三浦工業グループは、当社、連結子会社57社及び持分法適用会社4社で構成され、ボイラ及び関連機器等の製造販売・メンテナンスを主事業とする。事業セグメントは国内機器販売、国内メンテナンス、海外機器販売、海外メンテナンスの4つ。蒸気ボイラ、水処理機器、メディカル機器、食品機械、ランドリー機器、燃料電池、環境分析装置など、熱・水・環境分野で多岐にわたる製品群を提供する。
競争優位性は、独自の技術力に基づく製品開発力と、顧客との強固な関係を基盤としたメンテナンス事業にある。研究開発では、カーボンニュートラル(CN)へ向けた水素ボイラやアンモニア燃焼技術を推進する。ガス焚き主力機種SQ-CSシリーズは、ボイラ効率を98%から99%へ向上させ、O2フィードバック制御(特許取得)を搭載し、e-methane等への燃料変更にも調整なしで対応可能とする。発電効率63%の世界最高レベル高効率燃料電池システムを商品化し、CO2排出量削減と災害時のレジリエンス強化を実現する。知的財産権としての特許取得を重視する。
ビジネスモデルの質は、機器販売に加え、ZMP(有償保守管理)契約や点検契約を通じたメンテナンス事業が収益基盤を支えるストック型収益構造を持つ。新IoTプラットフォーム「+i Portal」やMEIS CLOUDで顧客設備管理をIoTで合理化・高度化し、顧客のスイッチングコストを高め、長期的な顧客ロックイン構造を構築する。
三浦工業は1927年12月に精麦・精米機の製造・販売のため三浦製作所として創業する。1960年10月に小型貫流ボイラの製造を開始し、事業の主軸を確立する。1970年4月に現在地(愛媛県松山市堀江町)に本社を移転する。1982年12月に大阪証券取引所市場第二部に、1984年12月に東京証券取引所市場第二部に株式を上場する。1987年6月にはMIURA BOILER CO., LTD.(カナダ)を設立し、海外展開を開始する。1989年2月にはオンラインメンテナンス業務を開始し、サービス事業を強化する。2022年4月には東京証券取引所のプライム市場へ移行する。近年では、2024年4月にCERTUSS GmbH(ドイツ)、同年5月にThe Cleaver-Brooks Company, Inc.(米国)の全株式を取得するなど、M&Aによるグローバル展開を加速する。
当社グループは「熱・水・環境の分野で、環境に優しい社会、きれいで快適な生活の創造に貢献する」を企業理念に掲げ、企業価値の最大化を目指す。中期経営計画では「スーパーメンテナンス会社」を目指し、国内では独自技術によるトータルソリューションを、海外では「熱プロバイダー」として人的投資、拠点網拡充、従業員教育を強化する。
成長ドライバーは、脱炭素社会実現に向けた環境規制の追い風と、新製品・新サービスの開発、グローバル展開、M&A戦略である。国内では「トータルソリューション」提案活動を推進し、水素ボイラやアンモニア燃焼技術の開発を進める。海外では環境規制や環境負荷低減に伴うボイラの提案、省エネ提案営業を強化する。メンテナンス事業は人財育成に注力し、有償保守契約の取得件数増加や再契約率向上に努める。グローバル展開のスピードアップのため、海外での他社との協業やM&Aも積極的に進める。
中期計画として、2028年3月期に売上収益300,000百万円、営業利益36,500百万円を目標とする。研究開発費は当連結会計年度で4,560百万円を投下する。
2025年3月期(current)の総資産は439,572百万円、純資産は204,146百万円である。現金及び現金同等物は55,251百万円を保有する。有利子負債は114,529百万円であり、前連結会計年度末の0百万円から増加した。これは主にThe Cleaver-Brooks Company, Inc.及びCERTUSS GmbHの買収に伴うものである。自己資本比率は約46.4%であり、財務基盤は健全性を維持する。
当社グループは、いかなる市場環境のもとでも利益を着実に拡大することが企業価値増大と株主利益向上につながると考え、さらなる営業利益の増加とROE13%以上を経営目標とする。2025年3月期の年間配当は61.0円であり、継続的に増加する。
三浦工業は、ボイラを核とした熱・水・環境分野における独自の技術力と、メンテナンスを基盤とするストック型ビジネスモデルにより、高い競争優位性を確立する。特許取得のO2フィードバック制御を搭載した高効率ボイラや、発電効率63%の世界最高レベル高効率燃料電池システムなど、脱炭素社会の実現に貢献する新製品開発に注力する。IoTプラットフォーム「+i Portal」による顧客設備管理の高度化は、顧客のスイッチングコストを高め、長期的な収益安定化に寄与する。
成長戦略として、グローバル展開とM&Aを積極的に推進し、海外市場でのプレゼンスを拡大する。直近の大型M&Aは有利子負債の増加をもたらしたが、事業規模と市場シェアの拡大を図る。今後の課題は、M&Aによるシナジー効果の最大化、原材料価格の変動、人財確保、新商品開発の不確実性といったリスクへの対応である。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 403.7B | 13.1倍 | 1.5倍 | 2.3% | 3,222.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 284.5B | 268.7B | 266.5B |
| 営業利益 | 32.6B | 30.9B | 30.6B |
| 純利益 | 28.5B | 27.6B | 26.5B |
| EPS | 246.3 | 238.7 | 234.6 |
| BPS | — | 2,101.4 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口) | 0.14% |
| ダイキン工業株式会社 | 0.05% |
| 株式会社伊予銀行 | 0.05% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.04% |
| 株式会社愛媛銀行 | 0.04% |
| ミウラグループ従業員持株会 | 0.03% |
| 愛媛県 | 0.03% |
| 公益財団法人三浦教育振興財団 | 0.03% |
| いよぎんリース株式会社 | 0.03% |
| MISAKI ENGAGEMENT MASTER FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-19 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 5.12 | |
| 2024-10-22 | キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | 4.9 | |
| 2024-03-25 | キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | 6.15 | |
| 2023-11-22 | キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | 5.11 | |
| 2023-06-07 | フィデリティ投信株式会社 | 4.67 | |
| 2023-03-23 | フィデリティ投信株式会社 | 6.06 | |
| 2023-02-07 | フィデリティ投信株式会社 | 7.28 | |
| 2022-12-19 | 株式会社いよぎんホールディングス | 7.6 | |
| 2022-06-17 | JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 | 4.27 | |
| 2022-06-03 | JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 | 5.4 | |
| 2022-04-05 | JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 | 5.45 | |
| 2022-03-18 | JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 | 5.45 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-19 | TDNet | Holding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | — | — | ||
| 2025-07-25 | TDNet | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-07-25 | TDNet | buyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2024-10-22 | TDNet | Holding change by キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | — | — | ||
| 2024-03-25 | TDNet | Holding change by キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | — | — | ||
| 2023-11-22 | TDNet | Holding change by キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | — | — | ||
| 2023-06-07 | TDNet | Holding change by フィデリティ投信株式会社 | — | — | ||
| 2023-03-23 | TDNet | Holding change by フィデリティ投信株式会社 | — | — | ||
| 2023-02-07 | TDNet | Holding change by フィデリティ投信株式会社 | — | — | ||
| 2022-12-19 | TDNet | Holding change by 株式会社いよぎんホールディングス | — | — | ||
| 2022-06-17 | TDNet | Holding change by JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 | — | — | ||
| 2022-06-03 | TDNet | Holding change by JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 | — | — | ||
| 2022-04-05 | TDNet | Holding change by JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 | — | — | ||
| 2022-03-18 | TDNet | Holding change by JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 | — | — |