エステート大量保有 15.81%
2021-04-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%