Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

東プレ株式会社 (5975)

東プレは自動車用プレス部品・金型、冷凍・冷蔵車、空調機器、電子機器を製造・販売する。プレス関連では超高強度材の量産適用、マルチマテリアル構造設計・解析技術、CAE評価技術が競争優位性となる。EV化対応の軽量・低コスト車体構造を提案する。定温物流では高品質冷凍車の一貫生産体制を確立し、BEV用環境配慮型冷凍装置を量産する。電子機器では静電容量無接点方式キーボード「REALFORCE」等の独自技術が強み。EV化、カーボンニュートラル対応、東南アジア市場開拓を成長ドライバーとし、北米・アジアでグローバル展開する。 [本社]東京都中央区 [創業]1935年 [上場]1962年

1. 事業概要と競争優位性

東プレグループは、プレス関連製品、定温物流関連製品、空調機器、電子機器等の製造・販売を主事業とする。当社及び子会社18社、関連会社2社で構成する。

プレス関連製品事業は、国内外で自動車用プレス部品及び金型を製造・販売する。北米(米国、メキシコ)及びアジア(中国、タイ、インド)に海外拠点を展開する。技術的優位性として、冷間1,470MPa材及びホットスタンプ2,000MPa材の超高強度材量産適用拡大、鉄やアルミなど多様な素材を活用した構造設計・解析技術、成形CAE及び衝突CAEの評価技術向上を追求する。これにより信頼性の高い構造提案を行う。当連結会計年度に32,418百万円の設備投資を実施しており、大規模な設備投資とノウハウ蓄積が参入障壁となる。

定温物流関連事業は、冷凍・冷蔵車等を製造・販売する。高品質な冷凍車を一貫生産する独自体制が競争優位性となる。

その他事業では、空調機器及び電子機器を製造・販売する。空調機器部門は塑性加工・送風・ヒートポンプ技術を活かした高性能空調機器を展開する。電子機器部門は静電容量無接点方式による高性能キーボード「REALFORCE」を核とする。独自の静電容量技術が技術的優位性であり、eスポーツ市場や産業用デバイスとしての活用が進む。

2. 沿革ハイライト

1935年4月、東京プレス工業株式会社を設立する。1962年8月、東京証券取引所市場第二部へ上場する。1968年9月、冷凍・冷蔵車業界へ、1970年1月には空調機器業界へ、1983年10月には電子機器業界へ進出し、事業を多角化する。1985年10月、東プレ株式会社に商号変更する。2002年以降、Topre America Corporationなど海外子会社を設立し、グローバル展開を加速する。2022年4月、東京証券取引所プライム市場へ移行する。

3. 収益・成長

当社グループは、2024年度を初年度とする第16次中期経営計画を策定し、2035年の創立100周年に向けた成長戦略を推進する。基本方針は、人材育成、生産手段効率化・技術革新、サステナビリティ実現である。

経営環境は、米中関係緊張、地政学リスク、インフレ長期化、為替変動、原材料価格高騰、人手不足、ESG対応意識の高まりにより不確実性が続く。自動車業界のEV化・マルチマテリアル化、冷凍車業界のカーボンニュートラル・電動車両対応、空調・電子機器業界の省エネ・高付加価値製品需要拡大が主要な動向である。

成長ドライバーとして、事業別戦略を推進する。プレス関連事業では、EV化に対応し、軽量・低コスト・環境配慮型車体構造を提案する。マルチマテリアルによる差別化、リサイクル材製品開発に着手する。定温物流関連事業では、温度管理高度化と電動化ニーズに対応し、BEV用環境配慮型冷凍装置の量産化、FCEV向けモニター拡大、乾燥モード付冷凍装置の機種拡大を進める。東南アジアでの海外市場開拓も推進する。その他事業では、空調機器部門で高性能空調機器の開発・拡販を進める。電子機器部門では「REALFORCE」ブランドのラインナップ拡充、新機能・新デザイン開発、BtoB分野への技術展開を強化する。アナログセンシング技術を応用した新型スイッチ開発や新しい市場開拓も進める。

当連結会計年度の研究開発費は1,486百万円、設備投資額は34,130百万円であり、生産能力強化と技術革新を推進する。

4. 財務健全性

当社グループは「自己資本比率」を経営指標の一つとする。2025年3月期(current)の総資産は371,086百万円、純資産は223,257百万円であり、自己資本比率は約60.16%となる。2024年3月期(prior1)の総資産は365,525百万円、純資産は216,726百万円であり、自己資本比率は約59.29%となる。2023年3月期(prior2)の総資産は339,376百万円、純資産は194,551百万円であり、自己資本比率は約57.32%となる。現金及び現金同等物は2025年3月期で53,997百万円、有利子負債は50,387百万円であり、ネットキャッシュポジションを維持する。自己資本比率は高水準で推移し、財務健全性は高い。

5. 株主還元

2025年3月期(current)の年間配当は85.0円、2024年3月期(prior1)は55.0円、2023年3月期(prior2)は30.0円であり、配当は増加傾向にある。2025年3月期には3,214,800株の自己株式を保有する。

6. 注目ポイント

自動車業界のEV化、マルチマテリアル化への対応力が競争優位性の源泉となる。超高強度材、構造設計・解析技術の進化が重要である。定温物流事業におけるカーボンニュートラル・電動化対応は、環境規制強化の追い風を受け、新たな市場機会を創出する可能性がある。東南アジアでの海外市場開拓も成長を牽引する。電子機器事業の「REALFORCE」ブランドは、BtoC市場でのブランド力とBtoB分野への技術展開により、安定収益基盤と成長機会を両立する。情報セキュリティリスクへの対応強化は、グローバル企業としての持続可能性に不可欠な課題である。IFRSへの適用検討は、国際的な比較可能性向上に資する。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2OJ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
133.6B 8.9倍 0.6倍 0.0% 2,473.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 373.6B 354.9B 290.4B
営業利益 28.6B 22.4B 7.3B
純利益 14.1B 17.1B 10.0B
EPS 278.0 326.7 190.7
BPS 4,338.3 4,161.0 3,640.4

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社0.13%
株式会社日本カストディ銀行0.08%
石井直子0.05%
日本生命保険相互会社0.04%
株式会社りそな銀行0.04%
東プレ取引先持株会0.03%
住友生命保険相互会社0.03%
株式会社みずほ銀行0.02%
三菱UFJ信託銀行株式会社0.02%
GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-09-20三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.22%(1.06%)
2024-09-05株式会社りそな銀行 4.61%(0.42%)
2024-03-04株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.65%(2.94%)
2023-09-22三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.28%+5.28%
2022-05-11株式会社みずほ銀行 0.02%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-10-09TDNetその他東プレ第4回無担保社債の発行に関するお知らせ2,309-2.94%
2024-09-20EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 4.22%
2024-09-05EDINET大量保有株式会社りそな銀行大量保有 4.61%
2024-03-04EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 3.65%
2023-09-22EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 5.28%
2022-05-11EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%