ニッポンインシュアは、保証事業を中核に展開する。主力は賃貸住宅の家賃債務保証サービスであり、入居者の連帯保証人の役割を果たす。不動産管理会社を通じて入居希望者の審査を行い、保証委託契約を締結する。収益は入居者から受領する初回保証料と1年ごとの更新保証料が中心であり、ストック型収益モデルを構築する。多彩なプランを提供し、管理会社のニーズに応じた設計も行う。入居者が家賃を滞納した際は、当社が不動産管理会社へ代位弁済し、安定的な家賃収入を確保する。
競争優位性(Moat)として、独自開発の契約管理クラウドシステム「Cloud Insure」を不動産管理会社に提供する。このシステムは、契約書ダウンロード、書類アップロード、顧客情報閲覧、代位弁済請求、支払明細書発行などを可能にし、不動産管理会社の業務負担軽減と効率改善に貢献する。これにより、顧客である不動産管理会社との関係を強化し、スイッチングコストを高める。さらに、個人信用情報や社内データ、各種照会機関を利用した厳格な与信審査、および滞納初期段階から累積滞納者までをカバーする管理回収体制により、ノウハウを蓄積し、信用リスク管理を強化する。
家賃債務保証サービスで培ったノウハウを活かし、介護費債務保証サービスと入院費債務保証サービスも展開する。介護費債務保証は介護施設のサービス利用者の連帯保証人となり、初回保証料と更新保証料を受領する。入院費債務保証は入院患者の連帯保証人となり、医療機関から保証委託料を受領するモデルであり、大手損保会社の保証機関型信用保険に加入することで、当社の未収金リスクを抑制する。その他事業として、コインランドリー3店舗、フィットネスクラブ6店舗のフランチャイズ運営を行う。
当社は2002年4月、株式会社エム・サポートとして建築コンサルタント業で創業した。2008年10月に家賃債務保証サービスを開始し、事業の軸を転換する。2013年12月には複数の家賃債務保証事業を譲受し、事業規模を拡大する。2014年4月に商号をニッポンインシュア株式会社へ変更した。2018年3月には国土交通大臣による家賃債務保証業者登録を完了する。2019年10月には介護費債務保証サービスと入院費債務保証サービスの販売を開始し、保証事業の多角化を進めた。2023年10月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場する。
日本の社会情勢は、少子高齢化や単身世帯・ひとり親世帯の増加により、連帯保証人を頼めない人が増加する傾向にある。民間賃貸住宅市場において家賃債務保証サービスの重要性が高まり、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会の調査では、賃貸住宅管理会社の93.00%が機関保証への加入を必須とする。この機関保証の普及が当社の主要な成長ドライバーとなる。また、高齢化の進展は介護・医療分野での保証ニーズも高める。
中長期的な経営戦略として、基幹ビジネスである家賃債務保証サービスの新たな商品開発や管理会社のニーズに合わせた商品設計を行い、既存商圏のシェア拡大と新規商圏への展開を積極的に進める。家賃債務保証サービスで培ったノウハウを活かし、介護・医療分野での保証商品拡大を図ることを成長ドライバーとする。過去にはM&Aを通じて事業規模を拡大しており、これも成長戦略の一環である。IT化の推進による業務効率向上、コスト削減、リスク管理強化、回収率向上も成長に寄与する。
経営上の目標達成状況を判断する客観的な指標として、初回保証契約件数、初回保証契約単価、求償債権発生率、求償債権回収率を重視する。
当社は保証事業の性質上、代位弁済による信用リスクが存在するが、与信審査や滞納管理回収体制を構築し、貸倒引当金等を計上することでリスクに備える。
当社は株主還元として配当を実施する。新株予約権の行使による株式価値の希薄化リスクを認識する。
当社の事業を取り巻くリスクとして、家賃保証業界の参入障壁が低いことによる競争激化が挙げられる。また、賃貸不動産市況の低迷や経済環境の悪化による信用リスク(代位弁済額の増加、回収不能債権の増加)も重要なリスク要因である。法的規制の変更、情報システム障害、個人情報漏洩、人材確保・育成の課題、風評被害、関連当事者取引も事業に影響を及ぼす可能性がある。
これらの課題に対し、当社は保証事業の開拓・展開として、新規取引先の開拓、既存クライアントへの「Cloud Insure」のリニューアルや商品改訂・開発を促進する。介護費・入院費債務保証サービスはパートナー企業との協業を通じて成長事業としての展開を加速させる。IT化の推進により業務効率向上とコスト削減を図り、審査業務のリスク管理強化や滞納回収率向上に努める。また、優秀な人材の確保と教育研修の実施を重点課題として、企業価値向上に取り組む。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 6.8B | 12.7倍 | 2.7倍 | 0.0% | 2,393.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3.7B | 3.2B | 2.9B |
| 営業利益 | 759M | 418M | 292M |
| 純利益 | 528M | 280M | 197M |
| EPS | 188.5 | 100.7 | 98.4 |
| BPS | 883.3 | 707.8 | 551.2 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 豊島不動産株式会社 | 0.11% |
| 株式会社Mサポート | 0.11% |
| 株式会社サンコー管理 | 0.11% |
| 三好修 | 0.05% |
| 三好京子 | 0.04% |
| 矢野泉 | 0.04% |
| 竹村洋一 | 0.03% |
| 坂本真也 | 0.03% |
| 德岡拓郎 | 0.03% |
| 鈴木知幸 | 0.03% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-05-21 | 光通信株式会社 | 3.72% | (1.32%) |
| 2024-11-19 | 光通信株式会社 | 5.04% | +5.04% |
| 2024-03-26 | 豊島不動産株式会社 | 9.88% | +2.43% |
| 2023-11-22 | 野村證券株式会社 | 0.06% | (0.16%) |
| 2023-11-08 | 野村證券株式会社 | 8.36% | +8.36% |
| 2023-11-01 | 豊島不動産株式会社 | 5.09% | +5.09% |
| 2023-11-01 | 豊島不動産株式会社 | 6.23% | +1.14% |
| 2023-11-01 | 豊島不動産株式会社 | 7.45% | +1.22% |
| 2023-11-01 | 豊島不動産株式会社 | 6.23% | +1.14% |
| 2023-11-01 | 豊島不動産株式会社 | 7.45% | +1.22% |
| 2023-10-31 | 豊島不動産株式会社 | 7.07% | +7.07% |
| 2023-10-11 | 三好 修 | 32.45% | +29.45% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-05-21 | EDINET | 大量保有 | 光通信株式会社 | 大量保有 3.72% | 1,852 | -1.78% |
| 2024-11-19 | EDINET | 大量保有 | 光通信株式会社 | 大量保有 5.04% | — | — |
| 2024-03-26 | EDINET | 大量保有 | 豊島不動産株式会社 | 大量保有 9.88% | — | — |
| 2023-11-22 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 0.06% | — | — |
| 2023-11-08 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 8.36% | — | — |
| 2023-11-01 | EDINET | 大量保有 | 豊島不動産株式会社 | 大量保有 5.09% | — | — |
| 2023-11-01 | EDINET | 大量保有 | 豊島不動産株式会社 | 大量保有 6.23% | — | — |
| 2023-11-01 | EDINET | 大量保有 | 豊島不動産株式会社 | 大量保有 7.45% | — | — |
| 2023-11-01 | EDINET | 大量保有 | 豊島不動産株式会社 | 大量保有 6.23% | — | — |
| 2023-11-01 | EDINET | 大量保有 | 豊島不動産株式会社 | 大量保有 7.45% | — | — |
| 2023-10-31 | EDINET | 大量保有 | 豊島不動産株式会社 | 大量保有 7.07% | — | — |
| 2023-10-11 | EDINET | 大量保有 | 三好 修 | 大量保有 32.45% | — | — |