Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

岡部株式会社 (5959)

岡部株式会社は、建設資機材の製造販売を主力とし、工法開発から製造・販売まで一貫する垂直統合型ビジネスモデルを構築。1951年のフォームタイ製品化に代表される長年の技術蓄積と研究開発力が競争優位性。国内では省力化・防災減災・環境対策ニーズに対応し、北米・ASEANでのグローバル展開、海洋ブルーカーボン事業化を成長ドライバーとする。DX推進による顧客価値提供とサステナビリティ経営も強化し、グローバル・ソリューションプロバイダーを目指す。 [本社]東京都墨田区 [創業]1917年 [上場]1972年

1. 事業概要と競争優位性

岡部株式会社は、建設資機材の製造販売を主力事業とし、仮設・型枠、土木、構造機材製品、国内外の建材商品を扱う。関連工法の開発から製品の製造、販売までを一貫して行う垂直統合型ビジネスモデルを構築している。

競争優位性は、1951年のフォームタイ製品化に代表される長年の技術蓄積と研究開発力に裏付けられる。総合実験センターを新設し、鉄骨構造用露出柱脚工法、耐震制振部材、梁開口補強工法、鉄筋継手、コンクリート型枠合理化工法など、多岐にわたる工法・製品開発を行う。製造設備への大規模投資、国内外に広がる製造・販売ネットワーク、主要製品の内製化も参入障壁となる。

環境対応も強みであり、建設現場でのPコン回収・リサイクルサービスやEcoPコンの発売、海洋事業でのブルーカーボン事業化に向けた魚礁・藻場礁の普及に取り組む。TCFD提言への賛同やSBT認定の取得も行い、サステナビリティ経営を推進している。

2. 沿革ハイライト

岡部株式会社は1917年に創業し、1944年に岡部鉄工株式会社を設立。1951年にはフォームタイの製品化に成功した。1972年に東証二部上場、1991年には市場第一部へ指定替えとなった。

海外展開は1977年の米国進出を皮切りに加速し、2022年にはインドネシアに販売子会社を設立しASEAN市場への展開を強化している。M&A戦略も積極的に活用し、2017年には機械式鉄筋継手の株式会社富士ボルト製作所、2018年には産業機械製品の株式会社河原を買収し事業領域を拡大した。2017年には総合実験センターを新設し研究開発体制を強化。2022年には東京証券取引所のプライム市場へ移行している。

3. 収益・成長戦略

当社グループは「安全・安心の提供を通じて社会に貢献する」を経営理念とし、2040年の将来像として「世界中の人々の生活に安全・安心を提供するグローバル・ソリューションプロバイダー」を掲げる。中期経営計画「OX-2026」では、カスタマー・セントリック、人的資本経営の実践と経営基盤の強化、DXのさらなる推進を事業戦略の骨子とする。

成長ドライバーは多岐にわたる。国内では、省力化・防災減災・環境対策などの社会課題解決に貢献する製品・工法の提案に注力し、仮設型枠・土木・構造機材分野における成長戦略を加速する。海外では、北米とASEAN市場に適したソリューション提供による建設事業のグローバル展開を加速。新規事業として、海洋事業におけるブルーカーボン事業を開始する。

M&A、海外展開、新規事業参入は成長戦略リスクとして認識しつつ、市場規模や将来性、既存事業とのシナジー効果を検討し、機会損失の防止に取り組む。DX推進では、基幹システムの刷新や業務プロセスの改革を通じて、顧客への付加価値提供と次世代への技術・ノウハウ承継を目指す。

経営環境は、国内公共投資の底堅い推移と民間設備投資の持ち直しが期待される一方、労務費高騰や鋼材価格高止まりが課題となる。これに対し、コスト低減努力と顧客への適正な価格転嫁に努める。中期経営計画「OX-2026」において、自己資本利益率(ROE)5.2%を目標値として設定している。

4. 財務健全性

当連結会計年度末の総資産は869億円、純資産は595億円である。現金及び現金同等物は113億円に対し、有利子負債は61億円であり、財務基盤は比較的安定していると評価できる。経済危機・景気変動リスクへの対応として、サプライチェーンの強靭性を高めるため「サプライヤー行動規範」を策定し、主要製品の内製化を進める。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VI9Y | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
48.3B 0.8倍 0.0% 979.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 67.8B 78.2B 76.9B
営業利益 4.2B 4.1B 5.3B
純利益 -874M -5.5B 3.8B
EPS -18.9 -118.2 81.3
BPS 1,287.0 1,344.0 1,432.5

大株主

株主名持株比率
トルク株式会社0.12%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.10%
株式会社みずほ銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.05%
株式会社三菱UFJ銀行0.05%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
岡部 和子0.02%
第一生命保険株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.02%
岡部協力会社持株会0.02%
岡部特約店持株会0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-12-22株式会社みずほ銀行 0.03%N/A
2025-12-15株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.15%(2.95%)
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.10%+0.27%
2024-01-05株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.83%(0.59%)
2023-06-19株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.42%(0.56%)
2022-06-22株式会社みずほ銀行 0.05%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-02TDNet配当・還元岡部自己株式の取得状況に関するお知らせ1,023-1.66%
2026-02-27TDNet配当・還元岡部剰余金の配当に関するお知らせ1,039-1.54%
2025-12-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.03%969+0.52%
2025-12-15EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.15%967-1.34%
2025-12-02TDNetその他岡部売出価格等の決定に関するお知らせ933-1.71%
2025-11-21TDNet決算岡部2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)927-1.94%
2025-11-21TDNetその他岡部自己株式の消却に関するお知らせ927-1.94%
2025-11-21TDNetその他岡部株式の売出しに関するお知らせ927-1.94%
2025-10-06TDNetその他岡部インドネシアにおける建材販売店舗“OKABE GALLERY”の閉鎖について915+0.00%
2024-07-29EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 7.1%
2024-01-05EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 6.83%
2023-06-19EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 7.42%
2022-06-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%