Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ダイケン (5900)

株式会社ダイケンは、建築金物、外装用建材、エクステリア製品の製造販売・取付工事を主力とし、不動産賃貸も手掛ける。1924年創業以来、開発・製造から販売まで一貫体制を構築し、金属製品製造のノウハウとISO9001品質管理体制を競争優位性とする。特許出願で知的財産権を保護し、建設業許認可や設備投資規模が参入障壁となる。国内建設市場のストック需要や公共投資、海外市場開拓を成長ドライバーとし、新分野・新市場開拓に向けた研究開発を推進する。 [本社]大阪市淀川区 [創業]1924年 [上場]1997年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社ダイケンは、建築金物、外装用建材、エクステリア製品の製造販売及び取付工事を行う建築関連製品事業と、単身者向け賃貸マンションや貸店舗を運営する不動産賃貸事業を展開する。1924年の創業以来、金属製品製造販売で培ったノウハウと、開発・製造から販売まで一貫した体制を構築する。ISO9001品質マネジメントシステムに基づく品質管理体制を整備し、特許出願により知的財産権を保護する。建設業等の事業許認可や工場設備への投資規模は参入障壁となる。不動産賃貸事業はストック型収益を確保し、建築関連製品事業では既存物件の老朽化に伴うストック市場の需要を取り込むビジネスモデルを持つ。

2. 沿革ハイライト

1924年4月、藤岡製作所として創業し、1948年3月に株式会社植製作所を設立する。1963年4月に商号を株式会社ダイケンに変更し、千葉工場を新設してエクステリア関連製品の開発製造を強化する。1970年代には全国各地に営業所を設置し、営業体制を拡充する。1992年3月にはグループ会社2社を吸収合併し、大建鋼業の営業を譲り受けることで経営基盤を強化・拡充した。1997年2月に日本証券業協会に店頭登録し、2004年12月にジャスダック証券取引所に上場する。2008年10月には千葉工場を成田工場として移転し、内製化強化と物流コスト低減を図る。2022年4月、東京証券取引所スタンダード市場に移行する。

3. 収益・成長

国内建設市場は人口減少により縮小傾向にあるものの、災害復旧・復興などの公共投資や堅調な企業収益を背景とした設備投資、既存物件の老朽化に伴うストック市場の大きな需要を成長機会と捉える。新分野・新市場開拓、強みのある商材への注力、自社製品の価値向上、海外市場開拓を成長ドライバーとする。研究開発活動を積極的に行い、顧客ニーズに応える製品を開発する。金物分野では工場作業効率向上・省人化に寄与するモーター駆動用複写や、操作性・耐火気密性を向上させた点検口を開発する。建材分野では新形状ルーバーのサイズ拡充や有孔折板への和柄パターン追加、エクステリア分野では環境配慮型のソーラーサイクルロビーやサンシェード、多様な設置環境に対応する自転車ラックを開発する。収益性改善の客観的指標として限界利益及び売上高経常利益率を重要視する。直近の売上高は11,024,531千円、営業利益は295,307千円、純利益は246,189千円を計上する。

4. 財務健全性

直近の総資産は15,781,101千円、純資産は13,206,443千円である。現金及び現金同等物は2,858,026千円を保有し、有利子負債は0円である。この無借金経営は高い財務健全性を示す。

5. 株主還元

直近の年間配当金は1株当たり20.0円である。発行済株式総数は5,970,480株である。

6. 注目ポイント

国内経済の物価高止まり、調達コスト上昇、人手不足が続く厳しい経営環境を認識する。為替変動や原材料価格の市況変動リスク、特定顧客である杉田エース株式会社への売上高依存(約20%)によるリスクを抱える。知的財産権侵害、公的規制遵守、製品欠陥、情報管理、自然災害に関するリスクも認識する。これらの課題に対し、コスト高への対応として、短納期化や高付加価値製品提供による価格への適切反映、部品・部材の共通化、システム統一、事務処理業務集約化による原価低減を図る。不動産賃貸事業では、法人テナントの早期獲得と大規模修繕物件の入居率維持・向上に取り組む。海外市場開拓も進める方針である。

出典: 有価証券報告書 (2025-02) doc_id=S100VTY7 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.9B 18.2倍 0.3倍 0.0% 818.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 11.0B 10.9B 10.6B
営業利益 295M 448M 431M
純利益 246M 329M 316M
EPS 44.9 60.0 57.1
BPS 2,408.4 2,380.3 2,308.8

大株主

株主名持株比率
藤 岡 洋 一0.20%
ダイケン取引先持株会0.09%
株式会社りそな銀行0.04%
藤 岡 純 一0.04%
藤 岡 秀 一0.04%
押 木 信 吉0.04%
株式会社三井住友銀行0.03%
ダイケン従業員持株会0.03%
THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LIMITED- HONG KONG PRIVATE BANKING DIVISION CLIENT A/C 8028-394841 (常任代理人香港上海銀行東京支店)0.03%
粂 井 孝 子0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-05-11シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社 0.00%(5.02%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-17TDNet人事ダイケン組織変更及び役員人事に関するお知らせ879-0.91%
2026-01-09TDNet決算ダイケン2026年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)850+0.35%
2026-01-06TDNet業績修正ダイケン通期連結業績予想の修正に関するお知らせ836+1.91%
2025-12-02TDNetM&Aダイケン公開買付けへの応募及び特別利益の計上見込み関するお知らせ831+1.56%
2025-10-10TDNet決算ダイケン2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)832-1.56%
2025-09-30TDNet業績修正ダイケン連結決算への移行に伴う連結業績予想の公表及び個別業績予想の修正に関するお知らせ832+0.96%
2025-07-04TDNet決算ダイケン2026年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)870-6.78%
2022-05-11EDINET大量保有シンプレクス・アセット・マネジメント株式変更