Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

古河機械金属株式会社 (5715)

古河機械金属は、産業機械、ロックドリル、ユニック等の機械事業、金属、電子、化成品等の素材事業、不動産事業を展開する。創業150年の歴史で培った技術と経験を強みとし、「カテゴリートップ・オンリーワン」を基軸にニッチ製品での差別化を図る。機械事業は社会インフラ整備や資源開発向け製品を提供し、ロックドリル部門は「FRDモデル」でカスタマーサクセスを推進し、ストックビジネスを拡充する。海外市場拡大やM&A戦略を成長ドライバーとする。 [創業]1875年 [上場]1949年

古河機械金属は、機械、素材、不動産を主軸とする多角的な事業を展開する企業グループである。

1. 事業概要と競争優位性

機械事業は、産業機械(ポンプ、破砕機、橋梁等)、ロックドリル(油圧ブレーカ、トンネル工事・鉱山用機械等)、ユニック(クレーン、キャリア等)の各部門で構成され、社会インフラ整備や資源開発、建設現場向け製品・サービスを提供する。素材事業は、金属(銅、金、硫酸等)、電子(高純度金属ヒ素、窒化アルミセラミックス等)、化成品(硫酸、酸化銅等)の各部門から成り、高機能材料や基礎化学品を供給する。不動産部門は不動産の賃貸、売買、仲介を行う。

競争優位性は、長年の経験と技術、多岐にわたる製品・サービス提供能力に根差す。「カテゴリートップ・オンリーワン」を基軸にニッチ製品での差別化戦略を推進する。ロックドリル部門は「FRDモデル」を構築し、製品ライフサイクル全域でのカスタマーサクセスを通じて顧客との長期関係を築き、ストックビジネスの拡充・強化を図る。これは高いスイッチングコストとリカーリング収益の確保に寄与するビジネスモデルの質を高める。研究開発では、CO2削減技術、自動化技術を応用したトンネル機械、高機能窒化アルミセラミックス等の開発を進め、技術的優位性を維持する。機械事業への設備投資累計額の70%を投下する方針は、大規模な設備投資を伴う参入障壁の存在を示唆する。

2. 沿革ハイライト

1875年、古河市兵衛が草倉銅山の経営を開始し創業。1900年、足尾銅山に機械工場を建設し機械事業へ進出。1949年、東京証券取引所第一部に上場。1987年、株式会社ユニックを買収。1989年、古河鉱業株式会社から古河機械金属株式会社へ商号変更。2005年、事業持株会社体制へ移行。2022年、東京証券取引所のプライム市場へ移行した。

3. 収益・成長

2025年ビジョン「FURUKAWA Power & Passion 150」では、連結営業利益150億円超の常態化を目指す。成長ドライバーは、SDGs、国土強靭化、生産年齢人口減少といった社会課題解決に貢献するインフラ整備、海外市場拡大、M&Aやアライアンスによる事業拡大である。機械事業には設備投資累計額の70%を投下し、2025年度の連結売上高50%以上、連結営業利益80%以上を占めることを目標とする。

2025年3月期の連結売上高は201,216百万円、営業利益は9,763百万円、純利益は18,619百万円である。

4. 財務健全性

「堅固な財務基盤の確立」を目指し、格付戦略を核とした最適資本構成の追求を行う。2025年度には日系格付機関による発行体格付で「A-」以上の格付引上げが可能となる財務水準(デット・エクイティ・レシオ0.5倍台、有利子負債/EBITDA倍率3倍台)をイメージする。2024年度実績はデット・エクイティ・レシオ0.4倍、有利子負債/EBITDA倍率3.8倍であった。政策保有株式の縮減を推進し、売却資金を自己株式取得、成長投資、環境投資に活用する。2025年3月期の有利子負債は59,469百万円、総資産は257,107百万円、純資産は133,572百万円である。

5. 株主還元

持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現するための投資を優先したうえで、増配および中間配当を検討し、原則として1株当たり50円以上の年間配当金および連結自己資本総還元率3%以上を目安とする。2025年3月期の年間配当金は70円、連結自己資本総還元率は4.6%であった。自己株式取得については、2024年3月期から2026年3月期までの3年間で130億円程度を予定する。

6. 注目ポイント

PBR1倍超の早期実現を重要な経営課題と認識し、企業価値創造力の向上と適切な情報開示、投資者との積極的な対話に努める。ROE8%程度、連結営業利益130億円程度の目標を掲げる。カーボンニュートラルおよび環境保全に係る投資を強化し、2050年度までのCO2排出量削減目標を公表する。事業等のリスクとして、為替変動、非鉄金属市況変動、金利上昇、需要変動、カントリーリスク、新製品開発、情報セキュリティ、気候変動等が挙げられる。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W4TJ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
170.9B 9.2倍 1.3倍 0.0% 4,690.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 201.2B 188.3B 214.2B
営業利益 9.8B 8.5B 9.0B
純利益 18.6B 16.1B 6.2B
EPS 510.6 429.3 162.0
BPS 3,696.3 3,493.1 2,700.9

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.11%
朝日生命保険相互会社0.07%
清和綜合建物株式会社0.05%
株式会社川嶋0.05%
野村絢0.04%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
株式会社三光0.03%
GOVERNMENT OF NORWAY0.02%
中央日本土地建物株式会社0.02%
茜会0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-21野村證券株式会社 4.03%(1.03%)
2025-02-20株式会社シティインデックスイレブンス 3.94%(1.11%)
2025-01-20野村證券株式会社 5.06%+5.06%
2025-01-20株式会社シティインデックスイレブンス 5.05%+5.05%
2024-09-20三井住友信託銀行株式会社 4.40%(1.24%)
2024-08-06三井住友信託銀行株式会社 5.64%(0.91%)
2024-03-06三井住友信託銀行株式会社 6.55%(0.96%)
2022-12-27株式会社川嶋 6.79%+1.02%
2022-11-11株式会社川嶋 5.77%+0.76%
2022-11-08野村證券株式会社 4.67%(0.76%)
2022-11-07三井住友信託銀行株式会社 7.51%(1.05%)
2022-10-12株式会社川嶋 6.02%+1.01%
2022-07-25株式会社川嶋 5.01%+2.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-09TDNetその他古河機金株式会社アーステクニカ株式譲渡契約締結に関するお知らせ5,190+19.27%
2026-02-09TDNetその他古河機金自己株式の消却に関するお知らせ5,190+19.27%
2026-02-09TDNet業績修正古河機金2026年3月期 通期業績予想および期末配当予想の修正に関するお知らせ5,190+19.27%
2026-02-09TDNet決算古河機金2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)5,190+19.27%
2026-02-02TDNet配当・還元古河機金自己株式の取得状況に関するお知らせ4,605+3.47%
2026-01-21EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 4.03%4,595-1.41%
2026-01-05TDNet配当・還元古河機金自己株式の取得状況に関するお知らせ3,915+4.09%
2025-12-01TDNet配当・還元古河機金自己株式の取得状況に関するお知らせ4,055-4.56%
2025-11-04TDNet配当・還元古河機金自己株式の取得状況に関するお知らせ3,185-5.02%
2025-10-01TDNet配当・還元古河機金自己株式の取得状況に関するお知らせ2,741+0.07%
2025-09-01TDNet配当・還元古河機金自己株式の取得状況に関するお知らせ2,791+1.22%
2025-08-01TDNet配当・還元古河機金自己株式の取得状況に関するお知らせ2,440-1.52%
2025-07-25TDNetその他古河機金譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ2,435-2.01%
2025-07-01TDNet配当・還元古河機金自己株式の取得状況に関するお知らせ2,139+5.61%
2025-02-20EDINET大量保有株式会社シティインデックスイレブンス大量保有 3.94%
2025-01-20EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.06%
2025-01-20EDINET大量保有株式会社シティインデックスイレブンス大量保有 5.05%
2024-09-20EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 4.4%
2024-08-06EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 5.64%
2024-03-06EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 6.55%