株式会社横河ブリッジホールディングスは、1907年創業の我が国最初の橋梁・鉄骨専業メーカーを源流とする持株会社である。グループは当社、連結子会社5社、持分法適用会社1社、持分法を適用しない非連結子会社2社により構成され、持株会社としてグループの有機的かつ効率的な統括を図る。グループ各社は、橋梁をはじめとする鋼構造物の設計・製作・現場施工と、それに関連する事業を主たる業務とする。
主要セグメントは橋梁事業、エンジニアリング関連事業、先端技術事業、不動産事業である。橋梁事業は新設橋梁の設計・製作・施工および既設橋梁の維持補修を行う。エンジニアリング関連事業では、システム建築(yess建築)の設計・製作・施工、可動建築システム(YMA)、太陽光発電システムの現場据付、トンネル用セグメントなどの地下構造物、海洋構造物・港湾構造物の設計・製作、超高層ビル等の鉄骨建方、コンクリート製品の製作・建方工事、水処理事業を行う。先端技術事業は、永年の橋梁事業で蓄積されたCAD・CAM技術、設計技術、解析技術を駆使し、精密機器製造(液晶パネル・有機ELパネル・半導体製造装置向け高精度フレーム)やソフトウェア開発を行う。不動産事業は、保有不動産の一部を物流倉庫等として貸し出し、不動産収入を得る。
競争優位性(Moat)と参入障壁: 当社グループは、創業以来の歴史と我が国最初の橋梁・鉄骨専業メーカーとしての実績により、鋼構造物に関する高度な技術力とノウハウを蓄積する。橋梁事業で培われたCAD・CAM技術、設計技術、解析技術を精密機器製造事業に応用する能力は技術的優位性を示す。システム建築事業では「トップシェアの維持拡大を図る」と明記されており、この分野での支配的地位とブランド力を有する。研究開発では、STEEL-C.A.P.工法、NYラピッドブリッジ、YNタフドレーン、cusa、高断熱yess建築、五面鋼殻合成セグメントなど多数の新技術を開発する。大規模な工場設備(大阪工場、千葉工場、岸和田工場、茂原工場、ブリッジステージいずみ工場)への設備投資、高度な現場施工能力、専門人材の確保・育成は新規参入に対する高い参入障壁となる。保全事業の強化は顧客のスイッチングコストを高め、安定的な収益基盤を構築する。
当社は1907年2月、工学博士横河民輔により我が国最初の橋梁・鉄骨専業メーカーとして大阪市西区に創業した。1918年5月株式会社に組織変更。1952年6月株式を公開し店頭取引株となる。1961年10月東京証券取引所市場第二部へ上場、1962年8月市場第一部へ上場する。1963年4月現場工事部門を分離し横河工事株式会社を設立。1984年7月情報処理事業を分離し株式会社横河技術情報を設立する。2001年8月システム建築事業部を分離独立させ株式会社横河システム建築を設立する。2007年8月当社を分割会社、株式会社横河橋梁を承継会社とする分社型吸収分割を行い、持株会社体制へ移行するとともに、商号を株式会社横河ブリッジホールディングスに変更した。2009年10月株式会社住金ブリッジ(現株式会社横河NSエンジニアリング)の株式を取得し連結子会社とする。2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、プライム市場へ移行した。
当社グループは、新設橋梁の発注量が低調に推移する見通しの中、高速道路の大規模更新・大規模修繕や大阪湾岸道路西伸部といった保全事業の需要拡大を成長ドライバーとする。システム建築事業では、鉄骨造の非住宅建築市場の復調と、長期的にはバブル期に建設された建築物の更新需要を取り込み、トップシェアの維持拡大を目指す。土木関連事業では、リニア中央新幹線や羽田アクセス線などの大型プロジェクトに加え、原子力発電・洋上風力発電・港湾リニューアルといった新規分野への積極的な進出を図る。
2025年度を初年度とする第7次中期経営計画では、「成長分野へのグループ経営資源の積極投入と収益構造の強靭化」を基本方針に掲げ、橋梁の保全事業、システム建築事業、エンジニアリング事業のうち土木関連事業、そして全社的なデジタル化の推進を注力分野とする。新中計の最終年度の数値目標は売上高2,000億円、営業利益185億円、1株当たり当期純利益350円である。研究開発活動は、鋼構造の基礎技術取得および革新を中心とし、保有する要素技術を応用し、商品開発や新技術開発を実施する。デジタル化推進として、国交省が推進する建設業全体のデータ連携・活用に対応するシステム開発や、画像認識AI技術による検査システム、生成AIを活用した業務効率化システムの検討・開発を進める。
2025年3月31日現在の総資産は216,179百万円、純資産は129,091百万円である。自己資金により設備投資を賄う方針であり、当連結会計年度においても5,775百万円の設備投資を自己資金で実施した。現金及び現金同等物は16,832百万円を保有する。有利子負債は34,500百万円である。
2025年3月31日現在の1株当たり当期純利益(EPS)は317.02円、1株当たり純資産(BPS)は3229.02円である。年間配当金は1株当たり110.0円を実施する。
当社グループは、社会インフラ老朽化に伴う保全需要拡大を捉え、橋梁の保全事業を成長基盤と位置付ける。システム建築事業におけるトップシェア維持拡大と、土木関連事業における新規分野への進出は、今後の収益成長を牽引する可能性を秘める。永年の技術蓄積と研究開発による新技術創出、全社的なデジタル化推進は、競争優位性をさらに強化する要素となる。
経営上の最大のリスクは重大事故の発生であり、現場工事の安全確保を最重要課題とする。リスク対策として、AIカメラを用いた安全監視システムの開発・導入を推進する。検査不正リスクに対しては、デジタル技術活用によるプロセス省人化・自動化、人が介在できない報告書作成・チェック機能、定期的な人事異動で対応する。人材確保・育成リスクに対しては、階層や役割に応じた体系的な教育・研修制度、計画的なジョブローテーション制度、キャリア形成に資する自己申告制度、ライフイベントを見据えた人事制度を構築する。これらの統合リスク管理体制は、企業価値向上に資する取り組みである。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 121.4B | 13.5倍 | 0.8倍 | 4.6% | 2,813.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 198.0B | 143.9B | 159.0B |
| 営業利益 | 12.0B | 13.5B | 12.0B |
| 純利益 | 8.2B | 8.7B | 8.1B |
| EPS | 208.2 | 218.3 | 203.7 |
| BPS | — | 3,419.7 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.13% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.08% |
| 日本製鉄株式会社 | 0.05% |
| 横河電機株式会社 | 0.04% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.03% |
| 横河ブリッジホールディングス 従業員持株会 | 0.02% |
| RE FUND 107-CLIENT AC (常任代理人 シティバンク、 エヌ・エイ東京支店) | 0.02% |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 | 0.02% |
| 日本生命保険相互会社 | 0.01% |
| JPモルガン証券株式会社 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-06-19 | 三井住友信託銀行株式会社 | 4.02 | |
| 2025-06-06 | 株式会社みずほ銀行 | 0.01 | |
| 2025-01-10 | 株式会社みずほ銀行 | 0.01 | |
| 2025-01-09 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 3.74 | |
| 2024-09-24 | 野村證券株式会社 | 5.43 | |
| 2024-09-20 | 三井住友信託銀行株式会社 | 5.38 | |
| 2024-08-06 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 5.04 | |
| 2023-11-21 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 3.81 | |
| 2023-11-21 | 三井住友信託銀行株式会社 | 6.66 | |
| 2023-08-04 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 5.0 | |
| 2023-06-07 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 3.98 | |
| 2022-11-07 | 三井住友信託銀行株式会社 | 5.37 | |
| 2022-06-21 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 5.02 | |
| 2022-05-20 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 4.7 | |
| 2022-05-19 | 三井住友信託銀行株式会社 | 6.48 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-24 | TDNet | 株式会社ビーアールホールディングス株券等(証券コード:1726)に対する 公開買付けの結果及び子会社 | — | — | ||
| 2026-03-24 | TDNet | tender_offer: 株式会社ビーアールホールディングス株券等(証券コード:1726)に対する | — | — | ||
| 2026-02-04 | TDNet | 株式会社ビーアールホールディングス株券等(証券コード:1726)に 対する公開買付けの開始に関するお | — | — | ||
| 2026-02-04 | TDNet | tender_offer: 株式会社ビーアールホールディングス株券等(証券コード:1726)に 対す | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | 代表取締役の異動および役員人事に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | earnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2026-01-28 | TDNet | 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-01-28 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-01-05 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-01-05 | TDNet | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-02 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-02 | TDNet | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-11-04 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-11-04 | TDNet | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-10-29 | TDNet | earnings: 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2025-10-29 | TDNet | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2025-10-02 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-10-02 | TDNet | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-09-02 | TDNet | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — |