Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社フジマック (5965)

株式会社フジマックは業務用厨房機器の製造・販売及び保守修理を手掛ける。厨房機器のリーディングカンパニーとして、永年培った提案力、ノウハウ、技術力を競争優位性とする。生産から保守修理までの一貫体制と地域密着型直販・アフターメンテナンス体制を構築し、顧客のフードビジネスをトータルサポートする。省人化・省エネ・衛生性に優れた製品開発を推進し、海外部門の強化と幅広い業種業態へのマーケット拡大を図る。 [本社]東京都港区南麻布 [創業]1950年 [上場]1996年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社フジマックグループは、業務用厨房機器の製造・販売及び保守修理を単一セグメントとして展開する。当社及び子会社21社で構成され、国内外に製造・販売拠点を有し、グローバルに事業を推進する。

同社は「厨房機器のリーディングカンパニー」として、永年培った「提案力、ノウハウ、技術力」を競争優位性(Moat)とする。生産、物流、設計、施工、営業、サービスの一貫体制を構築し、「フードビジネスのトータルサポート」を実現する。この一貫体制は、新規参入者にとって大規模な設備投資やノウハウ蓄積を要し、高い参入障壁として機能する。地域密着型直販とアフターメンテナンス体制の充実により、顧客のスイッチングコストを高め、顧客ロックイン構造を強化する。保守修理事業はストック型収益の一部を構成する。

製品開発では、業界トップクラスの提案力を活かし、市場ニーズや顧客要望を的確に把握しながら、顧客価値向上とSDGsの両立を目指す新技術導入に取り組む。厨房環境改善、省人化、省エネ、調理性能向上を目的とした基礎研究および応用製品開発に注力する。新冷媒採用リーチイン、再加熱キャビネット、高効率ガス茹で麺機、業界トップクラスの省エネ性能を持つコンベア洗浄機などを開発し、技術的優位性を維持する。

2. 沿革ハイライト

1950年3月、富士厨房設備株式会社として設立し、業務用厨房機器事業を開始する。1982年にシンガポールに販売現地法人を設立し、海外展開に着手する。1990年10月に株式会社フジマックへ社名変更。1996年8月に株式を店頭登録し、1998年2月には東証二部に上場する。

2000年代以降、アジアを中心に海外販売・製造拠点を積極的に展開し、グローバル化を加速する。2021年に太洋エース株式会社、2023年にSOMERVILLE(SINGAPORE) PRIVATE LIMITEDを子会社化し、M&Aによる事業拡大を図る。2022年4月には東京証券取引所の市場区分の見直しによりスタンダード市場へ移行する。2020年7月には東京都港区南麻布に本社を新築移転する。

3. 収益・成長

同社グループの成長ドライバーは、マーケットの一層の拡大、海外部門の強化、優れた製品の開発、ESG経営の推進、M&A戦略である。永年培った提案力、ノウハウ、技術力を活かし、幅広い業種業態の顧客との取引拡大を図る。

海外では製造・営業拠点を増強し、グローバル展開を加速する。製造部門は国内、中国、ベトナムの三拠点連携を強化することで、グローバルでフレキシブルな生産・供給体制を構築する。これにより、コスト競争力向上と品質・安全性・衛生性・機能性向上を目指す。

安全性、衛生性、省エネ性に優れた製品開発を継続し、厨房環境改善と生産性向上に貢献する。ESG経営では、省エネルギー化、脱炭素化、低GWP冷媒導入、エネルギー効率の高い製品開発、デジタル技術導入による省人化・省力化を推進する。M&Aにより事業基盤の拡大や関連事業の補強も図る。

直近の財務データ(2024年12月31日時点)では、売上高45,637百万円、営業利益3,178百万円、純利益2,266百万円を計上する。EPSは172.92円、BPSは1,856.51円である。

4. 財務健全性

同社グループの財務状態は、総資産45,516百万円に対し、純資産24,416百万円を計上する。現金及び現金同等物は9,245百万円であり、有利子負債5,027百万円を上回る。

事業等のリスクは、市場変動、原材料価格・為替相場の変動、債権回収、製品品質、人材確保、グローバル事業活動、M&A、災害発生など多岐にわたる。同社はこれらのリスクに対し、計画的な仕入、製造コスト削減、製品価格への転嫁、与信管理、品質管理、内部統制強化等により対処する方針を示す。

5. 株主還元

同社は株主還元として、当連結会計年度において年間配当金40.0円を実施する。

6. 注目ポイント

同社は、多種多様化・高度化するマーケットニーズに対応するため、生産、物流、設計、施工、営業、サービスの一貫体制を一層強化する方針である。製造部門の三拠点連携強化により、グローバルでフレキシブルな生産・供給体制を構築し、コスト競争力向上と品質・安全性・衛生性・機能性向上を図る。

BCP実現に向けた取り組みを推進し、強靭かつ健全な経営体質の構築を目指す。内部管理面では、内部統制システムを効果的・機能的に運営し、コンプライアンス、リスク管理、労務管理、安全管理を徹底する。

当連結会計年度の設備投資総額は1,856百万円であり、連結子会社の冷機器製造ライン更新等、生産能力と効率向上に投資する。研究開発費は164百万円を投じ、新搬送システムや新型新ドゥコン・発酵庫の基礎研究、新冷媒採用リーチインや再加熱キャビネットなどの新規製品開発を進める。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VJ9K | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
17.5B 7.1倍 0.7倍 0.0% 1,227.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 45.6B 38.5B 32.4B
営業利益 3.2B 2.1B 1.1B
純利益 2.3B 1.7B 993M
EPS 172.9 127.7 75.7
BPS 1,856.5 1,670.5 1,534.6

大株主

株主名持株比率
株式会社ノヴァックス0.34%
熊谷俊範0.08%
フジマック従業員持株会0.05%
株式会社三井住友銀行0.03%
株式会社みずほ銀行0.03%
熊谷俊茂0.03%
INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.02%
常盤ステンレス工業株式会社0.02%
株式会社テーオーシー0.01%
株式会社共立メンテナンス0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-08-06株式会社ノヴァックス 38.79%--
2022-12-22FMR LLC 4.89%(1.17%)
2022-11-08FMR LLC 6.06%(1.29%)
2022-08-10株式会社ノヴァックス 38.79%--
2022-08-04株式会社ノヴァックス 38.79%+0.53%
2022-07-13株式会社ノヴァックス 31.37%+0.14%
2022-07-07株式会社ノヴァックス 38.79%+0.53%
2022-06-30株式会社ノヴァックス 38.26%(4.21%)
2022-06-30熊谷 俊範 38.26%(4.21%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-13TDNetその他フジマック固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ1,099+12.28%
2026-03-13TDNet業績修正フジマック2026年12月期第2四半期(中間期)及び通期業績予想並びに配当予想の修正(特別配当)に関するお知ら1,099+12.28%
2025-12-24TDNet人事フジマック役員人事に関するお知らせ1,064-0.28%
2025-08-06EDINET大量保有株式会社ノヴァックス大量保有 38.79%1,004+0.20%
2022-12-22EDINET大量保有FMR LLC大量保有 4.89%
2022-11-08EDINET大量保有FMR LLC大量保有 6.06%
2022-08-10EDINET大量保有株式会社ノヴァックス大量保有 38.79%
2022-08-04EDINET大量保有株式会社ノヴァックス大量保有 38.79%
2022-07-13EDINET大量保有株式会社ノヴァックス大量保有 31.37%
2022-07-07EDINET大量保有株式会社ノヴァックス大量保有 38.79%
2022-06-30EDINET大量保有株式会社ノヴァックス大量保有 38.26%
2022-06-30EDINET大量保有熊谷 俊範大量保有 38.26%