Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社トーアミ (5973)

株式会社トーアミは、土木建築用資材(溶接金網、鉄筋加工品、メッシュフェンス等)の製造・販売と、型枠大工工事等の土木・建築工事を国内外で展開する。自社積年の技術を活かし、ユーザーニーズを機械設備に反映させ、新製品開発、品質向上、原価低減を図る。全国に分散した生産・販売拠点を持ち、M&Aで事業基盤を強化。資材と工事のセグメント間連携による総合力で新市場を開拓し、ベトナムなど海外市場へも進出する。 [本社]大阪府四條畷市 [創業]1940年 [上場]1995年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社トーアミグループは、土木建築用資材(溶接金網、鉄筋加工品、メッシュフェンス等)の製造・販売と、型枠大工工事等の土木・建築工事を国内外で展開する。国内は当社及び子会社4社、海外はベトナムの持分法適用関連会社が事業を担う。

競争優位性(Moat)は「自社積年の技術」にあり、ユーザーニーズを機械設備に反映させ、高能率・高性能機への更新、品質向上、原価低減を図る。技術力による差別化を追求し、資材と工事のセグメント間連携によるグループ総合力で、複雑化・高度化する顧客ニーズに対応し、新たな市場を開拓する。

参入障壁として、全国に分散された生産・販売拠点が機能し、自然災害時にも事業継続性を確保する。継続的な設備投資と長年の技術・ノウハウ蓄積も参入障壁を形成する。ビジネスモデルの質向上に向け、コスト構造改善及び適正利潤確保に取り組む。

2. 沿革ハイライト

1940年9月、東洋金網株式会社を設立し、各種金網の製造加工及び販売を開始する。1950年10月には溶接金網の生産を開始し、1963年9月にはガラス用溶接金網を開発、セントラル硝子株式会社へ専属納入を開始する。1992年1月、複数社を合併し商号を株式会社トーアミに変更する。1995年12月、大阪証券取引所市場第二部に株式を上場する。1997年10月には関東市場へ進出し、2002年10月には住倉鋼材株式会社を子会社化する。2015年2月にはベトナムに合弁会社SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANYを設立し海外展開を開始する。2022年4月には株式会社渡部建設を、2024年4月にはFDテクノ株式会社及び株式会社中條工務店を子会社化し、事業領域と地域を拡大する。

3. 収益・成長

成長ドライバーとして、M&A戦略による事業基盤の強化が挙げられる。株式会社渡部建設、FDテクノ株式会社、株式会社中條工務店をグループに迎え入れ、土木・建築工事事業の充実と資材セグメントとの連携を進める。FDテクノ株式会社の関東工場新設により市場拡大を図り、グループシナジーの向上を目指す。海外市場では、ベトナムでのワイヤーメッシュ製造・販売に加え、製品の多様化及び国外への輸出事業による販売網拡大に努める。新製品開発、販売手法改善、コスト構造改善、生産性向上のための設備更新も成長戦略に位置付ける。

収益構造においては、主材料価格高騰や輸送コスト増が課題であり、販売価格への転嫁進度により業績に影響を及ぼす可能性がある。これに対し、主材料の調達管理、生産性向上のための設備更新、販売価格の転嫁により適正利潤確保を図る。

直近の業績推移は、売上高がprior2からcurrentにかけて増加傾向を示す。営業利益・純利益はprior1からcurrentにかけて変動する。

4. 財務健全性

2025年3月31日時点の総資産は19,094百万円、純資産は10,800百万円であり、自己資本比率は約56.6%である。現金及び現金同等物は1,789百万円を保有し、有利子負債は4,717百万円である。営業活動によるキャッシュフローは903百万円、投資活動によるキャッシュフローは121百万円と、いずれもプラスを維持する。当連結会計年度の設備投資総額は772百万円であり、主なものは溶接金網機の取得である。

5. 株主還元

年間配当は、15.0円(prior2)から16.0円(current)へと継続的に増加する。2024年6月には執行役員制度を導入し、企業価値向上へのインセンティブとして、譲渡制限付き株式報酬制度の対象を執行役員に拡充する。

6. 注目ポイント

当社グループは、2024年4月から2027年3月までの中期経営計画を策定する。「顧客価値向上に焦点を当てた事業の再構築」「積極的な人的資本投資」「社会貢献と環境経営」を基本方針とし、4つの重点施策に取り組む。

事業等のリスクとして、主材料価格の変動、建設・土木業界の経済状況変化、自然災害、海外事業、情報セキュリティ等が挙げられる。これに対し、調達管理の徹底、新市場開拓、生産拠点分散による事業継続性確保、危機管理体制の整備、情報セキュリティ対策等によりリスクの最小化を図る。サステナビリティへの取り組みも重要な経営課題と認識し、SDGsターゲットに関連した目標を設定し、世界基準の規制強化や取引先からの峻別リスクに対応する。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W5W3 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.0B 0.3倍 0.0% 619.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 18.1B 17.6B 15.4B
営業利益 -112M 325M -107M
純利益 -6M 247M -72M
EPS -1.1 41.4 -11.9
BPS 1,878.9 1,918.3 1,787.4

大株主

株主名持株比率
東洋物産株式会社0.11%
北川 芳仁0.07%
阪和興業株式会社0.07%
伊藤忠丸紅住商テクノスチール株式会社0.06%
小野建株式会社0.06%
トーアミ従業員持株会0.05%
細川 幸祐0.05%
北川 麻理子0.02%
佐々木 裕紀子0.02%
田中 真知子0.02%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-17TDNet配当・還元トーアミ自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果及び取得終了に関するお知らせ607-0.16%
2026-02-16TDNet配当・還元トーアミ自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による 自己株式の買付けに関するお知ら596+1.85%
2026-02-10TDNet決算トーアミ2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)570+6.67%
2025-11-11TDNet決算トーアミ2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)540+1.48%