Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社リブセンス (6054)

株式会社リブセンスはインターネットメディア事業を展開する。主力はアルバイト求人「マッハバイト」、転職口コミ「転職会議」、ITエンジニア転職「転職ドラフト」、不動産情報「IESHIL」。マッハバイトは祝い金と費用対効果、転職会議は口コミ情報、イエシルは独自データと機械学習を競争優位性とする。知的成果物と優秀な人材が競争優位の源泉。求人関連事業への売上依存度88%。新規事業開発やM&Aを成長ドライバーとし、インターネット広告市場の拡大を享受する。インターネットメディア事業は参入障壁が低いが、一部事業は許認可を要する。 [本社]東京都港区 [創業]2006年 [上場]2011年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社リブセンスは、インターネットメディア事業の単一セグメントを運営する。主力サービスは、アルバイト求人サイト「マッハバイト」、転職口コミサイト「転職会議」、ITエンジニア向け転職サービス「転職ドラフト」、不動産情報サービス「IESHIL(イエシル)」である。

「マッハバイト」は、求人広告掲載企業には費用対効果の高さ、求職者には採用決定時の「祝い金」贈呈という双方に利用メリットの高い成功報酬型サービスを提供する。「転職会議」は、サイト会員による企業の評判・口コミ情報と求人情報を提供し、転職者の企業選択をサポートする。口コミ情報の蓄積は、ネットワーク効果とコンテンツ優位性を生み出す。「転職ドラフト」は、年収提示型スカウトや人材紹介を通じてITエンジニアの転職を支援する。「イエシル」は、独自データと機械学習を活用し、物件の価格推移、参考相場価格、災害リスク、住環境データ等を提供する。連結子会社フィルライフは無料アドバイスサービスを提供し、不動産取引をサポートする。独自データ活用と機械学習による技術的優位性が競争力の源泉となる。

当社グループは、経営理念「幸せから生まれる幸せ」のもと、コーポレート・ビジョン「あたりまえを、発明しよう。」を掲げ、社会が潜在的に必要とする新しい“あたりまえ”の実現を目指す。知的成果物(アイディア、仕組み、ソースコード)が競争優位を創出すると認識し、プロフェッショナル人材の獲得・育成に注力する。

インターネットメディア事業は参入障壁が低い競争環境にあると認識するが、一部事業は許認可を要する。

2. 沿革ハイライト

2006年2月、株式会社リブセンスを設立し、同年4月、アルバイト求人サイト「ジョブセンス(現 マッハバイト)」のサービスを開始する。2011年12月、東京証券取引所マザーズ市場へ株式上場し、翌2012年10月には市場第一部へ市場変更する。2015年8月には不動産情報サービス「IESHIL(イエシル)」、2016年2月にはITエンジニア向け転職サービス「転職ドラフト」のサービスを開始し、事業領域を拡大する。2023年10月、東京証券取引所スタンダード市場へ移行する。

3. 収益・成長

当社グループの主たる収益は求人関連事業によるものであり、2024年12月期の売上高に占める求人関連事業の売上高比率は88%と高い依存度を示す。経営指標としてEBITDAとROICを重視し、フリーキャッシュフローの持続的かつ効率的な増加と企業価値向上を目指す。

中長期的な経営戦略として、既存事業の収益基盤強化に加え、ブランド強化、新規収益源の創出に取り組む。新規収益源の創出においては、社内での新サービス・新規事業開発に加え、M&Aも選択肢とする。面接最適化クラウド「batonn」などの新規プロダクト開発を進める。インターネット広告市場は拡大傾向にあり、TAM拡大の恩恵を受ける可能性がある。

4. 財務健全性

当社グループは高い財務健全性を有する。2024年12月期末の現金及び現金同等物は3,925,678千円を計上する。有利子負債は9,800千円と極めて低い水準にあり、総資産4,941,740千円に対し純資産4,207,207千円であり、自己資本比率は85.1%と非常に高い水準を維持する。

5. 株主還元

株主還元に関する具体的な方針や実績の記載はない。市場からの評価向上を課題と認識し、フリーキャッシュフローの増加および適切な水準での資本コストの維持・低減を推進する方針を示す。

6. 注目ポイント

当社グループが属するインターネットメディア事業は、参入障壁が低い競争が激しい状況にある。求人関連事業への売上高依存度が高い(88%)ため、新規事業の立ち上げが計画通りに進まない場合、事業ポートフォリオの分散が進まず、求人関連事業の変動が業績に大きく影響を与える可能性がある。

成功報酬型ビジネスモデルにおける不正行為リスク、特定の検索エンジンからの集客依存リスク、技術革新への対応遅れリスクが存在する。M&Aや業務提携を通じた事業拡大も戦略の一つであるが、当初見込んだシナジー効果が発揮されないリスクも存在する。

持続的な成長のための収益力強化と継続的な事業投資、適切な事業ポートフォリオの管理、組織の強化を課題として認識し、取り組む。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VGRK | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.4B 16.9倍 0.8倍 121.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 6.3B 5.7B 4.8B
営業利益 109M 485M 284M
純利益 197M 716M 538M
EPS 7.2 26.1 19.6
BPS 152.2 145.2 122.4

大株主

株主名持株比率
村上 太一0.50%
桂 大介0.10%
株式会社SBI証券0.03%
楽天証券株式会社0.02%
五味 大輔0.02%
GMOクリック証券株式会社0.01%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%
川原 裕也0.01%
日本証券金融株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-12-25村上 太一 48.64%--
2025-09-18桂 大介 9.58%--
2025-07-11村上 太一 48.64%(0.02%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-25EDINET大量保有村上 太一大量保有 48.64%117+0.00%
2025-12-22TDNet人事リブセンス来期役員体制に関するお知らせ118+0.00%
2025-12-17TDNetその他リブセンス(開示事項の経過)特別利益(投資有価証券売却益)の発生に関するお知らせ116+0.86%
2025-11-26TDNetその他リブセンス従業員に対する譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了及び一部失権に関するお知らせ120+0.00%
2025-11-21TDNet業績修正リブセンス特別利益(投資有価証券売却益)の発生見込みおよび業績予想の修正ならびに役員報酬の減額に関するお知らせ118+0.85%
2025-09-18EDINET大量保有桂 大介大量保有 9.58%139-1.44%
2025-08-21TDNetその他リブセンス従業員に対する譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ139+0.00%
2025-07-11EDINET大量保有村上 太一大量保有 48.64%148-0.68%