Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

カネソウ株式会社 (5979)

カネソウは、鋳鉄器材、スチール機材、製作金物等の製造販売を手掛ける。建築・防災・都市景観整備・環境・福祉・緑化関連製品・産業用鋳物を展開し、自社ブランド製品を代理店・販売店を通じて提供する。創業時からの「お客様本位」思想に基づく独自の製品開発力、鋳造技術を起点とした多種素材の生産開発力、豊富な品揃え、顧客との長期信頼関係によるブランド価値向上が競争優位性。ISO/JIS認証取得により高品質・高付加価値製品を提供するトップメーカーのひとつと認識する。建築・土木用製品の市場シェア拡大と新市場開拓を成長ドライバーとする。 [本社]三重県桑名市 [創業]1922年 [上場]1997年

1. 事業概要と競争優位性

カネソウは、鋳鉄器材、スチール機材、製作金物等の製造販売を主たる事業とする。当社と販売を担う非連結子会社マイウエア株式会社により構成され、建築・防災・都市景観整備・環境・福祉・緑化関連製品・産業用鋳物を主力製品として、自社ブランド製品を全国の代理店や販売店を通じて国内ユーザーに提供するビジネスモデルを構築する。

競争優位性として、1922年の創業時より「すべてお客様本位」の思想を貫き、顧客ニーズに即応する独自の製品開発を行う。鋳造技術を起点にスチール、ステンレス、アルミ、樹脂、ゴム、木材などの多種素材を取り入れた生産開発力、快適性・安全性・施工性・経済性を追求した豊富な品揃えが強みである。顧客との緻密なコミュニケーションを通じてニーズを深く理解し、価値ある製品やサービスを開発することで、顧客満足度向上と長期的な信頼関係構築を通じたブランド価値向上を追求する。品質保証の国際規格ISO9001、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001、労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格ISO45001の認証を取得し、JIS表示認証も取得する。当社は高品質で付加価値の高い製品を提供するトップメーカーのひとつであると認識する。

研究開発活動では、顧客第一の開発志向と技術・生産・販売の総合連携力をもつ独自性の高い開発体制のもと、新技術及び新素材の分析、ノウハウの構築、保有技術の実用化に向けた新製品開発を行う。建築・防災・都市景観整備・環境・福祉・緑化関連製品・産業用鋳物分野以外の新市場開拓も目指す。主な成果として、火山灰対策用ハイフィルターキャップ、排水ユニット28mm幅トラフVスレンダー、MRI室対応受枠一体型トラフパン、エキスパンションジョイント固定ピン強度向上タイプなどを開発・販売する。既存製品改良では、最新技術・設備導入による生産技術改善で施工性向上や工期短縮に寄与する。これらの技術力と顧客志向が参入障壁を形成する。

2. 沿革ハイライト

1922年2月、桑名市にて創業する。1958年4月に有限会社小林鋳造所を設立し、建設用鋳鉄製品の製造・販売を開始した。1979年10月にカネソウ株式会社を設立し、1981年3月には建設用金属製品の総合メーカーとなる。1996年12月に品質保証の国際規格ISO9001、1997年9月に環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取得する。1997年3月、名古屋証券取引所市場第二部に上場した。2022年2月に創業100周年を迎え、同年4月には名古屋証券取引所メイン市場へ移行する。2023年12月には小型鋳物を製造する新工場を完成させ、2025年1月には労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格ISO45001の認証を取得する。

3. 収益・成長

経営目標として、事業効率を重視し、売上高経常利益率12%以上を確保することを掲げる。原価低減と合理化、生産性向上を図る設備投資により、効率的な経営を目指す。

中長期的な経営戦略として、主要製品である建築・土木用製品の市場シェア拡大と、防災、都市景観整備、環境、福祉、緑化関連製品、産業用鋳物の新製品開発や迅速な製品化を進める。営業拠点の充実による営業力増強、生産性向上や技術開発を通じた経営体質強化を図る。研究開発活動では、建築・防災・都市景観整備・環境・福祉・緑化関連製品・産業用鋳物分野以外の新市場開拓も目指す。当事業年度中に機械加工設備、建物・工場整備工事等に622,518千円の設備投資を実施し、2023年12月には小型鋳物新工場を完成させる。

経営環境は、世界情勢や諸物価の高騰、金融市場の変動が続き、建設関連業界では資材価格上昇や労働市場の逼迫により工事の遅れや見直しも予想される。公共投資や民間設備投資は継続されるものの、需要を捉え市場を開拓し、安定供給体制を整えつつ、新製品開発やサービス提供、生産性向上と原価改善に取り組む。

4. 財務健全性

2025年3月期末の総資産は17,565,367千円、純資産は15,242,536千円である。現金及び現金同等物は1,002,740千円を保有し、有利子負債は0千円と無借金経営を維持する。営業キャッシュフローは1,499,527千円、投資キャッシュフローは1,464,772千円を計上する。

5. 株主還元

2025年3月期の年間配当金は200円である。発行済株式総数は1,440,000株、自己株式は16,400株である。

6. 注目ポイント

主な納入先である建設関連業界の景気変動、資材価格上昇、労働市場の逼迫が業績に影響を与えるリスクがある。販売額の上位20社で7割以上を占めるため、特定の取引先への依存リスクが存在し、新規顧客開拓や新規事業参入によるリスク低減が課題となる。主要原材料である鉄、ステンレス、アルミニウムの国際商品市場相場の変動や、韓国・中国からの海外調達における政治・法環境、経済状況、自然災害等の影響も業績に影響を与える可能性がある。新製品開発では、市場ニーズの的確な予測や知的財産権保護の保証はなく、迅速な製品化体制と情報収集が重要となる。業界内の競争は厳しく、販売価格の低下圧力や競合先と有効に競争できない可能性があり、高品質・高付加価値製品の提供継続が求められる。製品の欠陥、災害、重要な訴訟事件等の発生も業績に悪影響を及ぼすリスクがある。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2G1 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 8.7B 8.7B 8.1B
営業利益 1.1B 1.3B 1.0B
純利益 800M 1.0B 710M
EPS 562.2 731.7 498.6
BPS 10,707.5 10,344.8 9,838.8

大株主

株主名持株比率
小林鋳造有限会社0.26%
小林正和0.22%
小林昭三0.07%
小林誠子0.07%
小林裕和0.07%
榊原靜枝0.03%
神谷布左子0.03%
石川商事株式会社0.02%
株式会社百五銀行0.01%
カネソウ従業員持株会0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-05TDNet決算カネソウ2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2026-01-27TDNet業績修正カネソウ業績予想の修正に関するお知らせ
2025-08-06TDNet決算カネソウ2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)