Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ニッポンインシュア株式会社 (5843)

ニッポンインシュアは、賃貸住宅の家賃債務保証サービスを中核とする保証事業を展開する。入居者の連帯保証人となり、初回保証料と更新保証料を受領するストック型収益モデルを構築し、不動産管理会社へ代位弁済を行う。独自開発の契約管理クラウドシステム「Cloud Insure」で不動産管理会社の業務効率化を支援し、審査・回収ノウハウを蓄積することを競争優位性とする。機関保証普及を背景に、介護費・入院費債務保証サービスも展開し、成長を図る。 [本社]福岡市中央区 [創業]2002年 [上場]2023年

ニッポンインシュアは、保証事業を中核に展開する。主力は賃貸住宅の家賃債務保証サービスであり、入居者の連帯保証人の役割を果たす。不動産管理会社を通じて入居希望者の審査を行い、保証委託契約を締結する。収益は入居者から受領する初回保証料と1年ごとの更新保証料が中心であり、ストック型収益モデルを構築する。多彩なプランを提供し、管理会社のニーズに応じた設計も行う。入居者が家賃を滞納した際は、当社が不動産管理会社へ代位弁済し、安定的な家賃収入を確保する。

競争優位性(Moat)として、独自開発の契約管理クラウドシステム「Cloud Insure」を不動産管理会社に提供する。このシステムは、契約書ダウンロード、書類アップロード、顧客情報閲覧、代位弁済請求、支払明細書発行などを可能にし、不動産管理会社の業務負担軽減と効率改善に貢献する。これにより、顧客である不動産管理会社との関係を強化し、スイッチングコストを高める。さらに、個人信用情報や社内データ、各種照会機関を利用した厳格な与信審査、および滞納初期段階から累積滞納者までをカバーする管理回収体制により、ノウハウを蓄積し、信用リスク管理を強化する。

家賃債務保証サービスで培ったノウハウを活かし、介護費債務保証サービスと入院費債務保証サービスも展開する。介護費債務保証は介護施設のサービス利用者の連帯保証人となり、初回保証料と更新保証料を受領する。入院費債務保証は入院患者の連帯保証人となり、医療機関から保証委託料を受領するモデルであり、大手損保会社の保証機関型信用保険に加入することで、当社の未収金リスクを抑制する。その他事業として、コインランドリー3店舗、フィットネスクラブ6店舗のフランチャイズ運営を行う。

当社は2002年4月、株式会社エム・サポートとして建築コンサルタント業で創業した。2008年10月に家賃債務保証サービスを開始し、事業の軸を転換する。2013年12月には複数の家賃債務保証事業を譲受し、事業規模を拡大する。2014年4月に商号をニッポンインシュア株式会社へ変更した。2018年3月には国土交通大臣による家賃債務保証業者登録を完了する。2019年10月には介護費債務保証サービスと入院費債務保証サービスの販売を開始し、保証事業の多角化を進めた。2023年10月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場する。

日本の社会情勢は、少子高齢化や単身世帯・ひとり親世帯の増加により、連帯保証人を頼めない人が増加する傾向にある。民間賃貸住宅市場において家賃債務保証サービスの重要性が高まり、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会の調査では、賃貸住宅管理会社の93.00%が機関保証への加入を必須とする。この機関保証の普及が当社の主要な成長ドライバーとなる。また、高齢化の進展は介護・医療分野での保証ニーズも高める。

中長期的な経営戦略として、基幹ビジネスである家賃債務保証サービスの新たな商品開発や管理会社のニーズに合わせた商品設計を行い、既存商圏のシェア拡大と新規商圏への展開を積極的に進める。家賃債務保証サービスで培ったノウハウを活かし、介護・医療分野での保証商品拡大を図ることを成長ドライバーとする。過去にはM&Aを通じて事業規模を拡大しており、これも成長戦略の一環である。IT化の推進による業務効率向上、コスト削減、リスク管理強化、回収率向上も成長に寄与する。

経営上の目標達成状況を判断する客観的な指標として、初回保証契約件数、初回保証契約単価、求償債権発生率、求償債権回収率を重視する。

当社は保証事業の性質上、代位弁済による信用リスクが存在するが、与信審査や滞納管理回収体制を構築し、貸倒引当金等を計上することでリスクに備える。

当社は株主還元として配当を実施する。新株予約権の行使による株式価値の希薄化リスクを認識する。

当社の事業を取り巻くリスクとして、家賃保証業界の参入障壁が低いことによる競争激化が挙げられる。また、賃貸不動産市況の低迷や経済環境の悪化による信用リスク(代位弁済額の増加、回収不能債権の増加)も重要なリスク要因である。法的規制の変更、情報システム障害、個人情報漏洩、人材確保・育成の課題、風評被害、関連当事者取引も事業に影響を及ぼす可能性がある。

これらの課題に対し、当社は保証事業の開拓・展開として、新規取引先の開拓、既存クライアントへの「Cloud Insure」のリニューアルや商品改訂・開発を促進する。介護費・入院費債務保証サービスはパートナー企業との協業を通じて成長事業としての展開を加速させる。IT化の推進により業務効率向上とコスト削減を図り、審査業務のリスク管理強化や滞納回収率向上に努める。また、優秀な人材の確保と教育研修の実施を重点課題として、企業価値向上に取り組む。

出典: 有価証券報告書 (2025-09) doc_id=S100XCA4 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
6.8B 12.7倍 2.7倍 0.0% 2,393.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 3.7B 3.2B 2.9B
営業利益 759M 418M 292M
純利益 528M 280M 197M
EPS 188.5 100.7 98.4
BPS 883.3 707.8 551.2

大株主

株主名持株比率
豊島不動産株式会社0.11%
株式会社Mサポート0.11%
株式会社サンコー管理0.11%
三好修0.05%
三好京子0.04%
矢野泉0.04%
竹村洋一0.03%
坂本真也0.03%
德岡拓郎0.03%
鈴木知幸0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-05-21光通信株式会社 3.72%(1.32%)
2024-11-19光通信株式会社 5.04%+5.04%
2024-03-26豊島不動産株式会社 9.88%+2.43%
2023-11-22野村證券株式会社 0.06%(0.16%)
2023-11-08野村證券株式会社 8.36%+8.36%
2023-11-01豊島不動産株式会社 5.09%+5.09%
2023-11-01豊島不動産株式会社 6.23%+1.14%
2023-11-01豊島不動産株式会社 7.45%+1.22%
2023-11-01豊島不動産株式会社 6.23%+1.14%
2023-11-01豊島不動産株式会社 7.45%+1.22%
2023-10-31豊島不動産株式会社 7.07%+7.07%
2023-10-11三好 修 32.45%+29.45%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-05-21EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 3.72%1,852-1.78%
2024-11-19EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 5.04%
2024-03-26EDINET大量保有豊島不動産株式会社大量保有 9.88%
2023-11-22EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 0.06%
2023-11-08EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 8.36%
2023-11-01EDINET大量保有豊島不動産株式会社大量保有 5.09%
2023-11-01EDINET大量保有豊島不動産株式会社大量保有 6.23%
2023-11-01EDINET大量保有豊島不動産株式会社大量保有 7.45%
2023-11-01EDINET大量保有豊島不動産株式会社大量保有 6.23%
2023-11-01EDINET大量保有豊島不動産株式会社大量保有 7.45%
2023-10-31EDINET大量保有豊島不動産株式会社大量保有 7.07%
2023-10-11EDINET大量保有三好 修大量保有 32.45%